Widnows版Ntirp CasterはWindowsのサービスとして動作するプログラムです。
特徴
- Ntrip Version 1.0に準拠
- 接続ごとのスレッドを持たない、空きワーカースレッドでの非同期処理により高効率な転送を実現
動作環境
Windows Server 2012以降、Windows 10以降
インストール
以下のリンクをクリックして実行します。
https://www.bizstation.jp/droggergps/ntripcaster/DroggerNtripCasterSetup.exe
Drogger Ntrip Caster サービスがインストールされます。
サービス起動と停止
サービスマネージャにて、Drogger Ntrip Caster サービスを開始または停止します。
設定
現在のところ、専用のユーザーインタフェースはありません。直接レジストリを編集します。 編集後はサービスを再起動する必要があります。
レジストリ―キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\BizStation\ClasVrsService\Params
項目 | データ型 | デフォルト値 | 説明 |
---|---|---|---|
dbFolder | 文字列 | C:\Program Files (x86)\BizStation\Drogger Ntrip Caster\Bin | Ntrip Serverの接続マウントポイントデータベース(serveAuth.db)ファイルのあるフォルダ |
l6d | dword | 0 | ゼロ固定 |
sfrbx | dword | 0 | ゼロ固定 |
stat | dword | 0x21b8 | 管理接続のポート番号(未使用) |
ntrip | dword | 2101 | Ntrip Serviceのポート番号 |
logFolder | 文字列 | C:\Program Files (x86)\BizStation\Drogger Ntrip Caster\Logs | ログのフォルダ |
net | 文字列 | NET;NET;COMPANY;N,B;N;%s;%s:%d;%s;; | マウントポイント一覧でのNETレコードの値。%sは動作しているコンピュータ名に置き換えします |
hostname | 文字列 | 動作しているコンピュータ名を指定します |
Ntrip Serverのアクセス許可
NtripServerのアクセス許可は、serveAuth.dbを編集します。インストールが完了するとデスクトップに [MountPoint設定]というショートカットが作成されています。
記述は MOUNTPOINT, password
この設定はマウントポイントごとに必須です。
Ntrip Clientのアクセス許可
この設定はマウントポイントごとにserveAuth.dbと同じフォルダに [マウントポイント名.db]ファイルを作成します。例えば、JP_BIZSTATIONというマウントポイントの場合、ファイル名は JP_BIZSTATION.db です。
このファイルは必要に応じて作成します。アクセス制限しない場合は不要です。
記述は例えば、ユーザー名 test パスワード abcd 有効期限 なしの場合以下のように記述します。行頭が#記号の場合コメントとして処理されます。
# # #user,pwsswd,0,ExpirDate yyyy-mm-dd # test,abcd,0,3000-01-01