今回は色々な更新や変更・対応などについてお知らせします。
RTK受信機ユーザーズマニュアル
新しく、RTK受信機ユーザーズマニュアルを作成いたしました。
出来る限り画像を使い分かり易く操作を説明するようにいたしました。また、情報を集約するよう努めており、今後も改善していく予定です。
マニュアルの内容について解りずらい点などございましたらお問い合わせページよりご質問いただければと思います。
アクセス方法
いくつかの方法で、RTK受信機ユーザーズマニュアルにアクセスできます。
Google で「Drogger RTKマニュアル」と検索

RWS/RZSシリーズのWebページ サポートタブから

テクニカルリンクから

Drogger-GPS ?アイコンから

みちびき L1 C/Bについて
みちびき6号機(Q8)と初号機代替機 (Q4)のL1信号は、GPS互換の L1 C/AではなくL1C/Bというシグナルが送信されています。このシグナルの対応などについてご案内いたします。
初号機代替機 (Q4)はこの2025年8月より、 L1 C/AからL1C/Bに切り替わりました。
RTKでのL1 C/B
RTKでは基準局の観測データをRTCMというフォーマットにて転送しますが、RTCMの仕様は現状L1 C/Bに対応していないため転送が行えません。
L1 C/Bが本格的に利用できるようになるには、RTCMの仕様に含まれるようになってからになります。
スタティックでのL1 C/B
スタティックではRINEX形式で観測データが表現されます。L1 C/Bは RINEX4.xよりサポートされています。現状Drogger Processorは RINEX4.xに未対応です。今後対応する予定です。
また、電子基準点の受信機も順次L1 C/Bに対応していくようで完全な対応はだいぶ先になるかと思われます。
Drogger-GPS P2P通信のサポート廃止
基準局と移動局間のRTCM転送方法としてこれまでP2P通信をサポートしていましたが、2026年1月頃に廃止いたします。
現在P2Pを利用いただいているお客様は、 Drogger Ntrip Caster経由での通信に切替ていただければと思います。
廃止理由は以下のとおりです。
- P2Pライブラリの仕様が最新のGoogle Play要件を満たさなくなり、2026年以降更新するDrogger-GPSアプリに含めることが難しくなったこと。
- Drogger Ntrip Casterにより、P2Pと同等以上の機能を簡単に設定し利用できること。
MJpeg Reality Scan対応
前回の記事でMJpegでのmetashpeの自動実行についてお知らせいたしましたが、Epic Games社のReality Scanも自動実行に対応いたしました。*1 加えて不具合の修正を多数行っています。
動画、NMEAログ、マーカー座標ファイルを指定し、いくつか設定いただくだけで自動でカラー3Dモデルを生成できます。
非常に簡単に点群やオルソ画像を生成することができますので是非お試しいただければと思います。

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Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/