Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

Drogger スピードセンサー

Droggerのセンサーに新しくスピードセンサーが加わりました。今回はこのスピードセンサーを紹介*1します。

正確なスピードの記録は想像以上に有用で、エンジンやパーツの比較、ライディングの違いによるコーナー速度や最高速比較などをとてもわかり易く行うことができます。

スピードセンサーはホイールに取り付けたマグネットと磁気センサーで回転速度を計測しスピードを計算します。計測サイクル50Hz*2の高精細なログ記録が可能です。

(AndroidのGPSだと1Hz(1秒に1回更新)、データロガー用のGPSのほとんどは10Hz以下です。ホイールに3つのマグネットの場合、時速約25Km/h以上で10Hz以上のパルスを生成します)

特徴

  • 高分解能 (0.3Km/h)
  • スピード計算専用CPUを内蔵
  • 最高速度 17インチ 380Km/h 12インチ 310Km/h
  • 1ホイール当りマグネット3個
  • 軽量・強力マグネット (1個 0.3g)
  • マグネット・センサー間距離はゆとりの25mm
  • 前後ホイール同時計測可能
  • A/F・T1・T2・T3いずれかの空いているコネクターに接続可能

アプリの設定

ホイールの回転速度からマシンスピードを計算するために、事前にアプリでタイヤ外周長の設定します。マグネットは基本3個ですが、低速なコースなどでレスポンスを上げたい場合は6個まで増やすことが可能です。

タイヤ外周長は平らなところでマシンを押し、タイヤを一周させてその距離を測ってください。

[入力]の設定でセンサーを接続したコネクターから[フロントホイールスピード]を選択します。(リアホイールの場合はリアホイールスピード)

取り付け

マグネット

追加情報 (2018/10/23)
推奨するマグネットの取付位置を、ホイールリムからハブ部に変更いたしました。一部の車両(タイヤ)でタイヤのビードワイヤーが強い磁気を帯びている場合があり動作が不安定になることが判明いたしました。
このようなタイヤによる不安定を防止するためビードから遠いアクスルに近い位置を推奨します。

マグネットは円筒形(Φ3 × 6 mm)で長手方向の両端がS/N極です。取付方向にS/N極の向きどちらでも構いませんが、すべて同じ向きにホイールのハブ部またはディスクプレートホルダーに取り付けます。

同じ向きにするために、マグネットを棒状に3個くっ付けてそれぞれの先端にマーキングをします。マーキングがホイールの回転方向に対して同じ向きになるようにしてください。また、マグネット長手方向がホイール外周に沿うような向きにします。

  • 取り付けはエポキシ接着剤またはテープなどで絶対に外れないように強固に行ってください。
  • テープの場合は遠心力で取れないようにガムテープ等でマグネット全体を包むようにしっかりと張り付けてください。
  • ディスクプレートホルダーに取り付ける場合は、熱の問題を避けるために、可能な限りアクスルに近く温度が高くなりにくい場所に取り付けてください。

センサー

マグネットは非常に強力で、センサーまで約25mmの距離を取ることができます。ステーなどを使ってマグネットに対して図のような向きになるように取り付けてください。 マグネットの長手方向とケーブルの取り出し方向が同じ向きです。下図のように検出部がマグネットから25mm以内になるように取り付けてください。

2018/04/09 追加情報
検出部とマグネットの距離ですが、ホイール手回しで検出できるぎりぎりまで遠ざけてから数ミリ近づけた辺りが最も安定して検出できます。25mmは無視していただきそのように調整してください。
距離が近すぎる場合、S/Nそれぞれの極で検出してしまい、高いスピードを示してしまうことがあります。

本体ユニットとの接続は、A/F・T1・T2・T3のいずれかのコネクターに接続します。

よくあるトラブル

磁気を帯びたブレーキディスク

センサーをブレーキディスク板のある側に取り付けた場合、ディスク板が磁化されていて正しく動作しない場合があります。

ディスク板が磁化されているかどうかは、方位磁石(100円ショップ等で購入可)を使って調べることができます。以下は磁気を帯びてしまっているディスクの動画です。

youtu.be

次の動画は、消磁器を使って先ほどのディスクの磁気を除いたものです。ディスクを外さずに行ったためわずかに磁気が残っています。通常この程度であれば問題ありません。

youtu.be

磁気を帯びたバランスウェイト

最近のバランスウェイトは鉄製のものがあります。(鉄製は磁石に着きます)ブレーキディスクと合わせてバランスウェイトも磁気を帯びていないか確認を行ってください。

注意!!

  • マグネットをブレーキディスクに吸着させるだけの固定は絶対に行わないでください。マグネットを高温(約300℃)にさらすと磁力が無くなり飛散する恐れがあります。
  • マグネットは強力ですので、磁気カード・パソコン・携帯電話・医療機器・その他電子機器などに近づけないように注意してください。

スピードセンサーでさらにDroggerを楽しんでいただけたらと思います。

Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

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*1:この記事は製品の紹介記事であって取扱説明書ではありません。ご使用の際は必ず取扱説明書をお読みください

*2:本体ユニットのリビジョンが 6.32且つ T1 T2 T3への接続の時のデータの更新頻度は10Hzです。本体ユニットをお送りいただくことで6.34へリビジョンアップ(3,000税・送料込)できます。