Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

RTKドローン用 現場基準局

RTK ドローンのための現場基準局が簡単に出来るようになりました。
ドローンコントローラで直接受信機に接続してRTCMを受信できます。

ドローン機種別のWiFiによるNtrip対応状況は、以下のようになっています。(当社調べ)

  • DJI Mavic 3E/ 3T/3M 利用可能。
  • DJI Matrice 300 RTK/ Matrice 210 RTK V2 利用可能
  • Autel RoboticsのEVO II RTK 利用可能
  • SONY Airpeak S1(オプションのRTKキット)利用可能
  • DJI Phantom 4 RTK SDK送信機(モニターなし)利用可能。
  • DJI Phantom 4 RTK モニター付き送信機 WiFiと機体への同時通信はできないため使用不可。

ここに無いドローンで対応できるかどうかは、「機体のコントローラが WiFiによるNtrip Clientをサポートしているか?」をドローンメーカーにご確認いただければと思います。

簡単にできるようになったポイントは以下の受信機 F/Wの機能追加によるものです。

  • Ntrip Caster 機能の追加
  • WiFi アクセスポイント機能の追加

Index

シナリオ

RTKドローンを使うには、基準局が必要です。基準局をどう用意するかは主に3つの方法があります。

  1. VRSやなどデータサービス会社と契約し、基準局データサービスにアクセスする。
  2. 現場の近郊に固定で設置された常設の基準局を使う。
  3. 現場に仮設の基準局を設ける。

1はランニング費用がかかります。またモバイル通信が出来る場所でなければなりません。
2は、近隣に使用可能な基準局が必要です。またモバイル通信が出来る場所でなければなりません。
3は、場所を選ばずどこでも使用できます。またランニング費用は不要です。

今回の記事はこの3番目の方法について説明します。

基準局の座標

基準局は事前に正確な座標が必要です。しかし、仮設の基準局ではそれが困難です。そこで、以下のようにすることで携帯電話の届かない山の中でも、あとで世界測地系の正確な座標にすることができます。

CLASモデルの場合は、FIXした座標を使うことで、後処理なしに精度6cm程度を得ることもできます。

  1. 単独測位で誤差 1m程度の仮座標を取得します。
  2. この仮座標で現場基準局を稼働させます。
  3. 同時に観測データをSDカードなどにロギングします。
  4. この基準局を使って対空標識や評定点などを別のRTK受信機で観測します。(基準局からWiFiが届く範囲に限定されます)
  5. この基準局を使ってRTKドローンを飛ばし写真測量やレーザー測量を行います。
    --- ここまでが現場での作業で以降はあとでの処理です。---
  6. 電子基準点を使ってロギングした観測データにてスタティック解析を行い、基準局の正確な座標を得ます。また仮座標とのオフセットを計算します。
  7. 写真測量やレーザー測量で得られた座標を計算したオフセットで平行移動させます。

尚、世界測地系の必要がない場合は、 5, 6の作業は不要です。ローカル座標ですが、仮設基準局により正確な形状・距離・長さを持つ成果は得られます。

アプリとF/Wの更新

以下の内容を行うには、Drogger-GPSアプリと受信機のF/Wは以下のものに更新が必要です。

アプリバージョン

受信機のF/W

単独測位で仮座標のWaypointを記録する

以降の作業は Drogger-GPSを使って設定を行います。仮座標とのオフセット計算で問題がでないように、元期座標で記録します。

  1. 三脚などを使って、周囲と上空が開けた場所に基準局用の RWS/RZS受信機を設置します。ドローンを飛行させるときのコントローラはこの近くで運用します。
  2. [設定]-[座標系と表示]-[元期へ変換または地殻変動補正する]をONにします。
  3. [パラメータ管理]をタップして現在の年度がインストールされているか確認します。されていなければその年度を長押しして画面上部の[INSTALL]をタップします。
  4. 一つ戻って[日本のジオイドを使う]をONにします。
  5. 設定を抜けます。
  6. セッションダイアログで「フリー観測(単点観測)」を選択しすべての項目を入力します。世界測地系にする場合はアンテナ高なども正確に測ります。
  7. 一番したの[FIX以外をエラーとする]をOFFにします。 4.. 受信機の電源を入れ、5分程してからWaypointを記録します。CLASモデルの場合はFIXを待ってから記録を開始しても良いかと思います。

基準局設定

つぎに基準局の設定を行います。この設定はアプリと受信機が接続されたままで構いません。

  1. ギアマーク[設定]をタップします。
  2. 右上の ...メニューをタップし、[デフォルトに戻す]をタップします。
  3. [ネットワーク]-[Network Device]でWiFi AP(親機)を選択します。
  4. [WiFiパスワード]にアクセスポイントのパスワードを入力します。例として 12345678とします。(8文字以上必要)
  5. 1つ戻って[GNSS (衛星測位システム)]でGLONASSONにし、BeidouOFFにします。RZSシリーズの場合はL5/E5/B3ONにします。SBAS以下はすべてOFFにします。
  6. [計測・更新レート]を1Hzにします。
  7. [RTK]-[基準局]をONにします。
  8. [基準局アンテナ位置] -[Waypointから選択..]をタップし、リストから先ほど記録した仮座標の点をタップして選択します。
  9. 1つ戻って[基準局用キャスターホスト]をタップし[Ntrip Casterタイプ]からSelf Casterを選択します。
  10. [マウントポイント]にRTCM3と入力します。(任意の値も可)
  11. 1つ戻って[RTCMタイプ]から3.2を選択します。
  12. [レシーバのNtripを使う]をONにします。

