Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

Drogger 走りに集中 快適術

Droggerを快適につかうためのノウハウ集です。Droggerは多機能計測器で様々なセンサーを持ちます。1つ1つ確実に動作することでライディングやマシン性能に役立つ貴重なデータを取ることができます。

本来は、確実な動作のために何のノウハウや注意も必要ないものが理想です。しかし、現実はそこまでに至っていません。過去の経験から得たノウハウを共有できればと思います。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
¥18,800~ (税別 BizStationサイト)
ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
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Drogger |モータースポーツ|データロガー
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導入

Android機種選び

  • スマホは京セラ DIGNO E or F or Gがいい。ポイントは、丈夫、明るい、防水、濡れても使える、安価。
  • タブレットは、画面が暗いものが多い。選択の際には要注意!
  • SIMは不要。自宅やテザリングでWiFIが使えればOK。

Android設定

  • 節電機能はOFFにする。有効にするとGPSが使えなくなったりする。
  • 明るさは最大にする。
  • 使わないアプリは徹底的にアンインストールする。できないものは無効にする。電話なども不要。Google PlayとGoogle Play開発者サービスは残す。
  • 不要なBluetoothのペアリングはすべて削除する。ペアリングが少ないほど接続性が良くなる。
  • セキュリティーは無効に。スライドロックもなしにする。電源ONですぐ使える。
  • 画面の回転は有効にする。
  • 必要な時以外はWIFIはOFFにする。Bluetoorhと同じチップで動作するのでBluetoorhの動作を邪魔することがある。
  • 位置情報の[スキャン]で[WiFiのスキャン]と[Bluetoothのスキャン]は共にOFFにする。

電源

  • 本体ユニットの電源は朝から夕方まで入れっぱなしにする。エンジン始動でスマホを自動ONできる。Bluetooth接続を待つ必要もなくなる。
  • 車体12Vから取る際は、バッテリーじかに接続しスイッチ1つを入れておく。朝スイッチON、夕方スイッチOFF。
  • 12Vで、エンジン始動時(セルによる)電圧降下が大きく切断されるようなら、モバイルバッテリーにする。
  • モバイルバッテリーは、Anker PowerCore+ miniを推奨。
  • または小電力対応のモバイルバッテリーを使う
  • 小電力対応のモバイルバッテリーか調べる方法
    1- 電源以外のコネクター(センサー)をすべて外す。DG-PRO1を分岐ケーブルで接続する。
    2- メータ画面でメニューからレースモードを有効にする。
    3- Readyになったら10分待つ。10分間Readyを継続できればOK。"Device gone"になるならNG。
    4- レースモードをOFFに戻す.
  • DG-PRO1を一緒に使うと消費電力が上り、小電力対応でないバッテリーも使えるようになることが多い。
  • 遠征用に13000mA位の2口モバイルバッテリーを用意する。スマホと本体用のバッテリーの両方を2回は充電できる。Anker PowerCore 13000
  • 推奨バッテリーが満充電されていれば、朝から夕方まで本体ユニット+DG-PRO1の電源を入れたままで十分持つ。

取付

スマホ

モバイルバッテリー

  • モバイルバッテリーのUSBコネクターはぐらぐらしないように固定する。振動で接触不良する。これは快適に使う最重要項目。
新製品の耐振モバイルバッテリーホルダーを是非ご利用ください。
接触不良やコネクター破損を防止します。
https://www.bizstation.jp/ja/drogger/img/sbh001_a4.png
詳細はこちら

本体ユニット

  • できれば本体ユニットのLEDが見えるようにする。接続状態がすぐにわかる。 DG-PRO1も同様。
  • 使用しないコネクターは必ず防水キャップを挿しておく。

磁気ラップセンサー

  • 磁気ラップセンサーは3mm厚の棒状アルミ板でステーを作る。鉄はNGグラグラもNG

赤外線ラップセンサー

  • 赤外線ラップセンサー受光部に直射日光や反射日光が当たらないようにフードを付ける。日光は強力な赤外線でセンサーはまぶしくて信号が見えなくなる。

ストロークセンサー

  • ストロークセンサー受光部に 直射日光や反射日光が当たらないようにフードを付ける。日光は強力な赤外線でセンサーはまぶしくて信号が見えなくなる。
  • 対象物がフェンダーなど光沢があるものは太陽光を反射する。白いガムテープなどを張ると良い。

スピードセンサー

  • マグネットはホイールハブに付ける。センサーはグラグラしないように固定する。

赤外線発光器の設置

  • 赤外線発光器は可能であれば南に向けて設置する。赤外線ラップセンサーは北向きになるので日光を受けづらくなる。

DG-PRO1

  • DG-PRO1はなるべく高い位置にケーブルを下にして垂直に金属から3cmは離して取り付ける。ステーは樹脂の板を使う。

アプリ

日頃のメンテナンス

  • ステム部のハンドルストッパーにセンサーケーブルなどを挟まないように処理する。
  • アンダーカウルにネジや工具が転がっていないか確認する。それらがあると磁気ラップセンサーが誤動作する。
  • 抵抗入りプラグとキャップを使う。抵抗なしプラグでは、ほぼ100%正常動作しない。
  • CDIの故障や点火系の断線、余計な配線などの状態では正常動作しない。
  • センサーやケーブルがショートすると保護回路で電源が切れる。すべてのセンサーを外し、1つづつ挿して確認していく。

走行前日の準備

  • Wi-Fiにつないで、Google-PlayからDroggerとDrogger-GPSのアップデートをする。最新はより改善され不具合などが解消される。
  • モバイルバッテリーを充電する。
  • スマホを満充電にする。
  • 遠征なら遠征用モバイルバッテリーを充電する。

前回とは違うコースを走行するとき

  • 使用するラップセンサーがLapポートに挿してあるか確認する。
  • 使用するラップセンサーが[設定]-[ラップタイム]で指定されているか確認する。
  • 最小区間タイムの値を設定する。
  • [設定]の内容を(コースとマシンに合った設定かどうか)確認する。
  • Wi-Fiにつないで、明日行くコースの走行データをみておく。特に走行ラインを表示しておくと地図がダウンロードされるので、コースでWi-Fiなしに地図が表示できる。

走行前

  • DG-PRO1を使う場合は、メーター中央のDG-PRO1インジケータがグリーンか確認する。
  • 決勝レースは、メータ画面でメニューからレースモードを有効にする。サイティングラップなどが無視され正確なラップ数が表示される。選手紹介などがあっても電源OFFになったりしない。

Enjoy with Drogger!

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/