たいへん長らくお待たせいたしました。7月に申請したRZS.D + HX-CSX601Aですが、2023年12月4日付けで国土地理院1級 GNSS測量機として登録いただきました。
登録番号はNo235です。(国土地理院 登録機種一覧簿)
検定には、Drogger Processorによる基線解析と、観測手簿・観測記簿の出力までが含まれています。
この内容に関する注意点やご質問のされるであろう点についてご案内いたします。
基本測量におけるAndroid端末の機種制限
申請に際して国土地理院より、セキュリティーの観点からキャリア契約の無い専用スマートフォンでの利用を行うように指導を受けております。(対応できない場合は、測量機器登録不可)
対応としまして、提出資料にて
「国土地理院の行う基本測量ではコントローラ端末にオプションの DruaForce Pro2 または後継のセキュア端末が必要です。」
と追記させていただきました。
国土地理院の基本測量を行う際は、コントローラ端末として京セラ Dura Force Pro2および後継機にDrogger-GPSをインストールしてご使用ください。
尚、端末ご購入後にキャリア契約され、SIMを搭載いただくのは特に問題ございません。「キャリア契約の無い専用スマートフォン」をご用意するのは製造販売メーカ-に課されるものであって、ご購入されたお客様に課されるものではございません。
オプションのDura Force EXは弊社購入ページよりお求めいただけます。
・参考資料 国土地理院 提出リーフレット RZS.D
尚、そのほかの測量(公共測量など)は特に指定がない限り、端末の制限はありません。また、Dura Force Pro2とそれ以外の端末での機能や性能差はありません。
機器構成
登録の構成は、RZS.D受信機とアンテナ HX-CSX601Aの組み合わせです。また、基線解析および手簿・記簿出力はDrogger Processorです。
FAQ
Q XパッケージのRZX.Dはどうなりますか?
RZX.Dは、RZS.D + HX-CSX601Aを何の変更のないままパッケージングされますので問題ございません。XパッケージのRZX.Dを機器検定に出される際は、RZX.Dとしてではなく、RZS.D受信機とアンテナ HX-CSX601Aとして受検いただければと思います。
Q 既に販売済のRZS.Dは?
既に販売済のRZS.Dは、申請時と全く同じものですので登録機種です。
Q CLASモデルのRZS.DCは?
こちちらは現状登録機種ではございません。今後申請する予定です。
Q HX-CSX601A以外のアンテナでの組み合わせは?
登録は、RZS.D受信機とアンテナ HX-CSX601Aに限定されます。現状HX-CSX601A以外のアンテナは受信機がRZS.Dであっても1級 GNSS測量機とはなりません。
アンテナPCVデータ
RZS.DのアンテナPCVデータは、Drogger Processorに内蔵しております。これは、NGSで取得できるNGS-14 絶対位相データとは異なります。内蔵データは国土地理院の指定する標準アンテナに対する相対位相データになっています。
アンテナ定数証明書の発行
アンテナ定数証明書とは
アンテナ定数証明書は、アンテナのPCVデータや寸法を記載したもので、基本測量、公共測量など測量業務において諸資料簿の一部として使用します。このような業務でない場合は通常必要ありません。
請求方法
弊社お問い合わせページよりご請求ください。ご指定いただいたメールアドレス宛にpdfにてお送りいたします。
フォームでは、証明書の宛名と弊社から販売させていただいたアンテナシリアル番号の2つを入力いただきます。
当面費用は不要で、無料で発行いたします。
Enjoy with Drogger
Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/