ここまでできましたら、設定の最初の画面に戻ってこの内容を保存しましょう。次回以降はこの設定を復元すれば、アンテナ位置を変更するだけで済みます。

設定の保存は、

  1. 右上の ...メニューをタップし、[名前を付けて保存...]をタップします。
  2. 名前を入力 (例 B_RTK_DRONE_AP)して[OK]をタップします。

名前の先頭は、基準局はB、移動局はRなどとすると良いかと思います。
設定できましたら、設定を抜けます。FIXモードに「Time Only」と表示されます。
また、Ntrip statusは以下のようになります。

ロギング開始

正常に基準局が動き出したら、

  1. [Logging Control]のRAW->SD▶をタップします。
  2. すべての項目を入力し[OK]をタップします。
  3. [Stop]を押してBluetooth接続を切断します。

以降、この基準局ではDrogger-GPSアプリは使用しません。

受信機のWiFi APモードは、Bluetooth接続と同時使用ができません。Bluetoothが優先されますので必ずSTOPをタップしてBluetoothを切断します。

ドローンコントローラで接続する

WiFI接続

ドローンコントローラのWiFiで受信機のアクセスポイントに接続します。

  • 受信機 アクセスポイントのSSIDは、Blueooth名と同じです。例 RWS.DC03
  • パスワードは「基準局設定」の手順4で入力したもので、例では1234568です。

Ntrip Clientの設定

次にNtrip Clientの設定を行います。DJIのコントローラでは「カスタムネットワークRTK」で設定します。

項目 備考
Ntrip HOST 192.168.4.1 固定値
Port 2101 固定値
User a 空で良いが許容しないコントローラでは任意の文字
Password a 空で良いが許容しないコントローラでは任意の文字
Mountpoint RTCM3 基準局設定の手順9で入力した値 例では RTCM3

これでドローンコントローラの設定は終了です。 正しく設定できていれば基準局からのRTCMを受信して機体の受信機がFIXするかと思います。

あとは、写真測量やレーザー測量のフライトを行います。
ドローンコントーラーを操作する方は、基準局からあまり遠くに離れないようにします。(WiFi電波が届く範囲でコントロール)

RTK移動局で接続する

ドローンコントローラだけでなく、RWS/RZS受信機からも接続できます。対空標識や評定点の座標を高精度なRTKで取得できます。

  1. Drogger-GPSの[設定] > [ネットワーク] > [Network Device]でWiFi Station(子機)を選択します。
  2. [WiFIアクセスポイントSSID]に基準局のBluetooth名を入力します。例: RWS.DC03
  3. [WiFIパスワード]に基準局の設定で入力したWiFIパスワードを入力します。 例:12345678
  4. 一つ戻って[RTK] > [移動局]をONにします。
  5. [移動局キャスターホスト] > [Ntrip Caster タイプ]でRWS/RZS Self Casterを選択します。
  6. [マウントポイント]に準局の設定で入力したマウントポイントを入力します。例:RTCM3
  7. 一つ戻って[レシーバのNtripを使う]をONにします。
  8. 設定を抜けます。

これで、[Start]をタップすると、移動局受信機のWiFIが基準局に接続してRTKを行うことができます。

観測データのスタティック解析

フライトが終わりましたら、基準局(受信機)の電源を切ります。

SDカードに記録したデータの スタティック解析はDrogger Processorで行うことができます。
詳しくはDrogger Processor ユーザーズガイドをご覧ください。

また、高精度な基準局の構築の記事も参考になるかと思います。

WiFi中継器 (参考)

小型のUSB駆動のWiFi中継器を使うことで、コントローラや移動局の利用範囲を簡単に広げることができます。 今回、試したのはBuffaloのWMR-433W2というモデルです。45mm角で19グラムしかないのでとても手軽です。
電源は弊社のモバイルバッテリー CHE-129や、SB-A3350を使用できます。

このモデルの「ワイヤレスワンモード」というのが中継器として動作するモードで、以下のように設定します。

  1. 基準局用の受信機に「基準局設定」を行いアクセスポイントとして動作させます。
  2. WMR-433W2の電源を入れ、PCで WMR-433W2にWiFi接続します。
  3. ブラウザで 192.168.13.1 と入れ WMR-433W2の管理コンソールを開きます。
  4. 設定ウィザードでワイヤレスワンモードを選択し、接続先の検索をし一覧から、基準局のアクセスポイントを選択します。
  5. [暗号化方式]からWPA2を選択し、[キー入力方式]で文字入力を選択します。
  6. [事前共有キー]に基準局APのパスワードを入力します。 例: 12345678

これで、中継機の設定は終わりです。中継機は電源ONで自動的に基準局APに接続した状態になります。
移動局は、このWMR-433W2のデフォルトのSSIDとパスワードを使うように設定します。

