Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

DG-PRO1をAgriBus-NAVIで使う

f:id:bizstation:20190301113954p:plain

今回は、農業情報設計社さんのAgriBus-NAVIGPSとしてDG-PRO1を使用する方法を説明します。

通常のGPSを利用するAndroidアプリはLocation情報のみを取得して動作しますが、AgriBus-NAVIの場合はレシーバーからの詳細なメッセージ(NMEAメッセージ)を必要とします。

DG-PRO1のアプリDrogger-GPSはアプトプットとしてLocation情報のみ提供していましたが、AgriBus-NAVIに合わせてNMEAメッセージも出力するように改良いたしました。(Version 1.6.30より)

Drogger-GPSアプリをVersion 1.6.30以降に更新いただくことでDG-PRO1をAgriBus-NAVIでご利用いただけます。

しくみ

NMEAメッセージをAgriBus-NAVIが取得するには、以下の2つの方法が用意されています。

  1. 直接AgriBus-NAVIがレシーバーとNMEAメッセージをBluetoothで通信する。
  2. 内部ポート経由(TCP通信)でNMEAメッセージを受け取る。

今回Drogger-GPSの改良では、両方の方法で行えるようにいたしました。

追記 2019/3/6
Bluetooth接続完了後にアプリ(AgriBus-NAVI)を起動できるようになりました。2つの方法をご紹介しますが、2番目の「内部ポート経由(TCP通信)でNMEAメッセージを受け取る」の方が便利に使えます。

方法1 AgriBus-NAVIで直接DG-PRO1に接続する

この方法は一見シンプルなのですが、AgriBus-NAVIからはDG-PRO1の高度な機能の設定を行うことができません。また、DG-PRO1の設定はバックアップ電池(数時間のみバックアップ)が切れると初期状態に戻ってしまいます。(また、Drogger-GPSのデフォルトではDG-PRO1のNMEAは無効に設定されます)

対応したアプリでは、以下の手順で接続を行うことで10Hz以上の高更新レートやA-GNSS,・SBAS・BeiDou・Galileoの利用などすべての機能を利用することができます。

  1. 最初にDrogger-GPSでDG-PRO1に接続します。
  2. 接続時にA-GNSSの適用や機能の設定が適用されます。
  3. DG-PRO1のNMEAを有効にしてから、Drogger-GPSのサービスを停止とBluetoothの切断を行います。この状態でDG-PRO1の電源を切るまでは、設定内容が維持されます。
  4. この後AgriBus-NAVIからDG-PRO1に接続します。

方法2 内部ポート経由でDrogger-GPSからAgriBus-NAVIにNMEAを送信する

この方法は、Bluetoothの接続はすべてDrogger-GPSで行います。そして、 内部ポート経由でDrogger-GPSからAgriBus-NAVIにNMEAを送信します。

この方法の場合は、Drogger-GPSとAgriBus-NAVIを一緒に動作させます。Drogger-GPSですべてを管理できますので、自動再接続機能やロギングなどDrogger-GPSの機能を100%そのまま利用できます。

設定

設定の前に、DG-PRO1の説明書通りにDrogger-GPSのインストールと設定を終えていることが前提です。

ここでは上記に加えて行うことを、方法別に説明します。

方法1 AgriBus-NAVIで直接DG-PRO1に接続する場合

  1. AgriBus-NAVIを起動します。
  2. 左下のギアマークのアイコンをタップし設定を表示します。
  3. [GNSS位置情報取得元:]をタップして[Bluetooth接続型GNSSを使用]を選択し[OK]をタップします。f:id:bizstation:20190301114508p:plain
  4. [AgriBus-G+/Bluetooth GNSSの接続]をタップし「Drogger-GPS」を選択します。f:id:bizstation:20190301114523p:plain
  5. [直前の画面に戻る]をタップし設定を終了します。
  6. AgriBus-NAVIを終了します。

この方法の場合Drogger-GPSの特別な設定はありません。

方法2 内部ポート経由でDrogger-GPSからAgriBus-NAVIにNMEAを送信する場合

  1. AgriBus-NAVIを起動します。
  2. 左下のギアマークのアイコンをタップし設定を表示します。
  3. [GNSS位置情報取得元:]をタップして[内部ポート通信]を選択し[OK]をタップします。f:id:bizstation:20190301114604p:plain
  4. [TCPホスト & ポート設定]をタップし[localhostを使用する]にチェックを入れ、[TCPポート番号]に 8620と入力し、[OK]をタップします。f:id:bizstation:20190301114613p:plain f:id:bizstation:20190301114628p:plain
  5. [直前の画面に戻る]をタップし設定を終了します。
  6. AgriBus-NAVIを終了します。

