Drogger GPS に新しくベクターマップが追加されました。マップの選択名はDrogger です。
従来のOSMマップはラスター(画像)マップで、拡大するとぼやけた表示となっていましたが、ベクターマップでは精細な描写と文字が表示されます。
また各種の測量に役立つデータを整備し、地図上に表示できるようになりました。

Drogger マップのレイヤーは以下のものです。独自サーバーのデータは、提供元のソースデータから変換したのち弊社サーバーに格納しています。
| 内容 | データのある場所 |
|---|---|
| 国土地理院基本図 地理院地図Vector | 国土地理院サーバー |
| 国土地理院空中写真 | 国土地理院サーバー |
| OpenStreetMap | OSMサーバー |
| 法務省登記所備付地図 | 独自サーバー |
| 基本基準点 (JGD2011) | 独自サーバー |
| 基本基準点 (JGD2024) | 独自サーバー |
| 街区基準点 | 独自サーバー |
| 都市官基準点 | 独自サーバー |
レイヤーは表示したいものを複数選択できます。

これらの中で全く新しい 法務省登記所備付地図と基準点についてと、今回のリリースで変更になった点を説明します。
法務省登記所備付地図
法務省登記所備付地図の詳しい内容については以下をご覧ください。
法務省登記所備付地図は土地の境界を示しますが、ズームレベルが小さいときは、細かな線を表示しても意味がないためぼんやりと「データがありますよ」といった感じで表示されます。
- 下図の青色部分がそれです。
- ズームすると境界線が確認できます。

- 地番をタップすると詳細が表示されます。

- 詳細の上部にある「マークする」をタップすると、境界の交点がマークされます。
- 交点のマークを長押しすることで、すぐに現在位置からのナビゲーションができます。
- 「境界をWptに保存」をタップすると、交点の座標をWaypointに保存します。
- 各点名の右側に、標高に基づく測量成果 JGD2011またはJGD2024が表示されます。

- マップから作成されたWaypointは、シリアル日+MAP で始まる名前になります。例 : 284MAP-2025_wpt.gpx
Waypointに保存する標高値
法務省登記所備付地図には基本的に標高データはありません。そのため、概算値として国土地理院の基盤地図情報数値標高モデルのDEM10Bを使用して求めたものを記録します。(DEM10Bで取得できない場合は、標高はゼロとして記録されます) ジオイドモデルは、日本のジオイドが有効な場合デフォルトではJPGEO2024が使用されます。GSIGEO2011を強要する設定の場合はGSIGEO2011を使用します。
基準点
国土地理院の基本基準点は、JGD2011とJGD2024の両方を異なるレイヤーでサポートしています。
基本的には標高と楕円体高が異なるのみですが、電子基準点は緯度・経度も異なっています。
- 基準点は下図のように、種類ごとに色分けされて表示されます。

- 詳細の上部にある「マークする」をタップすると、基準点が黄色アイコンでマークされます。
- マークを長押しすることで、すぐに現在位置からのナビゲーションができます。
- 「Waypointに保存」をタップすると、基準点座標をWaypointに保存します。
- マップから作成されたWaypointは、シリアル日+MAP で始まる名前になります。
Waypointに保存される標高値について
街区基準点と都市官基準点
- 基準点の情報にはジオイドモデルが明示される場合とそうでない場合があります。
- ジオイドモデルが明示されないは、GSIGEO2011とみなします。
- Waypointに保存する標高は、データの標高とジオイド高から楕円体高を求め、アプリで設定されたジオイドモデルを使用して標高を求め記録します。
- すなわち自動的にアプリの設定によって、標高はJGD2024またはJDG2011に変換され記録されます。
基本基準点
- 基本基準点にはジオイドモデルが明示されています。
- 使用したいジオイドモデルに合わせて基準点のレイヤーとアプリで設定は同じモデルを選択してください。
- 基本基準点は楕円体高も変更になっているため単純な変換が行えません。
Droggerマップの制限事項
ベクターマップはデータ解像度の制限により見た目のズレが生じる場合があります。
- ベクターマップは、データフォーマットの都合で緯度・経度の小数点桁数がセンチメートル級までありません。そのため大きくズームした際にズレて表示される場合があります。例えば基準点をマークしズームすると、基準点のアイコンとそれをマークしたアイコンの位置がズレます。 これは、サーバーから受信する基準点を表示するための座標値が丸めらていることが原因です。マークしたアイコンは、詳細情報から得た丸めのない基準局座標で表示します。

- 軌跡表示の解像度が表示ライブラリの制限により 3cm位です。そのため、3cm以下の細かな動きは表現できません。これは軌跡の表示であって、現在位置を示す十字は正確に追従します。細かな軌跡を見たい場合は従来のOSMマップを使用してください。
各地図の使用許諾
各地図は公開にあたり使用許諾に基づき右下に出展表示しています。地図を含むアプリのスクリーンショットなどを公開される際は、この出展表示も含めるようにしてください。
ユーザーインターフェースの変更
アンカー切替
アンカーの切替が専用のボタンになりました。
-> 
メニューボタン
従来バルーンアイコンを長押しでしたが、専用のメニューアイコンを用意しました。
-> 
消しゴムアイコン
消しゴムアイコンのデザインを変更しました。

杭探しモードのキャンセル
杭探しモードの際にモード解除する専用アイコンを用意しました。

マップの再読み込み
Drogger MAPにて、ネットワークが不通だったあと回復した場合など明示的に再読み込みを指示できます。

2点同時距離表示
従来より、 2点同時距離表示がありましたが、その機能に2点を結ぶ直線からの距離と夾角を表示できるようになりました。

- ⊥が直線からの距離(マップの赤線)
- ∠が夾角
この機能により以下のことが行えます。
- 横断測量の測点位置ガイド
- 直線上の任意ポイントへの杭打ち
- 2点の直線を直径とした円形杭打ち (夾角を90°にすることで円を描ける)
Enjoy with Drogger
Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/