この中継機を基準局と移動局の両方から見えるところに設置することで、建物などの障害物の反対側でもRTKを行うことができます。

障害物がなければ、それぞれ50m以上は通信可能です。


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Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

ジオイド 2024 日本とその周辺の対応

2025年4月1日より標高計算に使用されるジオイドモデルが、「2011日本のジオイド」に替えて「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」に変更になることが国土地理院よりアナウンスされています。

参考 国土地理院 地殻変動や累積誤差を含まない標高基準が完成

ビズステーションでは関連するソフトウェア Drogger Processor・Drogger-GPS・ 受信機F/Wの対応を行いましたのでその詳細をお知らせします。

尚、この内容を2025/3月末に弊社より直接ご購入いただいたユーザー様にはメールにて再度ご案内する予定です。

ジオイド 2024のパラメータファイル

新しい2024ジオイドモデルのパラメータファイルはジオイドの値だけでなく、以下の点も異なっています。

  • 対応する地域
  • データフォーマット

このため2024ジオイドモデルに対応したソフトウェアが必要です。

ユーザー様で必要なアクション

国土地理院では、「2025/04/01に最新のパラメータファイルを公開する」としています。弊社では 当日早朝に各プログラム用のデータを配信いたしますが、ユーザー様のアクションと時間が前後してしまう恐れがあります。
以下に対応状況を記載いたしますので、このページを再読み込みいただいき対応状況をご確認ください。

-- 現在弊社ソフトで配信されているジオイド 2024のパラメータファイルバージョン --
2024年3月27日 試行版

試行版ではない正式版への対応が確認できましたら以下を行ってください。

  1. Drogger Processorを最新に更新します。
  2. Drogger-GPSアプリを最新に更新し、インターネットが利用可能な状態でアプリを起動します。
  3. SDカード付受信機でジオイド変換をされたい場合は、F/WがVer 4.3.2以降か確認し、それ以前の場合はF/Wを更新します。 Drogger-GPSで受信機に接続し最新のパラメータファイルをインストールします。

Drogger Processor

プロジェクトオプションでジオイドモデルの選択が可能

Drogger Processorでは、プロジェクトごとに使用するジオイドモデルが記録されます。切替時期をまたぐ測量作業に対応するため、 Ver 1.0.3.145以降ではプロジェクトオプションで選択可能にしました。

2024年 12現在では「ジオイド 2024」は測量には使用できないため選択肢にありませんが、2025/4/1以降は「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」が選択肢に加わり選択可能になります。

新規プロジェクトでジオイドモデルを指定する

新規プロジェクトを作成する際に、ジオイドモデルと平面直角座標を指定するようにしました。

プロジェクトを作成すると、プロジェクト名の入力の後に下図のダイアログが表示されます。
(こちらも、2025/4/1以降は「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」が選択肢に加わり選択可能になります。)

Drogger Processorは、既に試行版のジオイド 2024のパラメータファイルを含めて配信しています。 2025年3月末時点でパラメータファイルに変更がなければそのまま計算可能になります。変更があった場合は、Drogger Processorを更新いただくことで正式なパラメータファイルがインストールされます。

Drogger-GPS

Drogger-GPSではジオイドは観測値の保存時にリアルタイムに使用するため、適用するジオイドモデルはシステム日付に基づいて自動決定されます。

Ver 2.16.283以降では内部では起動のたびに常に以下のように処理されます。

  1. アプリ起動時に設定の「日本のジオイドを使うがON」かどうかを確認します。
  2. ONの場合、日付から必要なジオイドパラメータの有無を確認します。
  3. ない場合、弊社サイトから自動ダウンロードします。
    (ダウンロード進行ダイアログを表示します)
  4. ダウンロード出来た場合は、最新のジオイドモデルを使用します。
  5. ダウンロードできない場合は、ジオイド変換を行いません。受信機デフォルトのジオイド(EGM 96)のままで記録します。

現在のジオイドモデルは、[設定]>[座標系と表示]>[日本のジオイドを使う]で確認することができます。
日本のジオイドを使うは一度ONにしますと、ONでロックされ変更されないようにグレーアウトされます。ON・OFFのスイッチ状態などは正しく表示します。

Drogger-GPSがダウンロードするジオイド 2024のパラメータファイルはまだ配置されていません。正式版がリリースされた時点で配置されます。

SDカードスロットのついた受信機 F/W

SDカードスロットのついた受信機ではジオイドパラメータファイルをSDカードにインストールすることで、NMEA GGAの標高を日本のジオイドに変換できます。

  • インストールできるパラメータファイルは1つだけです。
  • Ver 4.3.2以降のF/Wは「ジオイド 2024」も含めパラメータファイルのバージョンなどを自動認識します。
  • パラメータファイルに基づいて変換を行います。

F/WをVer 4.3.2以降に更新いただき、2025/4/1以降にDrogger-GPSで受信機に接続し最新のパラメータファイルをインストールすることで対応できます。

ジオイドパラメータファイル出典

国土地理院コンテンツ利用規約に基づきジオイドパラメータファイル出典を明記します。

Drogger Processor・Drooger-GPS・受信機 F/W で使用するジオイドパラメータファイルは、国土地理院の以下のデータを独自のバイナリーフォーマットに変換したものです。

