Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

DG-PRO1RW 2周波センチメートル級 RTK-GNSS

DG-PRO1RW (予価 69,800 税抜 バッテリー除く)

しばらくブログを書けないでいましたが、ようやく時間が出来ました。というかようやくDG-PRO1RWについて語ることができるようになりました。

DG-PRO1RWは、DroggerのGPSとして開発されたDG-PRO1の新しいバリエーションのRTK-GNSS受信機です。RTKのRとWバンドのWDG-PRO1RWです。HONDAのスペシャル仕様のレーサーみたいで、さらにタイミングよく令和(ReiWa)版のようでもあるネーミングです。

2019/07/15 追記 DG-PRO1RWが発売になりました。詳細は以下で! www.bizstation.jp

従来のレシーバーはL1帯という1つの周波数を受信していましたが、RWはL1とL2の2つの周波数帯の電波を使って位置を計算します。GPSは1つの衛星からは2種以上の電波が送信されていて、2つを使うことで電波特性の違いを利用してより精度を高めることができます。

さらにRTKモードならセンチメートルレベルの位置精度でしかも10Hz以上の高レートで計測できます。

RTKモードは高精度な測量レベルの精度です。モータースポーツなどではタイヤ一本のラインの違いまで完全に比較可能です。

RTKとは

RTKとはリアルタイムキネマティックという用語の略で、簡単に言うと移動するレシーバとは別に、「基準局」(事前に位置の分っている地上に固定したレシーバ)の補正データを使って、高い精度の測位をリアルタイムで行う技術のことです。

RTKイメージ

従来の測位方法(コード測位)は電波の到達時間を1MHz(100万分の1秒)で区切ってで計測します。対してRTKで使う搬送波測位は1000倍以上細かい(1.5GHz)で区切って計算します。 具体的に距離に直すと約19cmです。この単位以下はレシーバの分解能によりますが100分割とすると1.9mm単位で計測できるということになります。いかにRTKが高性能かわかりますね。

ただいきなり19cmの単位での位置がわかるわけではなく、従来の測位法と位置補正データを使って無数の候補点から特定していきます。

基準局で作られた補正データは、インターネット・Wifi・近距離無線などの通信手段で移動局に送ります。

基準局を得る方法

RTKモードで測位するには基準局が必要です。基準局を得るには以下の3つの方法があります。

  1. 自前で作る(仲間で共同で作る)
  2. 無償(善意)で公開されているデータを利用する
  3. 有料のデータサービスを利用する*1

それぞれの特徴は以下の通りです。

方法 コスト 安定性 絶対精度 備考
自前 ? 一度準備してしまえば安定して安価です。DG-PRO1RWで基準局が作れます
無償(善意) ? 安定した供給に努力されているものからフリーの実験用などもあり安定稼働かどうかは基準局ごとに異なります。
有料 月額数万円といった費用がかかりますが国土地理院のデータで絶対位置の信頼性があります

自前、および善意の基準局の絶対精度は、基準局の(アンテナの)位置をどれだけ正確に測量したかによります。移動局の利用目的に応じた精度を確保します。

基準局の距離

基準局は出来るだけ近くにあるものがよく、できれば10Km以内が望ましいとされています。遠くなればなるほど精度が落ちるのと、RTKで位置が確定できなくなります。善意で公開されている基準局が近くにあればよいのですが無い場合は別の方法を選ばないとなりません。

ここでの説明はとても大まかなものです。詳しくはリアルタイムキネマティックで是非調べてみてください。

DG-PRO1RWの特徴

u-blox F9Pチップ搭載

RWはDG-PRO1と同じスイス u-blox社のチップで、最新2周波RTKモジュール ZED-F9Pを搭載しています。F9Pは大学や企業の研究などにおいても、数百万円の測量用受信とほぼ同等性能であるとする高い評価を得ています。

u-blox ZED-F9P

高精度単独測位

RWは基準局を必要としない従来からの単独測位も、2周波によって1m以下CEP の高精度測位が可能です。

2周波RTK

このRTKという技術は、結構古くからあるのですが測量用で高価(50~数百万円)なもののみでした。また近年出てきている1周波のものではなかなかFIX(位置確定)しなかったり、FIX率が低いといった課題があります。

RWは2周波により無数の候補点の数を大幅に削減し、驚くほど短時間で容易にFIXします。また、基準局からの距離も望ましいとされる10Kmの数倍の距離でも容易にFIXします。 また、自動車ナビゲーションなどで高架橋などから抜けたあとの復帰も驚く速さでFIXに戻ります。

2周波RTKでコンシューマ向け製品としては日本初*2です。

基準局・移動局どちらにも対応

RTKモードで測位するには基準局が必要です。RWは基準局・移動局のどちらとしても利用可能です。自前で基準局を用意される場合はRWが2セット必要です。

専用AndroidアプリDrogger-GPS

従来のDG-PRO1と同様にRWはBluetoothを搭載し、Drogger-GPSでコントロールします。

簡単

これまでのRTKは学術用途やチップメーカ製など難しいアプリケーションしかありませんでしたが、それらに加えてDrogger-GPSはAndroidで基準局や移動局としての設定や通信が簡単にできます。Drogger-GPSは他のアプリやソフトウェアを必要としません。非常に簡単にRTKを行うことができます。

