Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

DG-PRO1(RW)をカーナビアプリで使う

今回は、DG-PRO1(RW)をカーナビアプリで便利に使う方法をご紹介します。

カーナビアプリを動作させるAndroidですが、車に備え付け専用化したタブレットやスマホにフォーカスしてご説明します。普段使う電話用スマホでナビアプリを使う方も参考にしていただけたらと思います。

DG-PRO1DG-PRO1RWは専用アプリDrogger-GPSを経由して、Google Map・Y!カーナビ・NAVIelite・NAVITIMEなど様々なカーナビアプリで利用可能です。(Androidの内蔵GPSを置き換えるしくみはこちらで

電源

DG-PRO1は付属の5VUSB電源ケーブルでUSBソケットに接続します。イグニッションをOFFにすると切れてしまいますがそれでOKです。

DG-PRO1はUSBソケットからではなく車の12Vから直接電源を取ることも可能です。その場合オプションの SA001-1 12Vケーブルを使用します。配線には専門の知識が必要ですので電装業者さんなどにご依頼ください。
DG-PRO1S(2021/10/12発売開始)より12V電源はサポート外となりました。

設置

DG-PRO1の接地場所の理想は屋根の上ですが、現実的にはダッシュボードのガラスとの境目あたりで精度的には十分なことがほとんどです。ずれ防止に厚手の両面テープなどで固定していただくと良いかと思います。市販の車用すべり止めラバーでもOKです。

2019/03/26 補足追記
車種によって最も感度の良い場所は異なります。[アンテナの性能を引き出そう]を参考により良い場所を探してみていただけたらと思います。 また、市販のGPS用マットで鉄など含む場合は感度が悪くなる場合があります。通常GPS用感度向上マットは不要です。

ブルーのLEDは状態を確認できるので見えた方が便利です。写真の位置であればガラスに反射してランプが確認できます。夜のドライブで明るさが気になる場合は、半透明テープなどを貼って明るさを調整していただくと良いかも知れません。

DG-PRO1RWの場合はその高性能を生かすためにも、アンテナはなるべくルーフ上に設置します。

カーナビに便利な機能

まずは、Drogger-GPSの便利な機能をご説明します。その後、具体的な設定方法をご案内します。

Drogger-GPSはバックグラウンドサービス

Drogger-GPSは通常のアプリとは異なりバックグラウンドで動作するサービスアプリです。サービスは一度開始するとStopを押すまで終了しません。Bluetooth接続の管理やアプリの起動などすべてバックグラウンドで行われます。Drogger-GPSの画面が見えてなくとも裏方で動作します。

Bluetooth自動接続

「自動再接続」を有効にすると、接続が切れてしまっても、指定した時間間隔で繰り返しBluetooth接続を試行します。これによりDG-PRO1が接続可能になれば自動で接続してくれます。Drogger-GPSアプリを起動してStartボタンを押す必要はありません。

ドライブ中の休憩など、イグニッションON/OFFも問題なくBluetooth接続が自動で行われます。

自動サービス開始

車をしばらく使用しない場合は、電池がなくならないように、Android OSをシャットダウンされるかと思います。「ブート時自動起動」を有効にするとAndroid の起動とともにDrogger-GPSがバックグラウンド起動されます。わざわざアプリを起動する必要はありません。

アプリ自動起動

Bluetooth接続が完了した際に、「接続後に起動するアプリ」を指定できます。お気に入りのナビアプリを登録しておきましょう。登録したアプリを自動的に起動してくれます。

上記3つを設定することで、イグニッションをONにしAndroidの電源を入れるだけで、アプリを操作することなく、自動的にBluetoothが接続されナビアプリが起動します。

イグニッションに連動した電源をスマホに接続しておれば、イグニッションONでスマホはスリープから復帰します。 ドライブでの休憩後は、イグニッションをONにするだけで準備OKです。

専用カーナビをも超える、コールドスタートからの高速測位

コールドスタートとは、前回利用から時間が経ち衛星の軌道情報などが無い状態からのスタートです。衛星の位置や軌道情報は、衛星から取得できますが非常に時間がかかります。特に電波状況が悪いとさらに遅くなります。衛星からの取得は順次行われますので、時間をかけてゆっくり補足衛星数が増えていきます。高精度になるまでの時間は長くなります。

これを改善するのがDrogger-GPSのA-GNSS機能です。A-GNSSはインターネットから衛星の位置や軌道情報を取得しレシーバに送信します。Bluetooth接続時にナビ端末がインターネットを利用できる状況であれば是非A-GNSS有効にしてください。わずかな時間で非常に多くの(20以上)衛星を補足し、すばやく高精度な状態になります。

A-GNSSで電源を入れてから、ナビが正しい位置を示すまでの待ち時間のイライラも解消です。

アプリの設定

それでは便利な機能を有効にするための設定方法を説明します。 (事前にDG-PRO1の取扱説明書に従って基本的な設定が済んでいることが前提です)

Bluetooth

上記で紹介した便利な機能は設定- Bluetoothで設定を行います。ご利用状況に応じて不要な機能は設定を省いてください。

  1. Drogger-GPSを起動します。
  2. アクションバーのギアマークをタップして設定を開きます。
  3. [Bluetooth]をタップします。

  1. [接続再試行回数]をタップして「2」と入力して[OK]をタップします。
  2. [自動再接続試行間隔]をタップして「30」をタップします。
  3. 1レベル戻って[起動と外部アプリ]-[ブート時自動起動]をONにします。

  1. [Bluetooth接続後に起動するアプリ]をタップすると、端末にインストールされたアプリ一覧が表示されますので、使用するナビアプリを選択します。

パワーマネージメント

AndroidのスクリーンをOFFにしたまま、音声だけでナビゲーションをする場合はパワーマネージメントの設定を行います。

  1. Drogger-GPSを起動します。
  2. アクションバーのギアマークをタップして設定を開きます。
  3. [パワーマネージメント]-[Powerモード-スクリーンON]をタップしFull Powerを選択します。
  4. [Powerモード-スクリーンOFF]をタップしBalancedを選択します。Balancedを選択すると、画面をOFFにして音声のみのナビゲーションも行うことができます。

その他はデフォルトのままでOKですが一応主な設定値のみ記載しておきます。

2019/07/01 追記
NAVITIMEまたはNAVITIME系のアプリでご利用の場合は更新レートを1Hzにしてください。NAVITIMEは内蔵GPSの1Hzが前提の様です。
項目
GNSS(衛星測位システム) GPS and QZSS + SBAS + Galileo + BeiDou
計測・更新レート 10Hz
最低衛星仰角 15°
最低シグナルレベル 15dBHz
A-GNSSを使う ON

DG-PRO1(RW)とお気に入りのナビアプリで楽しいドライブを!

Enjoy with Drogger

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