Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

Drogger スピードセンサー

Droggerのセンサーに新しくスピードセンサーが加わりました。今回はこのスピードセンサーを紹介*1します。

正確なスピードの記録は想像以上に有用で、エンジンやパーツの比較、ライディングの違いによるコーナー速度や最高速比較などをとてもわかり易く行うことができます。

スピードセンサーはホイールに取り付けたマグネットと磁気センサーで回転速度を計測しスピードを計算します。計測サイクル50Hz*2の高精細なログ記録が可能です。

(AndroidのGPSだと1Hz(1秒に1回更新)、データロガー用のGPSのほとんどは10Hz以下です。ホイールに3つのマグネットの場合、時速約25Km/h以上で10Hz以上のパルスを生成します)

特徴

  • 高分解能 (0.3Km/h)
  • スピード計算専用CPUを内蔵
  • 最高速度 17インチ 380Km/h 12インチ 310Km/h
  • 1ホイール当りマグネット3個
  • 軽量・強力マグネット (1個 0.3g)
  • マグネット・センサー間距離はゆとりの25mm
  • 前後ホイール同時計測可能
  • A/F・T1・T2・T3いずれかの空いているコネクターに接続可能

アプリの設定

ホイールの回転速度からマシンスピードを計算するために、事前にアプリでタイヤ外周長の設定します。マグネットは基本3個ですが、低速なコースなどでレスポンスを上げたい場合は6個まで増やすことが可能です。

タイヤ外周長は平らなところでマシンを押し、タイヤを一周させてその距離を測ってください。

[入力]の設定でセンサーを接続したコネクターから[フロントホイールスピード]を選択します。(リアホイールの場合はリアホイールスピード)

取り付け

マグネット

追加情報 (2018/10/23)
推奨するマグネットの取付位置を、ホイールリムからハブ部に変更いたしました。一部の車両(タイヤ)でタイヤのビードワイヤーが強い磁気を帯びている場合があり動作が不安定になることが判明いたしました。
このようなタイヤによる不安定を防止するためビードから遠いアクスルに近い位置を推奨します。

マグネットは円筒形(Φ3 × 6 mm)で長手方向の両端がS/N極です。取付方向にS/N極の向きどちらでも構いませんが、すべて同じ向きにホイールのハブ部またはディスクプレートホルダーに取り付けます。

同じ向きにするために、マグネットを棒状に3個くっ付けてそれぞれの先端にマーキングをします。マーキングがホイールの回転方向に対して同じ向きになるようにしてください。また、マグネット長手方向がホイール外周に沿うような向きにします。

  • 取り付けはエポキシ接着剤またはテープなどで絶対に外れないように強固に行ってください。
  • テープの場合は遠心力で取れないようにガムテープ等でマグネット全体を包むようにしっかりと張り付けてください。
  • ディスクプレートホルダーに取り付ける場合は、熱の問題を避けるために、可能な限りアクスルに近く温度が高くなりにくい場所に取り付けてください。

センサー

マグネットは非常に強力で、センサーまで約25mmの距離を取ることができます。ステーなどを使ってマグネットに対して図のような向きになるように取り付けてください。 マグネットの長手方向とケーブルの取り出し方向が同じ向きです。下図のように検出部がマグネットから25mm以内になるように取り付けてください。

2018/04/09 追加情報
検出部とマグネットの距離ですが、ホイール手回しで検出できるぎりぎりまで遠ざけてから数ミリ近づけた辺りが最も安定して検出できます。25mmは無視していただきそのように調整してください。
距離が近すぎる場合、S/Nそれぞれの極で検出してしまい、高いスピードを示してしまうことがあります。

本体ユニットとの接続は、A/F・T1・T2・T3のいずれかのコネクターに接続します。

よくあるトラブル

磁気を帯びたブレーキディスク

センサーをブレーキディスク板のある側に取り付けた場合、ディスク板が磁化されていて正しく動作しない場合があります。

ディスク板が磁化されているかどうかは、方位磁石(100円ショップ等で購入可)を使って調べることができます。以下は磁気を帯びてしまっているディスクの動画です。

youtu.be

次の動画は、消磁器を使って先ほどのディスクの磁気を除いたものです。ディスクを外さずに行ったためわずかに磁気が残っています。通常この程度であれば問題ありません。

youtu.be

磁気を帯びたバランスウェイト

最近のバランスウェイトは鉄製のものがあります。(鉄製は磁石に着きます)ブレーキディスクと合わせてバランスウェイトも磁気を帯びていないか確認を行ってください。

注意!!

