Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

MJpeg更新のお知らせ

metashape 2.2.2対応

  • 最新のmetashape 2.2.2に対応しました。
  • 2.2.2ではオクルージョン機能が追加されていますが、現状は使用しない設定です。
  • オクルージョンは、物の前後関係から背後のものは見えないといった概念で、見えないはずの部分はマスクする機能です。

品質オプションの追加

  • 画像のdownscaleを変更するオプションを追加しました。downscaleは画像品質と処理速度に大きく影響します。
  • 従来の品質はと同等です。
  • metashapeの場合「中 (速度重視)」に設定すると、それほど質を落とすことなくReality Scanに近い速度での処理が可能です。

カメラの向きの出力制御

  • カメラの向きはフライトログの yaw, pitch, rollで出力されますが、これを出力する/しないをコントロールできるようにしました。
  • Reality Scanはカメラの向きでの拘束が強く、カメラの向きデータに問題があるとうまくアライメントできないものがありました。この問題を回避できます。
    モデルの構築などでエラーが出る場合はカメラの向きの出力をOFFにしてください。
  • 正しいカメラの向きデータがあると結果もより良くなります。
  • カメラの向きの出力の有無に関わらず、観測前のIMUキャリブレーションは重要です。アンテナとカメラ位置のオフセット補正にはIMUの yaw, pitch, rollを使用します。

PPS動画の自動読取

GoPro以外のカメラとの時刻同期が簡単になりました。

  • GoPro以外のカメラとの時刻同期においてPPS表示を動画の冒頭に撮影します。
  • 動画から検出をクリックすると、動画から自動的にフレームの先頭時刻を取得して動画開始時刻を設定します。


www.youtube.com

Reality Scanでの自動オルソ生成と出力

  • Reality Scanでのオルソ画像の自動生成を可能にしました。
  • オルソ生成には3Dモデルの情報などが必要なため、レポートを出力して一旦Reality Scanを終了します。
  • レポートから出力パラメータを生成したのち再度起動してオルソ生成と出力をします。
    ( project folder/output/rsortho.tiff)
  • この一連の動作は自動的に行われます。

マーカーidの自動変換

  • id付のマーカーですが、同じ図柄でもReality Scanとmetashapeでは自動認識した際のidが異なっています。
  • 人がマーカーidを識別するのは、図柄に書かれたidですが、これもRelity Scanで印刷したものと一般的に入手できるpdfなどと異なっています。

配置したマーカーの印刷元の区別

  • Reality Scanで印刷されたものは、 1x12:011 といった表示されています。この場合マーカーの点名にこのままの文字列を指定します。
  • これにより、Waypointやsimaデータで指定したidはReality Scanのidだと認識します。(点名にコロン : が含まれるかどうかで識別します。)
  • 対して一般的なものは id = 1といったような表示です。
  • この場合点番に 1または点名の末尾に T1といったようにidを付けます。
  • また、idを点番と点名のどちらに付与したかを明示します。

自動変換

  • 地面に配置したものと解析ソフトでidの識別が異なる組み合わせの場合、idを自動的に変換します。

例 1x12:011 --> 1

  • 下の2つの画像は同じマーカーデータですが、解析ソフトを切替えた際に自動変換された例です。(一般的なid表示のマーカーで 0 ~ 9を使用)

  • それぞれの解析ソフトはマーカーの自動検出を行うとこれらの名前で認識します。
  • 同じ名前でマーカーデータを用意することで自動的にマッピングされます。

自動変換できるマーカータイプ

  • 現在のところ、円形 12bit とAprilTag 36h11が変換可能です。

より良く使うヒント

Google Pixel動画とffmpegのNVIDIAオプション

  • Google Pixel動画の切り出しで、ffmpegのNVIDIAオプションを有効にするとクラッシュします。Google Pixel動画の場合は、ffmpegのNVIDIAオプションをOFFにしてください。

metashapeでの最適化

  • metashapeでは、「GCPのみで座標の最適化を行う」はOFFの方が精度が高い傾向にあります。
  • 品質を「中」にすると非常に速く処理できます。
    例 : 523枚の画像からのオルソ画像生成で Riality Scan:17分、 metashape:21分。
      (Mouse computer DIVE note/ 13th core i9 / NVIDIA RTX 4070 Laptop/ 64Gbyte)

カメラ位置の座標エラーが大きい

  • カメラ位置の座標エラーは通常数センチです。これが 30cmとかある場合は、時刻同期がうまく出来ていません。
  • GoProの場合、空が開けた場所で電源を入れ、最低でも3分はGPSで測位する時間を与えてください。測位が安定しないと正確な時刻になりません。
  • 座標エラーが30cmとかある場合は時計バイアスに -600 といった値を入れてみてください。時刻が合うと数センチの座標エラーに収まります。

Google Pixelの画像の向き

  • pixelの動画を切り出した際に画像が縦になっている場合は、画像回転を90°左に設定します。(スマホを下向きにし、カメラレンズ位置をGパッケージセンター側取り付けた場合)

フライトログなし

  • フライトログ用のNMEAファイルを空にした場合フライトログは無いものとして処理できます。座標付けはGCPのみで行われます。(GCPが必須になります)
  • フライトログが無い場合アライメントに非常に多くの時間を要します。できるだけフライトログを併用することをお勧めします。

日本語を含むプロジェクト名

  • MJpeg自体はプロジェクト名に日本語を使用できますが、解析ソフトの自動実行においてReality Scanが正しく処理できません。
  • Reality Scanを使う場合は、プロジェクト名に日本語、空白、全角文字などを含めない様にしてください。

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