続いてDrogger-GPSの設定をします。

  1. Drogger-GPSを起動します。
  2. アクションバーのギアマークをタップし設定を開きます。
  3. [NMEAデータ出力]をタップし、[出力サービスタイプ]から[TCPクライアント]を選択します。
  4. [ホスト (Name or IP adress)]をタップし、localhostと入力します。
  5. [TCPポート番号]をタップし、8620と入力します。
  6. 設定の最初の画面に戻って、[Bluetooth]をタップします。
  7. [接続後に起動するアプリ]をタップし「AgriBUS-NAVI」を選択します。
  8. 設定を終了します。

使い方

方法別にアプリの起動方法を説明します。

以下の手順をする際に、DG-PRO1の電源を事前に入れておいてください。

方法1 AgriBus-NAVIで直接DG-PRO1に接続する場合

  1. Drogger-GPSを起動します。
  2. [Start]をタップし、Bluetoothが「接続済み」になり更新レートが安定するまで待ちます。
  3. アクションバーの...メニューから[終了]-[NMEAを有効]をタップし終了します。
  4. AgriBus-NAVIを起動します。(しばらくするとAgriBus-NAVIがDG-PRO1にBuletooth接続します)

方法2 内部ポート経由でDrogger-GPSからAgriBus-NAVIにNMEAを送信する場合

  1. Drogger-GPSを起動します。
  2. [Start]をタップします。Bluetooth接続が完了し、少しすると、AgriBus-NVAIが自動的に起動されます。

高精度で受信するための取付

Drogger-GPSは「Navigation」にある「水平推定位置精度(m)」で精度のご確認ができます。空が開け周囲に樹木・建物などが無い場所で、正しく取り付られていれば、0.4~0.8m位になります

このような値になるまでに時間がかかるようでしたら、A-GNSSを有効にし、Bluetooth接続時に端末がインターネットにアクセスできるようにしてください。短時間で非常に多く(20以上)の衛星を補足します。Bluetoothの接続が完了したらインターネットは不要です。

DG-PRO1のアンテナ性能を引き出す取付方法をご案内します。

  1. 導電性のものから最低でも3cmは離す。DG-PRO1はパッチアンテナではありませんので、一般的なパッチアンテナのように金属板上に平たく置くのはNGです。
  2. ケーブル出口面を下にし、垂直に立てて取り付ける。
  3. 取付ステーなどは樹脂製にする。
  4. DG-PRO1より高い位置に導電性のものが無い様にする。(導電性のものとは、金属、カーボンファイバー、人体、水分を含むものなど)
  5. 取付場所の選定には、水平推定位置精度と衛星受信S/Nグラフを見ながら良い位置を探す
  6. 取付場所の選定の際、DG-PRO1を手で直接持たずに割りばし等にテープなどで仮止めして位置を探す。(人体は水分を含むため正しく受信できないためです)

レシーバ設定はデフォルトのままで通常は問題ありませんが、一応主なもののみ記載しておきます。

項目
GNSS(衛星測位システム) GPS and QZSS + SBAS + Galileo + BeiDou
計測・更新レート 10Hz
最低衛星仰角 15°
最低シグナルレベル 15dBHz
A-GNSSを使う ON

DG-PRO1のより良く使うも合わせてご覧ください。

接続がうまく行かないとき

どちらの方法も接続がうまく行かない場合は、

  1. Drogger-GPSを起動し、アクションバーの...メニューから[終了]-[通常終了]をタップし完全終了します。
  2. Android OSのアプリ履歴からAgriBus-NAVIを削除します。

これで2つのアプリが完全に終了しますので、再度接続を行ってみてください。

より良く使うヒント

使用しないアプリのアンインストールと無効化

Bluetooth通信はデータの取りこぼしがあると、その後うまく通信できないことがあります。取りこぼしの原因はCPU過負荷などで処理が間に合わないなどです。 CPU過負荷を防止するには可能なかぎり不要なアプリをアンインストールか無効します。

また使用前に、Android OSのアプリ履歴ですべてのアプリを削除するのも有効です。

アプリの起動負荷

また、アプリの起動処理もCPU負荷が大きくなりますので、Bluetooth通信の開始時に他のアプリの起動をしないようにするのも有用です。

尚、起動時の通信が正しく開始されればその後にBluetooth通信が切断されてしまうことはほとんどありません。

Enjoy with Drogger

Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/