  • マグネットをブレーキディスクに吸着させるだけの固定は絶対に行わないでください。マグネットを高温(約300℃)にさらすと磁力が無くなり飛散する恐れがあります。
  • マグネットは強力ですので、磁気カード・パソコン・携帯電話・医療機器・その他電子機器などに近づけないように注意してください。

スピードセンサーでさらにDroggerを楽しんでいただけたらと思います。

Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

DG-PRO1RWS | ZED-F9P搭載 | 2周波 RTK-GNSS | Bluetooth5.0
¥69,800 (税別 BizStationサイト)
u-blox ZED-F9P GNSSモジュール搭載 2周波 RTK-GNSSレシーバ 。受信チャンネル数184 GPS みちびき(4機フル対応) GLONASS BeiDou Galileo 同時受 ...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
DG-PRO1RWS | ZED-F9P | 2周波 RTK
¥69,800
(税別 BizStationサイト)
u-blox ZED-F9P GNSSモジュール搭載 2周波 RTK-GNSSレシーバ ...

*1:この記事は製品の紹介記事であって取扱説明書ではありません。ご使用の際は必ず取扱説明書をお読みください

*2:本体ユニットのリビジョンが 6.32且つ T1 T2 T3への接続の時のデータの更新頻度は10Hzです。本体ユニットをお送りいただくことで6.34へリビジョンアップ(3,000税・送料込)できます。

Drogger RPM(回転数)信号の取り方

Droggerを接続する際に、車種別に異なるのがRPM(回転数)信号の取り方です。今までいくつか紹介してきましたが、まとめたものをご案内*1します。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

接続先の種類

回転数を示す信号には以下のものがあります。また合わせて使用するDroggerのケーブル型番を示します。

番号 種類 ケーブル型番 形式 電圧 パルス数/回転
1 パルサー(クランクシャフトポジションセンサー) SG001 アナログ 10 ~ 100V 1 ~ 24
2 CDIから出るタコメータ用パルス信号 SG001 デジタル 5~12V 1~2
3 ECUから出るタコメータ用パルス信号 SPHRCD デジタル 5~10V 1~2
4 ECUから出るCAN信号 - - 5V -
5 イグニッションコイル1次側信号 SG001 +SG001-1 アナログ 12 ~ 400V 0.5 ~ 2

以上5種類ありますが、この中で「 ECUから出るCAN信号」はDroggerに接続することはできません。

接続先の決め方

車種によって適切な接続方法がありますので順に説明します。取り付け車種の仕組みに合わせて適切な方法を選択してください。

パルサー

インジェクション、キャブ車を問わずほとんどの車種で、パルサーからの取得が可能です。パルサーは、クランクシャフトポジションセンサーやCKPなど別の名前で呼ばれることもありますが仕組みなどはほぼ同じものです。

仕組みはローターなどに設けられた突起とセンサーによってパルスを誘電します。多くの場合突起の数が1回転あたりのパルス数になります。キャブ車の場合あまり正確なクランクポジションを必要としないため突起は1~2個程度です。 インジェクション車の場合は 9~24個と数が多くなります。 ケーブルは標準で付属するIGケーブルを使用します。

IGケーブル

Droggerは10~100Vで36個までのパルサーに対応できます。(この範囲にないものはほとんどありません)

CDIから出るタコメータ用パルス信号

この信号はNSF100やNSF250などHONDAの電気式の丸形12V駆動のタコメータ用のものです。通常3極のWPCコネクターでタコメータに接続されています。 ケーブルはパルサーと同様に標準で付属するIGケーブルを使用できます。

NSF100でこの信号の出ていないCDIを使用している場合は、パルサーから取ってください。

ECUからのタコメータ用パルス信号

ECUからタコメータへのRPM信号
インジェクション車の場合ECUからタコメータ用パルス信号が出ているものがあります。配線図やマニュアルで確認できます。これがある場合はここから取るのが一番正確で安全です。

追加情報 (2021/06/30)
この方法は、最新のCAN通信のECUでは使えないことが多いため、SPIJCケーブルは廃盤となりました。代わりにパルサーから取る方法に統一したいと思います。

ケーブルは、SPIJCを使用します。 GROMについてはデータロガーコネクターに、SPHRCDを使ってワンタッチで接続できます。

ただ、最新のインジェクション車では複雑な配線を簡素化するために、タコメータへの回転数信号が、CAN(Controller Area Network)による通信で行われるものが出てきています。この場合はインジェクション車であってもタコメータ用パルス信号は出ていません。その場合はパルサーから取るようにします。

