スタティックやキネマティックなど後処理では、RINEX形式のデータが使用されます。
このデータをソフトウェア間でやり取りするにはRINEXファイルと拡張子について知る必要があります。
RINEXの種類
スタティックやキネマティックで使用するのは2種類です。
- 観測データ
- 衛星軌道情報
衛星軌道情報は、衛星群ごとに別々のファイルにする場合と、混合(MIXED)の2種類があります。
RINEXのフォーマット
RINEXファイルはテキスト形式です。拡張子が何であってもそれがRINEXファイルであればメモ帳で開けば文字として読むことができます。
RINEXのファイル拡張子
ファイル名の 最後の.(ドット)から後ろを拡張子と呼びます。通常拡張子はファイルの種類を示しますが、RINEXの場合は一般的なルールから逸脱しています。
.24oなどといったもので24は年を示します。このように拡張子に変化するものが含まれているためです。
しかしながら、最後の文字だけは一貫しています。
- o は観測データ
- n g j qは衛星軌道情報
(n:GPS g:GLONASS l:Galileo q:QZSS)
国土地理院の電子基準点データの命名規則
https://terras.gsi.go.jp/ftp_about.html
拡張子いずれも o n g j qの前にyy 2桁の西暦がつきます。 2024年のデータでは xxxxxx.24o といった拡張子になります。
Drogger Processorでのファイル名規則
Drogger Processorの[データ]メニュー[フォルダーをエクスプローラーで開く]をクリックすることで保存されたデータにアクセスできます。
このファイルは直接編集しないでください。編集は別のフォルダにコピーした上で行ってください。
RAWデータから変換されたRINEX
Drogger ProcessorでRAWデータをインポートすると2つのRINEXファイルが生成されます。
- 観測データ (.OBS)
- MIXED 衛星軌道情報 (.NAV)
MIXEDでない衛星軌道情報ファイルが欲しい場合はどこでも良いので電子基準点と解析します。それにより分離された衛星軌道情報ファイルがダウンロードされます。
ダウンロードした国土地理院の電子基準点データ
ダウンロードしたデータは以下のような2桁の西暦のない拡張子に変更されて保存されます。
- 観測データ (.OBS)
- 衛星軌道情報 n g j qの後ろに navを付加 例 : nnav
観測データは OBSを24oに、衛星軌道情報はnnavは 24nなどに替えることで、電子基準点データの命名規則と同じにできます。