Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

GPSラップタイムセンサー

GPSでのラップタイム計測が可能になりました。従来の磁気と赤外線との併用が可能です。(アプリバージョン 1.2.60)

GPSでのラップ計測は、磁気と赤外線と比べてタイムの精度は劣りますが、以下のような場合にはとても便利です。

  1. オフロードなど、磁気や赤外線でのラップ計測がしにくいところでのロギング。
  2. 空燃比のセッティング時など、ラップタイムの正確さより簡単さが重要な用途。
  3. コースの環境が悪く磁気や赤外線で正しく計測できなっかた場合に、ロギングデータを救済する。
  4. 磁気や赤外線センサーの破損や断線など故障時のバックアップ

GPSラップタイムセンサー

GPSラップタイムセンサーはソフトウェアのセンサーです。従来よりDroggerは10HzでAndroidの位置情報をロギングしていました。このセンサーは、その情報からコース上のセンシング位置を通過した際のタイムを計算します。

磁気や赤外線でラップタイムを計測しロギングしたデータも、後からGPSラップタイムセンサーでラップタイム計算と表示が可能です。これにより、磁気や赤外線での計測がうまくなかった場合でも、ロギングしたA/Fや回転数、ストロークといったデータを正しく表示できます。

GPSラップタイムセンサーの最小タイムは、設定に関わりなく27秒です。これはカートコースなどメインストレートと並走するコースレイアウトでの誤判定を防止するための仕様です。

GPSラップタイムセンサーの精度

GPSラップタイムセンサーの精度はAndroid端末のGPSチップとアンテナ、電波状況(天候や電離層など)などで変化します。また、コース形状と計測ポイントでも精度が変わってきます。

京セラDIGNO E(比較的安価なAndroid)のGPSで、条件が良い場合で0~0.2 秒ほどの誤差がありました。ただ電波状況は刻々と変化するため、0.5秒程度またはそれ以上の差があることもしばしばあります。

単一のラップに関しては、あまり良い制度ではありませんが、10周の平均ラップといった場合であれば、その誤差は激減します。ラップタイムを重視して見る場合はそのような見方をされたほうが良いかと思います。

最新のAndroid端末では捕捉衛星数も多くなっていますので、より高精度で計測できるかと思います。別の機会に最新機種の精度も調べてみたいと思います。

使い方

組み込みのGPS検出ポイント

GPSラップタイムセンサーはコース上のある地点の通過を検出します。そのため、事前にその地点(検出ポイント)の指定が必要です。

オンロードのサーキットについては国内のほとんどのコースの検出ポイントがアプリに組み込まれています。

GPS検出ポイントリスト

GPSでの計測は、直線的に走行する距離をある程度(100m以上)取ると精度が良くなります。そのため、計測地点はメインストレートエンド手間付近になっています。ゴールラインが最終コーナーから十分な距離がある場合はゴールライン上に設定されています。

GPSラップタイムセンサーを有効にするとメータ画面右下枠[L/S]にGPSと表示されます。サーキットのGPS検出ポイントが取得できると緑色で、検出できない場合は赤色で表示されます。

コース名が実際と異なっていたり、GPSの文字が赤色の場合は正しくラップ計測できません。

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検出ポイントの手動設定

以下のような場合は手動で検出ポイントを設定します。

  1. 組み込みの情報に無い場合。
  2. 正しく検出コース名が検出されない場合。
  3. 検出ポイントをオリジナルで変更したい場合。

設定は以下の手順で行います。

  1. アプリの設定を開きます。
  2. [ラップタイム]-[GPS検出ポイントの指定]の順にタップします。
  3. [コース名] [検出ポイント緯度] [検出ポイント経度] [進行方向]を入力します。
    緯度、経度の調べ方は次のセクションをご覧ください。
  4. 最後に[この設定を使用する]をONにします。 f:id:bizstation:20180613135123p:plain

この設定に名前を付けて保存できます。名前と付けて保存する方法は以下のブログの「コースとマシンによる設定切替」をご覧ください。

drogger.hatenadiary.jp

検出ポイントの緯度、経度の調べ方

Googleマップを使用して座標を取得できます。Googleマップで目的のコースを拡大表示します。このときできれば航空写真にするとよりわかり易くなります。

検出した点(できれば100m以上の直線の後のコース幅の中央位置)をタップまたはクリックします。Androidであれば上の検索バーに、PCであれば画面下にポップアップした部分に、緯度、経度の数値が表示されます。 f:id:bizstation:20180613140720p:plain

進行方向はマップの真上が北になりますので画面に分度器等を当てて北から右回りに 0-360°の間で進行方向を読み取ります。 f:id:bizstation:20180613152207p:plain

現場で測位する方法もありますが、測位位置そのものがコースから外れている場合があり、精度をよくするため現在のところこのような方法を取っています。

走行時のラップタイム表示

タコメータ画面でGPSラップタイムセンサーのタイムを表示することができます。(デフォルトでは磁気または赤外線センサー) これは表示の切替です。磁気や赤外線での計測も同時に行われています。ロギングされたデータの表示時にそれらに変更することもできます。

  1. アプリの設定を開きます。
  2. [ラップタイム]-[GPS Lap センサーを優先する]をONにします。 f:id:bizstation:20180613153441p:plain

走行時と異なるラップタイムセンサーでデータのタイムを表示する

異なるラップタイムセンサーでタイムを解析するには、解析条件を変更します。条件の確認と変更は「データ情報」画面で行うことができます。

  1. データ一覧を開きます。
  2. ラップタイムセンサーを変更したいデータを長押しします。
  3. [プロパティー]をタップします。(アクションバーの①マーク)データ情報が表示されます。
  4. [ラップタイムセンサータイプ]を長押しします。
    f:id:bizstation:20180614120010p:plain
  5. [GPSラップタイムセンサーを優先する]のチェックを選択し[OK]をタップます。
    f:id:bizstation:20180614120022p:plain

これで、GPSラップタイムセンサーの有効/無効の切替ができます。あとは戻ってデータを確認してみてください。

GPSラップタイムセンサーで解析された場合、ラップ一覧画面のタイトルの後ろに(GPS Lap sensor)と表示されます。

ラップの計測開始ポイントかラップ終了ポイントでGPSの位置精度が11m以上で検出精度が悪かった場合は、タイムの文字がグレーで表示されます。

磁気か赤外線で計測されたデータをGPSラップタイムセンサーで表示する場合、最初の1周目または最後のラップが表示されない場合があります。これは、検出位置の違いにより最初または最後のラップ検出のデータが無い場合があるためです。

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本体ユニットなしでラップ計測をする

Bluetoothのペアリング済みデバイスに「DROGGER-00x」がなく、GPSラップタイムセンサー優先に設定すると、アプリのみでラップ計測することが可能です。

Droggerの詳細・ご購入は
https://www.bizstation.jp/ja/drogger/