イグニッションコイル1次側信号

CDIやフルトランジスタ点火からイグニッションコイルの1次側信号を回転数の信号として取ることができます。

ケーブルは標準で付属するIGケーブルに、SG001-1 IGコイルプライマリーアダプター介して使用します。

IGコイルプライマリーアダプター

レーシングカートなどでパルサーと点火制御が一体化していてパルサー信号を取れない場合はこの方法で接続します。1次側信号は非常に高電圧ですので必ず、IGコイルプライマリーアダプターを介して接続してください。また、接続はコネクタや半田付け絶縁処理をしっかりと行うようにしてください。電圧が高いのでノイズが出ないようにしっかりとした配線が必要です。

ECUから出るイグニッションコイルの1次側信号も取ることができますが、2回転で1パルスのものが多く正確さに欠けるうえにノイズの問題もありますのでお勧めしません。

接続方法

接続はHRC車のWPCコネクター接続できるものを除いて、すべて車両の配線を分岐して行います。分岐の際はコネクターや半田付けを行いしっかりとした絶縁処理をしてください。接触不良や絶縁不良があるとノイズや誤動作の原因になります。

パルサー

パルサーの信号は2本で、うち1本はGNDに繋がっていますので、もう一方を+信号と呼びます。(正確には交流ですので+ -はありません)

+信号の配線色は車両ごとにことなりますので、それぞれの配線図で確認します。

パルサー IGケーブル
+信号
ボディーアース

パルサーの信号は、CDI等に接続されていますが、そこでの電力消費が大きい場合正側の波形が乱れ、正しくパルスを幅を測定できないことがあります。そのような場合は灰色・黒色の線を逆に接続し、負側の波形を利用するようにします。Droggerは半波のみ使用しますのでこのような対応が可能です。

CDIから出るタコメータ用パルス信号

この信号は、WPC3Pコネクターから分岐を取ります。

WPC3Pコネクター IGケーブル

ECUからのタコメータ用パルス信号

この信号は、ECUからメータユニットの間のどこかで分岐をとります。多くの場合、配線の束ですので専門の技術が必要です。不慣れな方は専門家にお願いするほうが良いかと思います。

HRC GROMは、SPHRCDを使えばカプラーを挿すだけで接続できます。RPM・12V電源・スロットルポジションが接続されます。

SPHRCD

イグニッションコイル1次側信号

接続方法は、パルサーの場合と同様に行います。DroggerのIgnコネクターにIGコイルプライマリーアダプターを接続し、それにIGケーブルを接続します。

車種別一覧表

すでに確認している車種の一覧表です。同じ車種で複数の方法がある場合もあります。 また、年式は確認時のものであって前後する年式でも同様なものもあります。

メーカー 年式 車種 接続先 配線色 電圧 パルス数/回転 備考
HRC ALL NSRmini NS50R パルサ 青/黄 100 2
HRC ALL NSF100 パルサ 青/黄 25 1 タコ出力のないCDIの場合
HRC ALL NSF100 CDI 12 1 WPC3Pコネクタ
HRC ALL NSF250 ECU 12 1 WPC3Pコネクタ
HRC/HONDA ALL GROM 4 5 パルサ 青/黄 25 9
HRC ALL GROM 4 5 ECU 黄/緑 5 2 WPC4Pデータコネクタ
HRC ALL CBR250R パルサ 青/黄 未確認 未確認
HRC 2017 CBR250RR パルサ 青/黄 未確認 未確認
HRC 2007 CBR1000RR パルサ 黄/緑 未確認 未確認
HRC 2009-2013 CBR1000RR パルサ 未確認 未確認 未確認
HRC CBR600RR ECU 黄/緑 5 2
HONDA ALL NSR50/80/NS50 etc パルサ 青/黄 100 2
HONDA ALL XR100モタード パルサ 青/黄 25 1
YAMAHA YZ85 IGコイル1次側 未確認 1 橙-黒 GND-灰接続
YAMAHA CygnusX パルサ 黒/青 20 11
YAMAHA YZF-R125 パルサ 20 11
YAMAHA 2017 YZF-R6 パルサ 灰(Gy) 未確認 未確認
YAMAHA 2015 YZF-R1 パルサ 灰(Gy) 未確認 22
KAWASAKI 2014 Ninja1000 ECU 赤/黄 10 2

注意事項

  • DroggerのリビジョンがRev1の場合HRCデータロガー用ハーネスは使用できません。ロガーユニットのアップグレードプログラムをご検討ください。
  • YZF-R1・CBR250RRなど突起の数が12個以上のパルサーに接続する場合は、リビジョンがRev3以上でなければなりません。Rev1・Rev2の場合はファームウェアのアップデートが必要です。ファームウェアのアップデートはビズステーションまで本体を送りいだたく必要があります。