日本のジオイド 2011 Ver 2.2

データ 公開日 URL
日本のジオイド 2011 (Ver.2.2)] 22023年6月2日 https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_reference.html

ジオイド 2024 日本とその周辺の対応

データ 公開日 URL
ジオイド2024 日本とその周辺(試行版) 2024年3月27日 https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_reference.html

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Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

RWS/RZS用 イーサネットモジュール

RWS.DCに取り付けた状態

RWS/RZSシリーズ用のイーサネットモジュール RWE-ETH¥15,980 (17,578税込))発売のお知らせです。
本日12月14日よりご注文を承り、2024年12月20日より順次出荷を開始いたします。

この記事では基準局での利用を中心に記述していますが、移動局でもイーサネットの利用が可能です。

信頼性の高い基準局の運用を行うために

  • RWS/RZSシリーズ受信機にRJ45 イーサネットポートを追加可能
    (RWSシリーズはシリアル番号 5190以降に取付可)
  • 専用CPUとソフトウェアを搭載
  • WiFi無線に替えて有線による安定した基準局の運用が可能
  • 野外設置対応
  • モジュールのF/W更新対応

基準局運用にWiFi不要

  • 有線による接続でWiFI親機が不要です。煩わしいSSIDや暗号キーなどの設定から解放されます。
  • 電子レンジなど周囲の電波環境に影響されません。
  • 他の端末がWiFi接続することなどによるWiFi親機のリソース問題から解消されます。

専用CPUと大容量メモリ

イーサネットモジュールには専用のCPUを搭載しています。サーバー用のイーサネットコントローラなどと同様に、多くの処理をメインCPUを使わずにオフロード実行します。

NtripとTCPサービス

ネットワーク障害への高い耐性

Ntrip Server, Ntrip Client、TCP Server, TCP Clientサービスは拡張モジュールで実行されます。大容量のメモリを搭載した専用CPUにより、ネットワーク遅延やパケットロスなど安定性を損なう障害に対し高い耐性を実現しました。

特別な送信アリゴリズムを搭載したNtrip Server

Ntrip Serverは、RTCMの仕組みや特性を考慮し、ネットワークに障害があってもMSMデータが分断されないアルゴリズムを搭載しました。*1

高い安定性

有線、専用CPU、大容量メモリ、高機能なNtrip Serverなどにより非常に安定した連続運用が可能です。

野外設置OK

LANケーブル取り出し口の防水・防塵ケーブルグランド(オプション)を用意しました。野外への設置も可能です。(お客様にご用意いただく電源とUSBコネクター接続部は除きます) 取付はお客様サイドで行うことができます。
(野外設置される場合、LANケーブルは市販の野外用LANケーブルをご使用ください。)

写真はRWS.DC/RZS.D用

写真はRWS用に取付た状態

簡単な移行

現在WiFiで運用を行っている場合、設定変更は1箇所のみです。この設定は、基準局、移動局、どちらの利用方法でも同様です。

Drooger-GPS > [設定] > [ネットワーク] > [Network Device] でEthernetを選択します。*2

制限事項

  • RWSのシリアル番号 5190以前の受信機には取付できません。
  • X, P, Mパッケージには取付できません。取り付けるにはパッケージから受信機を取りはずす必要があります。
  • シリアル拡張モジュールと同時取付はできません。
  • WiFiとEthernetの同時使用はできません。例えば Ntrip ServerであればWiFiで利用するかEthernetで使用するかどちらか一方のみ選択できます。
  • 既にお持ちの受信機に取り付ける場合は、受信機を弊社までお送りいただく必要があります。

ご購入

2024/12/20より順次出荷いたします。既にご注文可能です。

イーサネットモジュール RWE-ETH(.DC)ご購入方法


ビズステーションスタッフはRWE-ETHの発売に向けて日々全力で取り組んでいます。ぜひ多くの皆さまにご利用いただければと思っております。

*1:RTCM MSMは複数のメッセージで一つの観測エポックになります。ネットワーク障害があっても、このかたまりが分断されないよう特別なアルゴリズムで処理されます

*2:Drogger-GPSは最新の Ver 2.16.283以降に更新が必要です。

WayPointの改良

最終更新日 2024/12/2

WayPointログの記録方法を改良いたしました。より便利に点の記録や杭打ち・杭探しができるかと思います。

今回の変更は、大きな変更となっております。万一お客様のご利用方法が支障のある場合は、お問い合わせページよりご連絡ください。修正などの対応までに時間がかかる場合があります。その場合、前バージョンをダウンロードして手動でインストール可能です。

主な変更内容

  • セッション(複数の点のまとまり)の共通事項を事前に設定できるようにしました。
  • 観測法を選択することで制限の設定を自動化しました。
  • Open Street Map (OSM)にロードした点を点名で検索できるようにしました。
  • 杭打ち・杭探しモードで、従来の距離表示に加えて、 点間の⊿x, ⊿y,⊿hと方向角を表示するようにしました。
  • 杭打ち・杭探しモードで2点が地図内に収まるように、自動ズーム機能を搭載しました。
  • 地図レイヤーの選択ボタンを地図上に移動しました。
  • 基準局への切り替えモードをメニューに移動しました。

