はじまり
サスペンションのストローク計測はDroggerの誕生のきっかけです。
もっと速く走りたい。自分よりも可憐に速くコーナーを駆け抜けていくライダー達にあこがれ、どうすればあんな風に曲がれるのか? コーナーを速く曲がるための足回り。どう持っていけばいいのか、あれこれ試行錯誤する。 そんな中で、サスは実際どんな風に動いているんだろう? あいつと何がどう違うんだろうか?
そんな疑問と好奇心からDroggerの前身を試作したのが5年前くらいだと思います。
最初は、動きは取れたのだけれど、それがコースのどこなのかがわからない。それで、エンジンの回転も一緒に取ることに。 そうすれば加減速やシフトアップでどのコーナーかわかるだろうと。
狙い通り、サスの動きエンジンの回転からコースの場所がわかるようになりました。
喜びは束の間、今度は周回ごとの比較をしようとするとラップごとの区切りがわからない! ならばラップタイム(周回の基準位置)も取れるようにしようと。
これが今のDroggerの原型です。サスペンションストローク、エンジン回転数、LAPタイムの計測と記録(ロギング)です。
水・油温・気温 A/F・スロットル・電圧などは、その後に追加になりました。
サスペンションの動き方とコース上の位置
最初の画像を見てもらうとわかりますが、進入でブレーキをかけるコーナーは、フロントが沈んでリアが伸びます。(グラフ上方向が伸びた状態)
画像にはない部分ですが、切り返しは前後とも伸びます。開け開けコーナーは前後ともそれなりに沈みます。このようなパターンで、慣れるとグラフからここが1コーナー、1ヘアで2ヘアだなとすぐにわかるようになります。
ちなみに、画像は桶川スポーツランド新コース NSF100 SP12でのものです。グラフに Curve1と書かれたところは本当は2コーナーでCurve2が3コーナーです。 Curve1の手前でエンジンの回転が上がり前後とも徐々に沈んでいく部分があります。ここが全開で駆け抜ける1コーナーです。
グラフ(mmの目盛)ですが、サスペンションのストローク量ではなく、センサーと対象物(タイヤまたはフェンダー)との距離を表示しています。伸びきりの位置から引けばストローク量です。
それで違いは?
ちょっと戻ります。 それで、憧れのあいつ(ばらしちゃいますとUGです)の動きはどうだったかというと、自分の苦手なコーナーが全く違っていました。 進入でリアがほとんど伸びないのです。自分は思いっきり伸びてる。
それからは、そんな動きになるようかなり意識して走っています。なかなかできないんですけれども。
最近は
そして最近、テストをしてもらっている仲間と、データを見ながらあーだーこーだと話をするのがとても楽しい時間です。
ストロークセンサーの取り付け方は下の記事で
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