事例記事

過去に書いた具体的な事例です。

drogger.hatenadiary.jp

drogger.hatenadiary.jp

drogger.hatenadiary.jp

Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

*1:この記事は製品の紹介記事であって取扱説明書ではありません。ご使用の際は必ず取扱説明書をお読みください

セッティングデータの記録

f:id:bizstation:20180129131254p:plain

Droggerアプリは、ロギングしたデータにセッティングデータを追加できます。追加する情報をタグと呼んでいます。データに付けるラベルのようなものです。

後でデータを見たときに、状況やセットの内容がわかってとても便利です。 アプリガイドには記載がありますが、結構多くの方が知らずにいらっしゃる様ですので改めてご紹介します。 是非使ってみてください。

タグの追加方法

  1. データの一覧画面を表示します。
  2. 追記したいデータを長押しします。 f:id:bizstation:20180129144513p:plain
  3. アクションバーの鉛筆マークをタップします。タグ一覧が表示されます。
  4. 右上の + (プラス)マークをタップします。
  5. 追加する項目リストから追加した項目を繰り返し選択します。 f:id:bizstation:20180129132036p:plain
  6. 入力ダイアログが表示されたら、値を入力して[OK]をタップします。
  7. 入力した値が追加されたタグ一覧が表示されます。 複数の項目を入力したければ手順3以降を繰り返し行ってください。

さらに詳しい内容はアプリガイドのタグ機能をご覧ください。

便利なタグのマージ機能

便利なタグのマージ機能は、本日公開のアプリより追加された新機能です。

概要

毎回の走行データにすべてのデータを記録するのは面倒です。そこで、その日の朝一番のデータにのみ詳しい情報を記録し、それ以降のデータには変更した部分のみ記録します。

この状態でタグのマージ(結合)を行うと、変更したタグに加えて前のデータから変更の無いデータを引き継いで表示できます。

トップの画像はマージした状態のものです。以下はマージ前の状態です。 f:id:bizstation:20180129133459p:plain

同じ項目、例えば「メインジェット」を走行ごとに変更した場合は、より新しい情報で上書きしていきます。

マージされるのは、同じ日の同じ場所のデータです。異なる場所や異なる日のデータはマージされません。

マージのやり方

データの一覧画面のアクションバーにある[MARGE TAGS]f:id:bizstation:20180129134040p:plainをタップします。マージしない状態に戻すには[UNMARGE TAGS]をタップします。

マージするも解除するのも、とても簡単です。

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

Drogger インジェクション車への取り付け

f:id:bizstation:20171220161115j:plain

追加情報 (2021/06/30)
最新のインジェクション車に対応する最新の記事をご覧ください。 drogger.hatenadiary.jp
追加情報 (2018/02/16)
接続方法をまとめた記事を作成しました。まずはこちらを優先してご覧ください。 drogger.hatenadiary.jp

Drogger Rev2ではインジェクション車への接続性が大幅にアップしました。

主な改良点は次の2つです。

  • ECU (エンジンコントロールユニット) からのTacho 5Vパルス信号に対応
  • スロットルポジションセンサーへの影響改善

(Rev1の方もご安心ください。ともに対応アダプターを用意しています。) この改善で、ECUからTacho・スロットルポジションの信号を直接入力できるようになります。

この2つのを生かしてインジェクション車への接続を、Ninja1000を使って説明します*1。ちなみにこのNinja1000は町乗り用です。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

信号の種類

おさらいですが、Droggerでインジェクション車の信号に接続するのは以下の4つです。

  • 12V電源
  • GND(アース)
  • Tacho信号
  • スロットルポジション

SPIJC インジェクションハーネスは廃盤になりました。わかりに最新のインジェクション車に対応する最新の記事をご覧ください。
Droggerのケーブルはこれらをまとめて接続できる、SPIJC インジェクション車用ハーネスを使います。(Rev1用はSPIJCREV1です)

このハーネスはDrogger側用に3つのコネクターが出ていて、Thr・Power・Ignコネクターに接続します。 f:id:bizstation:20180124104148j:plain

接続先の調べ方

上記の4つの信号はどれもECU への入力か出力ですので、すべてECUのコネクター部かその先の配線から取ります。

HRCレース車両またはレースベース車

HRCのレース車両やレースベース車の場合はとても簡単です。

先ほどの4つの信号が1つのコネクタ(DATA LOGGER)として最初から装備されています。下図はHRC GROMのものです。 f:id:bizstation:20171220153528j:plain