変更点について説明します。

事前セッション指定

ここでは、作業や測量の単位を「セッション」と呼んでいます。セッションはファイルの単位にもなります。

セッションを編集する

地図の上,右側に表示された アイコンをタップします。

従来は、点の記録毎に多くの項目を設定や確認をする必要がありましたが、事前に設定することで点の記録時はわずかな入力項目だけで済むようにしました。尚、記録項目は従来と変わりありません。

セッションをどう区切るか(ファイルを同じにするかどうか)は目的(観測方法)によって制限がある場合があります。

観測方法には以下の3つが用意されています。

  • フリー観測 (単点観測)
  • 基準点測量 RTK法
  • 基準点測量 ネットワーク型RTK法

基準点測量と付くものは公共作業の規定に則った測量を行う際に選択します。通常は制限のない「フリー観測」を選択してください。

基準点測量の制限

基準点測量と付く観測方法では、日本の測量法に準じた衛星選択や平面直角座標の選択など設定が正しいか、記録前にチェックします。これにより測量法に準じた観測手簿・記簿が出力できます。尚、厳密性を要しない場合は、[日本の測量法準拠]をOFFにすることでチェックなしに記録できます

  • 計測更新レート1Hz
  • GPS, QZSS, GLONASS, Galieo以外の衛星が選択されていないか
  • CLASがOFFか
  • 日本のジオイドが有効かどうか
  • 基準局が元期かどうか
  • 地殻変動補正がOFFか(観測は座標ではなく、純粋に基準局 - 移動局間のベクトルを測るためにOFFにする。地殻変動補正は三次元網平均計算で行うことができる)

また、受信機とアンテナは国土地理院 1級GNSS測量機登録されたもののみ選択可能になります。

HX-CSX601Aのアンテナ座面高を測る位置も、アンテナ定数証明書に記載された位置に限定されます。アンテナ座面高は図に赤線で示された位置の高さを入力します。

いつもXパッケージの底を測っていた場合は、その値に0.147mをプラスして入力します。
例 : ポール高 :1.8m   アンテナ定数 0.053
1.800 + 0.147 = 1.947  (アンテナ高 : 1.947 + 0.053 = 2.000m)

セッション名

セッション名は以下のルールで自動生成されます。

  • セッション名はその年の1月1日からの通算日+A....ZZで構成されます。(例 300A)
  • 日付が変わると新しいセッション名(通算日+A)になります。
  • 記録されたファイルの名前は セッション名_YEAR_wpt.gpxです。(例 300A_2024_wpt.gpx)

記録されたファイル名はデータリスト画面で任意の名前に変更可能です。

セッションを新しくする (ファイルを新しくする)

いくつかの点を記録し、別のファイルにした場合は[セッション]の右にある [+]ボタンをタップします。 それにより通算日の後ろのアルファベットが新しくなります。

尚、現在のセッションファイルが空の場合、 [+]ボタンはグレーアウトされ変更できません。

WayPointの記録

記録開始は従来どおり地図内のバルーンアイコンをタップします。

入力項目は非常に少なくなり、安心して記録できるかと思います。

ヒント
同じ点を2度測りたいとことが良くあるかと思います。WayPointの記録画面を開くと、点名や点番が自動インクリメントされてしまいますが、点名の右にある検索アイコンをタップすると、過去のWayPointから現在位置に近い点番と点名をコピーします。
これにより、1度目と2度目を、すばやく同じ点名と点番で記録できます。

点名検索

ロード機能により地図に点を表示できますが、以下の手順で点名から該当点を検索し選択マークすることができます。

  1. 地図のバルーンアイコンを長押し、[ウェイポイントのロード...]をタップしWayPointをロードします。
  2. 消しゴムアイコンを長押しし、アンカーモードにします。
  3. 検索アイコンをタップし、点名を入力します。
  4. キーボードの検索アイコンをタップします。
  5. 見つかると地図の点のアイコンが紫色に選択マークされます。

検索ウィンドウ右のアイコンをタップすることで入力文字の消去と検索ウィンドウを閉じることができます。

ナビモードでの自動ズーム

点へのナビゲーションの際、最初は遠いため広い地図領域を表示し、近づくにつれ地図を拡大したくなります。これを距離に応じて自動で行うようにしました。

ただ、勝手にズームが変わってほしくない場合もありますので、メニューにてON/OFFの切替ができます。

基準局への切り替えモード

基準局への切り替えをメニューから実行するようにしました。
従来は地図をタップするとこのモードになりましたが、意図せずこのモードになってしまうことが多くありました。

基準局への切り替えは地図のバルーンアイコンを長押し[基準局に]をタップします。


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Waypointの記録

最終更新日 2024/12/2

セッションとは

セッションは点の観測データのかたまり(グループ)です。セッション内に複数の点の座標を含めることができます。

  • 観測条件を変えた場合は、セッションを新しくする必要があります。
  • セッションごとにデータファイルは別のファイルになります。

セッション名のルール

  • セッション名はその年の1月1日からの通算日+A....ZZで構成されます。(例 213A)
  • 日付が変わると新しいセッション名(通算日+A)になります。
  • 記録されたファイルの名前は <セッション名>wpt.gpxです。(例 2024_213A_wpt.gpx)

