点検測量は、基準点測量の作業終了後に辺数の 5~ 10%の辺について後日行う測量です。3・4級基準点測量 では 5%それ以外の基準点測量では10%となっています。
点検測量に関してDrogger Processorでは以下の内容がサポートされます。
- セッションに点検測量のマーキング
- 点検測量のGNSS観測手簿・記簿
- 点検測量記簿でのDX,DY,DZおよびNEU差の記載
- 精度管理表への記載
重要 これらの機能は、Commercial ライセンスでのみサポートされます。
点検測量のマーキング
上図のようにセッションダイアログにて、点検測量の指定ができます。ここで点検測量としたセッションは、網平均計算などから除外されます。
また、セッションリストのアイコンが黄色の時計アイコンで示されます。
点検測量に関して、Drogger Processorで行う操作はこのマーキングのみです。あとは自動で処理されます。
重要 セッションダイアログでの選択ボックスは、Commercial ライセンスでのみ表示されます。
点検測量のGNSS観測手簿・記簿
点検測量の手簿・記簿には右上に「点検測量」と記載されます。
点検測量記簿でのDX,DY,DZおよびNEU差の記載
記簿では、本測量の同一ベクトルの観測値を検索してベクトルのDX, DY, DZと差およびNEU差が自動挿入されます。
精度管理表への記載
点検測量結果は、重複ベクトルの本測量と合わせて。精度管理表の「点検測量」欄に以下のように自動転記されます。
また、以下のように印刷されます。