配線図によってはDATA LOGGERと書いていないものもあります。下図はCBR1000RRのものです。スロットルポジションセンサーの信号が繋がっているWPC4極のカプラを探して、残りの線が12V・GND・Tachoかどうか追いかけると簡単に見つかります。 f:id:bizstation:20171220153655j:plain 尚、レースベース車の一部は4極のコネクターとして出ない場合もあるようです。その場合は以下のその他の車両と同様です。

その他の車両

ECUのどのピンが何の信号かはサービスマニュアルで調べることができます。下図はNinja1000のものです。 f:id:bizstation:20171220133638j:plain

Tacho信号の詳細確認

サービスマニュアルを見ると、Ninja1000の場合Tachoメータ信号は 5Vでなく 10V で1回転あたり2パルスのようです。 f:id:bizstation:20171220134316j:plain

インジェクション車用ハーネスのTacho入力は 5Vから12VまでのDCパルスに使用できます。(この範囲であればほとんどすべてのECUに対応と言って良いかと思います。これを超える電圧を使う理由はほぼ無いので)

回転あたりのパルス数はアプリ側で設定します。

f:id:bizstation:20171220161847p:plain

接続

HRCレース車両またはレースベース車

HRCのDATA LOGGERコネクターの受け側コネクタの付いた専用のハーネス(SPHRCD)を用意しています。カプラを挿すだけで接続完了です。

その他の車両

接続先がわかればあとは接続するだけですが、市販車ですとECUにたどり着くまでにシートやカウルなど取り外す部品が結構あります。

また、ECUのコネクタ部は配線の束で分岐を取るのは配線の知識と技術を要します。慣れない方は専門の方にお願いしたほうが良いかも知れません。

今回は、接続テストでしたので安全ピンを差し込んで簡易的に信号を取りました。実際にエンジンをかけて動作している様子です。 (すみません。このときはまだスロットルポジションは未接続です)


Drogger on Ninja1000

まとめ

Droggerはインジェクション車のECUへの信号で、配線の技術が要りますが容易に接続できます。

HRC車両でDATA LOGGERコネクタを装備したマシンであれば、カプラを挿すだけで接続できます。

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

*1:この記事は製品の紹介記事であって取扱説明書ではありません。ご使用の際は必ず取扱説明書をお読みください

スロットルポジションセンサーへの接続の影響と対応

GROM スロットルポジションセンサー

ECUの噴射マップの作成ではA/F値とともに、スロットルポジションセンサーによるアクセル開度の取得が不可欠ですが、今回はスロットルポジションセンサーへの接続の影響と対応について書きたいと思います。

2022/11/2追記
新しいロガーユニットSL002ではA/F・Thポートにアンプが内蔵されました。これにより、スロットルセンサーをロガーユニットにそのまま接続可能になっています。TPセンサーアンプは不要です。

GROMのスロットルポジションセンサーにDroggerを接続した際に問題が発生しました。

なぜGROMで出たのかと言いますと、多くのトップライダーは良い燃料噴射のために、練習時にはスロットルポジションとA/F値などをロギングしマップの修正などをされています。しかし、GROM CUPのレギュレーションは車両に接続しての電気的な情報取得は禁止されているため、レース時はロガーなどを取り外さなければなりません。

ここで問題になったのがロガー接続時の車両への影響です。もし、影響があると練習時に作成したマップが本番時にロガーを外すためにずれてしまう可能性があります。 ずっと付けたままの場合はさほど問題はないのですが。

センサーのしくみ

スロットルポジションセンサーは簡単に言うと抵抗ボリュームです。抵抗値は、GROMの場合、両端で5KΩ、全閉760Ω、全開4.4KΩ位です。両端に5Vを掛けて抵抗の変化を電圧値として読み取っています。

ロガーやECUなど負荷の接続による影響

スロットルポジションセンサーの出力に、例えば入力抵抗が10KΩのロガーやECUなど負荷を接続すると全開時には4.4KΩと10KΩの抵抗を並列に接続したことになります。

そうすると、本来であれば4.4KΩのはずが負荷によって、 1/(1/4400+ 1/10000) = 3055.6Ω に変化します。全閉時も同様に 1/(1/760 + 1/10000) = 706.3Ωになります。 理想は入力抵抗が無限大であることで、それに近いほど変化は少なくなります。上記の10KΩを1MΩで計算し直すと、

  • 全閉 1/(1/760 + 1/1000000) = 759.4Ω
  • 全開 1/(1/4400 + 1/1000000) = 4380.7Ω

となって1MΩほどであればほとんど影響しなくなることが分かります。

尚、このような負荷の影響大きくでるセンサーはDroggerに接続するものではこのスロットルポジションセンサーだけです。

ECUの学習

ECUは、スロットルポジションセンサーの出力電圧によって、アクセル開度を読み取ります。 しかし電圧変動やセンサーのばらつき・スロットルボディー誤差などによって、同じスロットル開度でもその値は必ずしも一定ではありません。