観測方法

セッションごとに観測方法を指定します。Drooger-GPSでは3つの種類の観測方法を用意しています。

  • 単点観測
  • 基準点測量 RTK法
  • 基準点測量 ネットワーク型RTK法

測量士などが行う基準点測量では、セッションや観測方法にルールがあります。基準点測量の観測方法を選択すると、観測時間や間隔、衛星選択などがルールに基づいて制限されます。

対して、単点観測は単に座標を記録していくためのものです。特にルールはありませんので自由な設定で点の観測をし、任意にセッションを構成していただけます。

「基準点測量」は専門的な知識を要します。ご存知ない場合は常に「単点観測」を選択してください

セッションを編集する

  • 地図の上,右側に表示された アイコンをタップします。

  • 編集ダイアログが表示されます。
  • その他の項目もすべて入力します。
  • [OK]をタップします。

基準点測量と付くものは公共作業の規定に則った測量を行う際に選択します。通常は制限のない「フリー観測」を選択してください。
このダイアログの内容は、一度入力すると次回以降その値が引き継がれます。

新しいセッションにする

セッション名は日付により自動で振られますが、同じ日で異なる現場やまとまりの場合は新しいセッションにします。

  • セッション編集ダイアログの[セッション]右側の「+」アイコンをタップします。

セッション末尾のアルファベットが一つ大きな値に更新されます。

基準点測量の制限

基準点測量と付く観測方法では、日本の測量法に準じた衛星選択や平面直角座標の選択など設定が正しいか、記録前にチェックします。これにより測量法に準じた観測手簿・記簿が出力できます。尚、厳密性を要しない場合は、[日本の測量法準拠]をOFFにすることでチェックなしに記録できます

  • 計測更新レート1Hz
  • GPS, QZSS, GLONASS, Galieo以外の衛星が選択されていないか
  • CLASがOFFか
  • 日本のジオイドが有効かどうか
  • 基準局が元期かどうか
  • 地殻変動補正がOFFか(観測は座標ではなく、純粋に基準局 - 移動局間のベクトルを測るためにOFFにする。地殻変動補正は三次元網平均計算で行うことができる)

また、受信機とアンテナは国土地理院 1級GNSS測量機登録されたもののみ選択可能になります。

HX-CSX601Aのアンテナ座面高を測る位置も、アンテナ定数証明書に記載された位置に限定されます。アンテナ座面高は図に赤線で示された位置の高さを入力します。

いつもXパッケージの底を測っていた場合は、その値に0.147mをプラスして入力します。
例 : ポール高 :1.8m   アンテナ定数 0.053
1.800 + 0.147 = 1.947  (アンテナ高 : 1.947 + 0.053 = 2.000m)

WayPointの記録

地図内のバルーンアイコンをタップします。

  • 点名と点番を入力します。
  • セッションで指定したアンテナ高と異なる場合は、アンテナ高を編集します。
  • [OK]をタップすると、記録が開始されます。

点名と点番号の最後の文字が数値の場合、次回以降、数値が一つ大きな値に自動設定設定されます。

ヒント
同じ点を2度測りたいとことが良くあるかと思います。WayPointの記録画面を開くと、点名や点番が自動インクリメントされてしまいますが、点名の右にある検索アイコンをタップすると、過去のWayPointから現在位置に近い点番と点名をコピーします。
これにより、1度目と2度目を、すばやく同じ点名と点番で記録できます。

WayPointログの確認

  1. メイン画面右上のフォルダアイコンをタップします。
  2. W/Pタブをタップします。

1行が1セッションでリスト表示されます。行をタップすると、セッションの情報とすべての点の記録が表示されます。

点情報の詳細

ポイント名の右端には、座標の時間軸の種類が表示されます。

表示 内容
The current 今期座標
JGD2011_R 元期座標(移動局位置での補正)
JGD2011_B 元期座標(基準局位置での補正)
Unknown 不明
(未表示) 不明
項目名 内容
Lat/Lon 36.12345678 /137.12345678 10進法での緯度/経度
JPN8 24598.9203 /-48175.8169 JPN8は日本の平面直角座標を 8系を示します。X/Y座標値
この行は10進法以外の位置情報がある場合にのみ表示されます
Ellipsoid Height 639.656 楕円体高
Ele 602.948 標高
Geoid EGM96 36.708 ジオイドモデル名 ジオイド高
標高はこのジオイドを使って計算されます
Start 2019-12-11T10:05:14.125 計測開始日時
End 2019-12-11T10:05:44.000 計測終了日時 (測位時間は終了時刻から開始時刻を引いてください)
FixMode 3D DGNSS FIXED 計測終了時のFIXモード
Signals L1 L2 E1 E5b 受信しているシグナルリスト
Carrier sats G:8 E:4 RTKに使用されている衛星数
G: GPS
R: GLONASS
E: Galileo
B: Beidou
シグナルリストにあってもRTKに使用されない衛星もあります
Epochs/sat/MinEle 50 / 26 / 15.0 総測位数 (秒数 x 更新レート)/ 使用衛星数/最低衛星仰角マスク値
Stddev Hor/Vert 0.0058 / 0.0083 水平/垂直位置の標準偏差(m)
Last Acc Hor/Vert 0.014 / 0.010 計測終了時のレシーバーの示す推定水平/垂直位置精度(m)
TiltCorrection ON 1.2 傾斜補正のON/OFFとアンテナ高(m)
AntennaHeight(Note) 1.35 アンテナ高(m)のメモ(測定時ユーザー指定)。この値は計算には使用されません。
Base pos 36.5236 ... 基準局のアンテナ位置(RTKの場合のみ表示。但し、FIXまたはFloatでない場合は取得されません)

