Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

ギアポジションセンサーなどのソフト改良

ギアポジションセンサー、今回はこれを中心にソフトウェア(Ver 1.2.52)の細かな改良を紹介します。

ギアポジションセンサー

これは、物理的なセンサーではなくソフトウェアのセンサーです。スピードとエンジン回転数、ギア比、タイヤ外周からギアポジションを計算して表示します。 f:id:bizstation:20180501143256p:plain:w600

計算に使うスピードは、GPSとスピードセンサーの両方に対応します。スピードセンサーの方が更新頻度が高いため、より高速に反応します。ロードコースや町乗りなどの場合は、GPSでも問題ありませんが、カートコースなどではスピードセンサーが必要です。スピードセンサーが接続されている場合は自動的にそれを優先して使用します。

ギアポジションはスピードとエンジン回転数によるため、半クラッチ状態やオーマチック車などは正しく計算されませのでご了承ください。

センサー設定

ギアポジションセンサーを有効にするための設定を説明します。

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項目 説明
1次減速比 マシンの仕様諸元を見ながらそのままの値を入力してください。
トランスミッションの減速比 マシンの仕様諸元を見ながらそのままの値を入力してください。
2次減速比 スプロケットで調整するいわゆるファイナルです。 14-40でしたら 40/14 = 2.8571 といったように計算した値を入力します。
半クラッチを多用する 半クラッチを多用する場合はチェックをつけてください。これを使用すると判定のタイムラグが少し大きくなります。

減速比の入力は項目が多いのですが一度入力すれば済みます。しかし、複数のマシンでアンドロイドを共有されている場合は都度変更するのはとても面倒です。そこで、これらの設定に名前をつけて保存し、簡単に復元する機能を追加しました。次項の「コースとマシンによる設定切替」をご覧ください。

コースとマシンによる設定切替

Droggerのアプリが成長するにつれて設定項目が増えてきました。それに伴いコースやマシンが変わった時は設定変更が大変です。そこで、現在の設定値にマシン名とコース名をつけて保存できるようにしました。同時にその名前で簡単に戻すことができます。 (コース名とマシン名に使用できる文字は、アルファベットとハイフンのみです。大文字小文字は区別されません。)

復元は[保存済み設定の管理]で行えます。また、保存済みの設定の削除も可能です。

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設定項目は以下の4種類に分類することができます。

  1. マシンに依存するもの
  2. コースに依存するもの
  3. マシンとコースの両方で決まるもの
  4. 上記とは基本的に関係ないもの

今回の追加機能は、1 ~ 3のものについてそれぞれ以下のように分けて保存されます。分けることで、マシンやコースの設定を使いまわすことができます。

1 マシン依存の項目

項目
回転パルス
ホイールスピード
ギアポジション - 1次減速比
ギアポジション - トランスミッションのギア比
ストロークセンサー
グラフスケール最大値 - ストローク
グラフスケール最大値 - 回転数
グラフスケール最大値 - 温度
インジケータ - 油温
インジケータ - 水温

2 コース依存の項目

項目
自動セッション区切り
ラップタイム - センサータイプ
ラップタイム - コースマグネットセクター数

3 マシンとコースの両方で決まる項目

項目
ラップタイム - 最小ラップタイム
ラップタイム - 最大ラップタイム
ギアポジション - 2次減速比
グラフスケール最大値 - 速度
インジケータ - シフトアップ回転数

マシンとコースの両方で決まる項目は、復元の際に初めての組み合わせで保存されていないことがあります。その場合、設定がない旨のメッセージが出ますので、上記5項目のみ設定してください。

スピードセンサーノイズフィルター

先月発売したスピードセンサーですが、コースなどの環境にある磁場に反応したり、センサーとマグネットの距離の調整具合により、異常値を検出することがあります。グラフで見ると、突起状の形状が上下どちらかに出ています。

ノイズフィルターはこれらをソフトウェアによって除去します。 通常はフィルターはONで問題ありませんが、センサー位置などを調整する際には無い方が都合が良い場合があります。そのような時は、[設定]-[スピードセンサー]-[ノイズフィルターを無効]をチェックにすることで無効にできます。 f:id:bizstation:20180501174758p:plain:w600

ロック画面の上に表示

タコメータのあるメータ画面が出た状態でスリープになったとします。その後電源を入れると、ロック画面ではなくすぐにメータ画面を表示するようにしました。これでわざわざロックを解除する必要なくすぐに走行を開始できます。

尚、パスワードやパターンなどでセキュアなロックの場合、メータ画面以外のセッションリストや設定を表示しようとするとロック画面が表示されます。

Bluetooth接続の維持

従来メータ画面以外の表示や画面スリープの際にBluetooth接続を切断していましたが、切断されなくなりました。これにより、接続状態が維持され、メータ画面に戻るとすぐにReadyになります。

ロギングやGPSは、従来と同じくメータ画面以外の表示や画面スリープで停止します。これにより、ムダなログの記録や電源消費をせずに、使い勝手を向上させました。

尚、本体ユニットの電源OFF、アプリの終了、本体ユニットとAndroidの通信距離外などの場合は従来と同じくBluetoothは切断され、使用時に再接続されます。

強制的にBluetooth接続を切りたい場合は、本体ユニットの電源を切るか、アプリのメイン画面(タコメータのある画面)でバックボタンにてアプリを終了してください。ホームボタンの場合は、アプリはバックグラウンドで待機状態となるためBluetoothは切断されません。

エンジン停止による画面ライト強制ONの解除

メーター表示では、走行中に画面がスリープして見えなくならないように、常に画面ライト強制ONにしています。 新しいバージョンでは、エンジンが指定時間停止したら、画面ライト強制ONを解除するようにしました。ピットに戻ってエンジンを停止すれば、自然にAndroidがスリープするようになります。従来はAndroidの電源を切る必要があり、切り忘れると電池を消費してしまっていました。

時間の設定は[自動ログOFF時間]で行います。

エンジン始動によるAndroid自動ON (Wakeup機能)

Androidがスリープした状態で、エンジンを始動すると自動でAndroidの電源を自動でONにする機能です。 この機能はまだテスト段階ですがソフトウェアにはすでに組み込まれました。作動に以下の条件があります。

  1. 本体ユニットファームウェア Ver 6.35以上。
  2. 本体ユニットの電源は常にONでBluetooth接続を維持できる状態であること。
  3. エンジンが停止した状態でAndroidがスリープになること。
  4. Androidがスリープになる際に、アプリと本体ユニットがBluetooth接続された状態であること。(バックグラウンドでの動作でもOK)

実際にAndroidの電源が入るまでに数秒のタイムラグが発生することがあります。Android内で、メモリー確保のためにDroggerが自動終了された場合などは作動しないことがあります。

タコメータの右側表示

[設定]-[タコメータ]-[右側に配置する]で、従来左側のタコメータを右側に表示できるようにしました。

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Android 8と雨天用スクリーンロックについて

Android 8はOSの仕様が変更になったため、雨天用スクリーンロックを行ってもナビゲーションバーだけはロックできなくなりました。そのため、ナビゲーションバーに水滴が当たることで別の画面になってしまったりすることが発生します。

Android 8を雨天時に使用する場合は、雨天用スクリーンロックとともに、ナビゲーションバー部分を厚手のテープを貼るなどして物理的に水滴ガードが必要です。Android 7.1以下の場合は、雨天用スクリーンロックだけで完全にガードできます。

このAndroid 8の仕様には問題があるとGoogleに報告を挙げておりますが、今のところ今後については不明です。ただ、非常に多くのベンダーが問題として挙げていますので変わることに期待したいと思います。

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