そこで通常ECUは、個体差を吸収するために全閉時や全開時の実際の値を記憶しそれに基づいて計算するようになっています。これがいわゆるスロットルポジションの学習です。 なので、ロガーによる影響が多少あっても、接続後にECUのリセットや再学習などを行うことで通常は問題ではなくなります。

Droggerでの対応

2017/12/20にRev2をリリースしますが、Rev2ではThrコネクターの入力抵抗が変更になっています。そのためRev1とRev2以降に分けて説明します。

Rev1 または影響を最小限にする必要のある車両

Drogger Rev1のThrコネクターの入力抵抗はおおよそ10KΩで、スロットルポジションセンサーの出力に多少の影響があります。Rev1をお使いの場合は接続後にリセットや再学習をお勧めします。

また、リセットや再学習が困難な場合に影響を低減するスロットルポジションセンサー用のアンプアダプターをご用意しました。GROM CUPなどのために影響が問題になる方はこれをお使いいただければと思います。

TPセンサーアンプ

TPセンサーアンプは本体ユニットのThrコネクターと外部センサーケーブルの間にワンタッチで取り付けできます。

以下はアダプターの効果です。アダプターを介してDroggerに接続した場合とセンサー単体(無負荷)での電圧の差を確認しました。スロットルポジションセンサーはGROMの新品スロットルボディーを使用しています。画像の赤いクリップのところでDroggerへの接続とセンサー単体を切替えています。

スロットルOFF (2つの画像の赤いクリップのところのピンを見てください)

Droggerに接続
未接続

スロットルフルオープン(2つの画像の赤いクリップのところのピンを見てください)

Droggerに接続
未接続

スロットルOFF、フルオープンのどちらも全く影響しないことがわかります。

SL002 (2022/11/2以降)

2022/11/2追記
新しいロガーユニットSL002ではA/F・Thポートにアンプが内蔵されました。これにより、スロットルセンサーをロガーユニットにそのまま接続可能になっています。TPセンサーアンプは不要です。

SL001 Rev2以降 (2017/12/18以降)

Sl001 Rev2からはThrコネクターの入力抵抗はおおよそ1MΩになりました。ほぼ何の影響もなく接続いただけます。 ただし車両によっては上記のTPセンサーアンプが必要な場合があります。

Rev2でTPセンサーアンプを使用する場合は、本体ユニットのThrコネクターではなくA/Fコネクターを使用します。 その際同時にA/Fを接続する場合はThrコネクターを使用してください。すなわちTPセンサーアンプを使用する場合はThrとA/Fコネクターを入れ替えて使用します。(Thrコネクターにはアンプに必要な電源が供給されないため、電源のあるA/Fコネクターを使用します。)

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

ライディングデータパターン

エンジン回転数とサスペンションのグラフを見慣れてくるとそのパターンからライディング操作がわかるようになってきます。 Droggerの開発中に気付いたグラフパターンを実際のデータを使って紹介します。

パターンがわかるようになるとグラフがコース上のどの位置なのかがわかるようになります。 よく区間タイムを知りたいという話がありますが、それはどこが速くてどこが遅いか知りたいということかと思います。2つのラップを比べると同じ操作に時間のズレが出てくるのがわかるようになります。この時間のズレで、どこが速くてどこが遅いかが区間タイムより細かく比較することができます。

また、セッティングやパーツの良し悪しの比較なども行うことができます。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

エンジン回転数

エンジン回転数グラフからわかる内容を説明します。これはミッション車でのものです。(スクータなどオートマチック車を除きます)

マシンをバンクさせる

アクセルを開けながらバンクさせるとタイヤ径が小さくなって後輪トルクが上がり回転上昇角度が大きくなります。タイヤの偏平率が大きいほど顕著に出ます。

f:id:bizstation:20171115181635p:plain
桶川新コース1コーナー

マシンを起こす

アクセルを開けながらバイクを起こしていくと、タイヤ径が大きくなって後輪トルクが下がり回転上昇角度が小さくなります。

f:id:bizstation:20171115182642p:plain
白糸最終コーナー立ち上がり

切り返し

加速途中の切り返しは、「マシンを起こす」と「マシンをバンクさせる」が順に見られます。

f:id:bizstation:20171115182942p:plain
白糸4コーナー切り返し

シフトアップ

シフトアップすると急激に回転が下がります。

f:id:bizstation:20171115183420p:plain
白糸9コーナー手前
シフトアップの際に、アクセルを戻さずにした場合は、クラッチを切った瞬間一瞬回転が上がってから大きく下がります。ライダーによってアクセルを戻すタイプと戻さないタイプに分かれます。
f:id:bizstation:20171115183905p:plain
アクセルを戻さずシフトアップ