標準偏差は単位を持ちますのでそのままメートルとして読み取ることができます。
標準偏差から測位結果のばらつきは以下のようになります。

範囲 範囲内に測位結果が現れた確率(%)
平均値 ± 標準偏差 68.3
平均値 ± (標準偏差×2) 95.4
平均値 ± (標準偏差×3) 99.7

Waypointログの転送

  1. メイン画面右上のフォルダアイコンをタップします。
  2. W/Pタブをタップします。
  3. 送信したいセッションの行を長押しします。
  4. 画面上部に共有アイコンが表示されます。
  5. 共有アイコンタップし、GoogleDriveやGMailなどを選択し送信します。

測位結果から面積を計算してみる

せっかくですので測位結果から面積を計算してみたいと思います。測量関係の方は不要な説明かと思いますが、それ以外の用途でご利用いただいている方でも簡単にできることをご覧いただけたらと思います。

今回は4つの点を計測したサンプルです。

Windows用 QGISのダウンロード

QGIS(キュージーアイエス)は、地理情報システムの閲覧、編集、分析可能なオープンソースソフトウェアです。これを使って面積を計算してみます。

Download · QGIS Web Site

今回は、上記URLのQGIS スタンドアロンインストーラ バージョン 3.10 (64ビット)を使用しました。 インストールができましたら、QGIS3を起動します。

  1. 画面中央下の新規プロジェクトをダブルクリックします。
  2. 画面中央にDrogger-GPSで3点以上を記録したway-pointログをドラッグアンドドロップします。

  3. [追加するベクタの選択..]画面が表示されますので、waipointsの行を選択して[OK]をクリックします。

    画面にwaipointの点が表示されます。これでデータの取り込みができました。
  4. 下図の①~③を順にクリックし、スナップツールバーを表示します。
  5. 下図の①~③を順にクリックし、面積計算ウィンドウを開きます。
  6. 計算したい面積を示す点を順にクリックします。 下図赤枠部分に計算された面積が表示されます。

とても簡単に高精度で面積の測量ができました。ほかにも2点の距離なども簡単に計算できます。

Waypointのその他の機能

ここではWaypointの記録について説明しましたが、Waypointの編集やナビゲーション(杭打ち、杭探し)などは以下をご覧ください。

drogger.hatenadiary.jp

Enjoy with Drogger

Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

RWS GNSS F/W HPG 1.50 のお知らせ

RWSシリーズのGNSS ファームウェアHPG 1.50がGNSSメーカーよりリリースされました。このリリースは良い点とそうでない点(制限事項)もありますのでよくお読みいただき必要に応じてご利用いただければと思います。

主な変更内容

  • CLASが特定地域で機能しない不具合を修正。
  • CLAS FIX率の向上。
  • SBAS測位の受信の堅牢性の向上
  • A-GNSSでのGLONASSハンドリングの不具合を修正。
  • その他SPARTN関連の修正 (日本ではSPARTNの提供はありません)

制限事項など

• FW HPG 1.50 では、GNSS計測更新レートは以前の FW バージョンよりも低くなります。Beidouを選択した場合は最高 5Hzです。

計測更新レートで、測量など主に1Hzで利用される場合はF/Wの更新をお薦めします。BeidouをONかつ5Hzより高いレートを要する場合は、更新しないようにしてください。
尚、GNSS計測更新レートが1Hzでも、DMPで計測・出力するデータは10Hzです。デジタル水平器などはレスポンス良く表示できます。

事前準備

以下の準備はすべて重要です。読み飛ばさず確実に行ってください

  1. まず最初にDroggerGPSをGoogle Playにて[最新 (2.15.274以降) に更新]します。
  2. 次にDrogger-GPSを使ってRWSの F/Wを4.2.2以降に更新します。
  3. レシーバの起動設定をしている場合はデフォルト設定で起動に戻します。
  4. レシーバの電源を切ります。

以降はWindows PC (Windows 10または11推奨)での操作です。

WIndowsでBluetoothのペアリングをする

まず、Bluetoothのペアリングを行います。すでにペアリング済みの場合は不要です。2台以上お持ちの場合、更新作業中のRWSは1台のみペアリングしてください。2台以上ペアリングするとどちらに適用すれば良いか不明なためエラーになります。

Windows 11でのペアリング

WIndows 11でのペアリングはこちらを参照してください。尚、COMポート番号の確認は不要です。

WIndows 10でのペアリング

  1. RWSに電源を入れます。
  2. [スタート]をクリックし、ギアマークの[設定]をクリックします。
  3. [デバイス]-[Bluetoothとその他のデバイス]とクリックします。
  4. [+Bluetoothまたは他のデバイスを追加する]をクリックします。
  5. [Bluetooth]をクリックします。
  6. DG-PRO1RWS02が表示されたらそれをクリックし[接続]をクリックします。
  7. [完了]をクリックします。

