Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵 ¥18,800~ (税別 BizStationサイト) ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー... 詳細・購入 問い合わせ 会社情報 |
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今回はDroggerで使用するAndroidの選び方と取り付け方法を紹介します。
Androidスペック
Droggerで使用するAndroid*1に必要なスペックです。
OS | Android 4.2以上 |
Bluetooth | 4.0以上 |
防水 | 防水が望ましい。そうでない場合は雨天時に濡れないように対策が必要です。 |
SIMカード | 不要 |
WiFi | SIMが無い場合はWiFiが必須です。また、アプリのダウンロードにはGoogleアカウント(無料)が必要です。 |
デイスプレイサイズ | 5 ~ 7インチ位 |
動作確認済の機種
当社の既存Androidアプリは様々な機種で動作しています。Droggerは実際に以下の機種でテストおよび開発中の動作確認をしています。
Sony | Xperia Z3 |
Sharp | SH302, SH08E |
Kyocera | DIGNO E |
Samsung | Galaxy S7 edge |
Freetel | Priori3 LTE |
Nexus 7 | |
HUAWEI | MediaPad M1 |
SIMカード
通信会社と契約するSIMカードは必要ありません。Androidであれば使用しなくなったスマートフォンや中古品などがそのまま使えます。
「防水」と「濡れても使える」
スマートフォンやタブレットの「防水」と「濡れても使える」は似ていますが異なります。
単なる防水の場合は、濡れても問題ありませんが、操作は正しく行えません。水滴が付いたらきれいにふき取ってから操作するようにします。また、電源が入っていると、水滴によって勝手にタッチ操作をしたように感知され、誤動作を招きます。
でもご安心ください。Droggerは、水滴による誤動作防止のために「スクリーンロック機能」を備えています。そのため、「防水」と「濡れても使える」のどちらもでもOKですが、雨の日の使い勝手は「濡れても使える」が数段上です。
「濡れても使える」は京セラDIGNOやTORQUE、最新のシャープAQUOS Rなどです。ちなみに、開発テストは主にDIGNO Eです。
明るさとバッテリー容量
スマホのバッテリーのもちですが、1日3時間程度の走行でしたらほとんどの機種で満充電であれば1日持つかと思います。かなり短いように感じられるかも知れませんが、ほとんどはディスプレイの照明での消費です。特に晴れた日ですが、ディスプレイの明るさは最大にしたほうが見やすくなります。
見やすさでの補足ですが、マッド(非光沢)タイプの保護フィルムはかなり明るさが落ちてしまいます。晴天時には相当見づらくなりますので避けましょう。
遠征などで数日使用する場合の充電は、モバイルバッテリーがお勧めです。夜の間に完全充電できます。(開発ではいつもhttps://www.bizstation.jp/ja/drogger/drogger_index.html?tab=unit#drogger-options製のモバイルバッテリーを使用しています。)
タブレットは、スマホに比べて明るさが落ちます。直射日光で見えづらいことがあります。また、スマホでも明るいものとそうで無いものには2倍以上の照度差があります。事前に太陽光の下で確認されることをお勧めします。
ディスプレイサイズと車両への取り付け
ディスプレイは5~7インチ位のものが良いでしょう。ウィンドジャマーズさんで使われているのは7インチで相当大きく大迫力です。7インチはそれなりに重さもありますので、取り付けには専用に作られたパネル等が必要かと思います。ウィンドジャマーズさんでは、マウントをワンオフで製作していただけますのでご相談ください。
5~6インチの場合は、バイク用のスマホホルダー が色々販売されていますのでそれを流用するのが簡単です。
今回はDroggerの開発で使用しているZNT-D201 ご紹介します。これを加工するのが手軽・安価でお勧め*2です。
(追記 DBPOWER
YIEASYといった製品もハンドル取り付け部以外は同一の物のようです。)
ZNT-D201の加工
ページ先頭にある画像が ZNT-D201です。
用意するもの
- Φ6.5mm ドリル
- M6 ボルト ナットなど以下のもの
加工手順
- 本体裏側のビス6本を外します。
- カバーのセンターにドリルでΦ6.5の穴を空けます。
- 空けた穴の際にある突起をカッターややすりなどで削り平にします。
- 下図のように空けた穴にボルト、ワッシャ、ゴムワッシャなどを通し、カバーを挟むようにナットで固定します。
- カウルステーやメータパネルなどに固定するためのナットなどをボルトに入れておきます。
- 最初に外した6本のビスで元のように組み立て完成です。スマホをつけると裏はこんな感じです。スマホの四隅にかかっているゴムバンドはZNT-D201に最初からついているものです。
- ハンドルバー取り付け用の部品は使用しません。
ゴムバンドは必ず掛けるようににしましょう。転倒や激しいギャップを通過した際にスマートフォンが外れることがあります。バンドを掛けていれば通常の転倒などでは外れません。