シフトアップ時間計測

回転上昇が止まったポイント、またはクラッチを切ったポイントから回転が上昇するまでの時間からシフトアップに要した時間がわかります。 通常、アクセルを戻さずにシフトアップすると回転上昇までの時間がかかるようになります。

f:id:bizstation:20171115185213p:plain
シフトアップ時間計測

シフトダウン

シフトアップすると急激に回転が上がります。減速を伴うため通常比較的小さな山になります。減速してからシフトダウンしている場合といきなりシフトダウンしているかなどもわかります。

f:id:bizstation:20171115185620p:plain
白糸3コーナー2速落とし

半クラッチ

半クラッチはコーナー後の加速開始部分でよく使われますが、上昇が急激でその後平に近い盛り上がったカーブになります。

半クラッチは、多用するライダーとそうで無いライダー、またその大きさをはっきりと読み取ることができます。

f:id:bizstation:20171117121646p:plain
半クラッチ

ファイナル選定

グラフから最高回転数や、コーナーでの最低回転数などがわかります。エンジンの特性などと合わせてファイナルを決める重要な値です。

f:id:bizstation:20171115191404p:plain
白糸SP100 15-38 最高回転数(8コーナー手前)
f:id:bizstation:20171115191540p:plain
白糸SP100 15-38 最低回転数(3コーナー)

速度比較

クラッチを握らず同じファイナルであれば、回転数が高い方がより速い速度です。特にコーナーでは、バンク角も増えタイヤ径が小さくなってより回転数が上がります。下図はタイムが良かった時と、そうで無いときのコーナーでの回転数の比較です。このデータからタイムアップには1コーナーでの速度が重要なのがわかります。

f:id:bizstation:20171115192059p:plain
白糸1コーナー SP100 15-38

加速性能比較

エンジンやパーツ・セッティングの変更など行った際の性能比較は、回転上昇角度で行います。ストレートなどバイクがバンクせず単純に加速するポイントで行いましょう。下図はマフラーの比較で、マフラーBのほうが回転の上昇角度が大きく加速が良いことがわかります。(シフトアップ回転数も異なっています)

f:id:bizstation:20171117105904p:plain
生駒バックストレートマフラー比較

サスペンションストローク

サスペンションの動きはライダーの操作がそのまま表れてきます。特に操作のタイミングはライダーによって異なってきます。

以降のグラフには、減速などをわかり易くするためエンジン回転数も一緒に載せておきます。

ヘアピンなどの減速するコーナーリング

ブレーキング

フロントブレーキを握るとするとフロントサスペンションが沈みます。フロントブレーキを握る強さとサスのダンパーの強さで沈み込みの角度(時間)が変わってきます。ただ、ダンパーの強さよりもフロントブレーキの握り方の要因の方が大きく出ます。 リアサスペンションは伸びます。マシンが直立状態であればあるほどリアへの加重が小さくなり伸びが大きくなります。

f:id:bizstation:20171117114236p:plain
生駒 1ヘアブレーキング

フロントブレーキリリース

フロントブレーキを離すとサスペンションが伸び始めます。上図の右側の白い線のあたりです。

旋回開始

本格的な旋回の始まりは、ブレーキング中に開始されていてリアが伸びたところから沈みはじめたあたりになりますが明確なものではありません。 加速に移行するにはある程度リアが沈まないとアクセルを開けにくくなります。リアを沈めるにはフロントブレーキのリリースが必要になってきます。十分に沈むと加速に入れるようになります。

ブレーキをリリースしてから加速し始めるまでの時間は俗に「転がす」と呼ばれます。回転数のデータと合わせて転がしている時間を計測できます。

f:id:bizstation:20171117120405p:plain
転がし区間

加速

加速開始はフロントは大きく伸びはじめ、リアは沈みます。そのあとマシンが起きあがるとリアが伸びてきます。

f:id:bizstation:20171117115248p:plain
加速開始ポイント

切り返し

切り返しはマシンがふわっとなって、フロントもリアもともに伸びてから沈みます。回転数からの判断とも一致しています。

f:id:bizstation:20171117122451p:plain
白糸4コーナー切り返し

開けながらの高速コーナー

開けながらの高速コーナーはフロントもリアも共にコーナーリングGによって沈みます。

f:id:bizstation:20171117122826p:plain
桶川新コース1コーナー

ギャップ

ギャップや荒れた路面では、上記操作に伴う動きは異なる細かな上下動が発生します。細かな上下動がギャップかどうか判断するのは難しいですが、異なる周回を重ねて毎回同じようなところで発生するものは、ギャップの確立が高くなります。 ダンパーを強くしたり弱くしたりすることで上下動を小さくできる場合があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回紹介したのはかなりざっくりとしたものです。フロントサスペンションの沈み込み速度やさらに細かな動きなどもっと詳しく知っていくことも可能かと思います。