更新ツールのダウンロードと実行

それでは、F9Pのファームウェア更新を開始します。以下のリンクをクリックしダウンロードし実行します。

https://www.bizstation.jp/DroggerGps/f9p_fw/RWS_F9P_UPDATE_150.EXE

最初黒い画面のまま停止しているように見えますが、ファームウェアをダウンロードしていますのでそのまま1分ほどはお待ちください。その後、自動的にBluetooth接続し更新を開始します。その後「Writeing...」のカウンターが動くまでに数十秒かかりますがそのままお待ちください。

終了すると下図のように「Firmware update success」「更新が完了しました」と表示されます。その後、エンターキーなどを押していただくと画面が閉じます。

更新が成功したら、一度電源を抜いて3秒ほど待って入れ直します。

所要時間は、数分程度ですが、黄色の文字で「Sending erase retry for sector xxx」と出ている場合は10分ほどかかる場合があります。

複数台お持ちのお客様は、処理の終わったレシーバのペアリングを削除してから、別のレシーバも同様の手順で更新を行ってください。

失敗例

  1. 画面上部に「Paired DG-PRO1RWS too many」と出た場合、複数のRWSがペアリングされています。1台のみにして再度実行します。
  2. 画面上部に「There is no Bluetooth paired DG-PRO1RWS.」と出た場合、ペアリングされたDG-PRO1RWSがありません。もう一度ペアリングを行ってください。
  3. Error version poll faild.」と出た場合、Bluetooth通信がうまくできていません。一度レシーバの電源を切って入れ直してから再度実行します。
  4. そのほかにも画面下部に「更新に失敗しました」と出た場合は、エラー内容が表示されていますのでそれに応じて対処します。

更新途中で失敗した場合は、その後正常に動作ができない場合があります。その場合は、以下のような手順で対応プログラムにて更新を行ってください。

  1. 電源入れ直し
  2. 30秒~1分後に再度電源入れ直し
  3. 30秒~1分後に以下のプログラムを実行

https://www.bizstation.jp/DroggerGps/f9p_fw/RWS_F9P_UPDATE_150_9600.EXE

このプログラムはファームウェアの更新途中で電源や通信などの問題で失敗し、ROMブート(セーフモード起動)している状態に対応する更新プログラムです。このプログラムでの更新には25分ほどの時間を要します。

バージョン確認

更新ができましたら、一度レシーバを再起動してDrogger-GPSで接続します。バージョンは下図のように表示されます。


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Xパッケージ用 新型バッテリー CHE-129

CHE-129(5000mA)

RWS・RZSシリーズのXパッケージとSBH002大容量バッテリーホルダー用のバッテリーが新しくなりました。

従来は市販のバッテリーを採用していましたが、弊社オリジナルのバッテリーをODM製造(ティ・アーアルエイ(日本)(製造は中国))していただきました。それに合わせて細かな改良をしています。

改良点

回路設計

CHE-129は、RWS・ RZSシリーズの初期電流や動作電流の仕様に合わせて、バッテリ回路が最適化されより安定した電源供給を可能にしました。

従来品では低電流負荷に対する漏電検出のしきい値にばらつきがある課題があり、独自にしきい値チェックを行い選別しておりました。新型につきましては回路でそれが保証されています。

合わせて日本の電気用品安全法(PSEマーク)を取得しています。

挿入目印ライン

挿入時にバッテリーを回転させてUSBコネクター位置を合わせる必要がありますが、残量確認窓で回転向きが見える白いラインをバッテリー先端に入れました。

下図のように窓から白ラインが中央にみえる位置で挿入します。

グリーン残量LED

残量LEDをグリーンにし、より見やすくしました。

軽量

バッテリーの容量は従来と同じ5000mAですが、重量は約 30g程軽くなっています。大した重さではありませんが、バッテリー単体で持っていただくと随分軽いことがお分かりいただけるかと思います。

Droggerロゴ

白ラインに加えてDroggerロゴがシルク印刷されています。

USBタイプCでの充電

従来のものはMicroBタイプでの充電でしたが、近年はスマホなど多くのUSB機器がType-Cになっています。それらと同じ充電器で充電できます。

安定供給

弊社専用品とし、継続的に安定した供給を担保いたしました。お客様のお持ちの受信機をより長くご利用いただけます。

使用上の変更点

残量確認ボタン

従来あったバッテリーのボタンはありません。バッテリー単体での残量確認は、USB充電器に接続して確認いただければと思います。

価格

CHE-129の価格は3560(税込み3916)です。尚、この変更に伴いXパッケージ製品を含む製品で価格が変更になっています。

切替日程

2024/9/6日営業終了以降にご注いただいたものよりCHE-129になります。お見積りなどが従来品の場合は従来品が出荷されます。

バッテリーは単体ですぐにご購入いただけます。是非、最新のバッテリーCHE-129を予備バッテリーとしてお持ちいただければと思います。 https://www.bizstation.jp/ja/drogger/shop/?tab=survey


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Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/