最後に、サスペンションはどういう風に動けばいいの?と聞かれることがあります。自分なりの答えですが、自分で感じたフィーリングを踏まえてデータを見る。何かセッティングを変更してまた比べる。そしてまた感じたものとデータを比べる。これを繰り返すことでデータとフィーリングをマッチさせていく。 データとフィーリングがマッチしてくればデータを見たときにどういう方向にセッティングを振れば良いのかがわかるようになってくるのではないかと。

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

仲間同士でデータを共有しよう

f:id:bizstation:20171031203220p:plain サーキット走行は仲間でワイワイするときも楽しいですね。「2ヘアがうまく行かないんだけどどうやって走ってる?」とか。「8コーナーでリアが沈まない気がするだけど固いのかなー?」といった感じで。

友達もDroggerを使っているようでしたら、その場でデータを共有してお互いの違いを比べられます。スマホ2台並べて見比べなくて済みます。(テスト中はいつもやってました。( ;∀;))

Drogger用のAndroidはSIMが入っていない場合がほとんどでしょうし、サーキットにはWiFiも無い。でも大丈夫ですDroggerはBluetoothでデータ共有が簡単にできます。Bluetoothを使うのでSDカードやパソコンなんかもいりません。

それから、Droggerのユニットを持っていない方でもアプリは無料でダウンロードできます。チーム監督・彼女・友達・もう一台の自分のスマホなんかに転送するのもいいですね。

ではDrogger同士でのデータ共有手順を説明します。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
Drogger |モータースポーツ|データロガー
¥18,800~
(税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスストローク・A/F・スロットル|...

概要

  • データの共有は必ず一方が受信側で相手が送信側です。
  • データは複数まとめて送れます。
  • 必要なのはBluetoothだけです。アプリもDroggerだけ。
  • 事前にスマホ同士をペアリングしておいても良いし、してなくても実行時にペアリングされます。
  • 高速です。15分のデータで7秒位。
  • 受信したデータは自分のデータと同じようにグラフを見たりタグを付けたりできます。

手順としては受信側の準備ができたら送信を行います。

端末間通信を行う際は、DG-PRO1のBluetooth接続を切りDrogger本体ユニットの電源を切ってください。効率よく通信できるようになります。


受信側の操作手順

手順の中でペアリングの許可を求められましたら、許可をタップしてください。

  1. データの一覧画面にします。
  2. メニューからデータ受信をタップします。
    f:id:bizstation:20171031192134p:plain
    データ受信
  3. 「アプリが120秒間他の...」と確認が出ますので許可をタップします。
    f:id:bizstation:20171031192131p:plain
    許可
  4. これから受け取るファイルが、自分のデータと区別できるようにするための入力が求められます。
    通常は友達の名前をアルファベットで入れると良いと思います。例 masuda
    f:id:bizstation:20171031192123p:plain
    友達の名前入力
    あとは、送られてくるのを待つだけです。
    f:id:bizstation:20171031192221p:plain
    受信完了

送信側の手順

手順の中でペアリングの許可を求められましたら、許可をタップしてください。

  1. データの一覧画面にします。
  2. 送りたいデータを長押しします。
    f:id:bizstation:20171031192214p:plain
    データ選択
  3. 複数ある場合は他のデータをタップしてチェックを付けます。
  4. メニューからデータ送信をタップします。
    f:id:bizstation:20171031192210p:plain
    送信メニュー
  5. 送り先デバイスに友達のスマホの機種名が表示されますので、それをタップします。
    f:id:bizstation:20171031192205p:plain
    送信先の選択
    あとは、送信が完了するのを待つだけです。
    f:id:bizstation:20171031192302p:plain
    データ送信

f:id:bizstation:20171031192218p:plain
送信完了
とっても簡単です。是非使ってみてください。

比較の仕方

受け取ったデータは、別のデータ(セッション)ですのでただ開いただけでは自分のデータと比べられません。 データをまたいで比較する方法は、アプリガイドの異なるデータセッションのグラフ比較を参照してください。

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/