RTKで得た位置情報は、従来のDG-PRO1と同様にさまざまなアプリで利用可能です。(Drogger・Google Map・Y! ナビ・AgriBus-NAVI・Lap-C・ReceChronoなど )もちろんロギングも可能です。

ピアツーピア通信

さらに、基準局-移動局間では初のピアツーピア通信も可能にしました。Android端末2台*3とDrogger-GPSで基準局-移動局間をダイレクトに通信できます。わかり易く例えるとLINE電話のようにインターネットを利用して端末間で直接通信します。

P2P設定 間もなく日本語にします
中継サーバーを用意したり、自宅にサーバーを立てたりといったネットワークに関する高度な知識や設備は一切不要です。

どこでも基準局

基準局は、ビルや建物などの屋根等への設置が通常ですが、RWとDrogger-GPSを使えばサーキットや農場などの駐車場に止めた車などでも5分あればすぐに基準局が作れます。車の屋根にアンテナを置き、Drogger-GPSでセルフ計測モードを開始します。数分間計測しアプリが基準局の位置を決め自動で基準局モードになります。

基準局の位置をGoogleマップの衛星写真などから位置を指定することも可能です。

このような基準局の場合、絶対位置精度はわずかな誤差があるかも知れません。しかし、基準局-移動局間の相対位置精度はセンチメートル級で高精度です。

防水・防塵 ヘビーデューティー仕様

RWも防水・防塵 ヘビーデューティー仕様です。GNSSは基本的に野外で使用します。濡れたり汚れたりといったことを一切気にせず使用できます。

u-blox 2周波アンテナ付属

写真のu-blox 社で販売する2周波アンテナ(底面マグネット付き ケーブル5m)が付属します。アンテナの追加購入や選択の手間がありません。このアンテナで基準局・移動局とも十分な性能を発揮します。

u-blox ANTENNA

技適・Bluetooth SIG

日本の電波法の技術的合基準はもちろんBluetooth SIGも認証済で、ユーザー様が電波法違反やBluetooth特許/商標侵害に問われることはありません。特にコンプラインアンスが問われる企業ユーザー様も安心して利用いただけます。

発売は2019年7月末の予定です。価格は 69,800 (予価 税抜)です。

誰でも使えるセンチメートル級は始まったばかりです。どんな用途があるのか未知の世界です。1m位の精度とcm級では利用価値がまったく変わってきます。みんさんのアイデアで既存のGNSS枠を超えた面白い使い方ができるかと思います。楽しみです!!

乞うご期待!

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Droggerの詳細・ご購入は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

DG-PRO1RWS | ZED-F9P搭載 | 2周波 RTK-GNSS | Bluetooth5.0
¥69,800 (税別 BizStationサイト)
u-blox ZED-F9P GNSSモジュール搭載 2周波 RTK-GNSSレシーバ 。受信チャンネル数184 GPS みちびき(4機フル対応) GLONASS BeiDou Galileo 同時受 ...
詳細・購入 問い合わせ 会社情報
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*1:有料のデータサービスは、国土地理院の電子基準点のリアルタイムデータが数社から配信されています

*2:自社調べ

*3:どちらもインターネットに接続できる必要があります

DG-PRO1 静止~低速域の安定性向上 LSS機能

DG-PRO1 グランドプレーン

今回はDG-PRO1静止~低速域の性能向上のお知らせです。

DG-PRO1はモータスポーツなど高速域の性能は高い評価をいただいていますが、最近はウォーキングや農業機械ナビなど低速で使われるお客さんも増えています。

そんな中で農業設計社さんのAgriBus-NAVIで使用されているお客様から、低速域での安定性についてのご要望をいくつかいただきました。それらのご要望をもとに低速域での安定化機能(Low Speed Stabilizer)を追加いたしました。

LSSは方位精度を改善する機能で、主に以下の2つで構成されます。

  1. 方位の安定性を向上させるローパスフィルター
  2. 静止とバック(後退)時に正確な方位出力をするビルトイン・センサーコンパス

方位精度設定画面

LSSの出力は、モックプロバイダーかNMEAを通じて他のアプリにも反映されます。

また、今回は加えて低速域での安定性に不可欠なアンテナグランドプレーンの提案をしたいと思います。

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Buit-in sensor Compass (ビルトイン・センサーコンパス)

最初に静止時の方位についてです。

車両が静止しているときや極低速時は、GNSSではどちらを向いているか不定で方位を示すことができません。そこでAndroidのセンサーを使って車両の向きを示すのがビルトイン・センサーコンパスです。Androidを車両に固定すれば、停止時でも車両の向きを示してくれます。

では実際に、 静止時のコンパス機能がわかる動画です。一つの端末でAgriBus-NAVIとカメラを画面分割して回転がわかるようにしてあります。 *1


Drogger GPS Compass

このコンパスは、Androidのジャイロセンサー、加速度センサー、磁気センサーを使って計算されます。ただ、デバイスによってはジャイロセンサーが無いものもあります。そのためどのデバイスでも正確にでるわけではありませんのご了承ください。

コンパスの示す方向は画面を横長にした場合は以下の画像のような向きです。

コンパスは、デバイスの向いている方向を指しますが、車両の進行方向に対する取付角度や環境による誤差などを調整するために角度のオフセットを入力できます。通常は変化しないかと思いますので固定値での入力です。*2

方位ローパスフィルター

次にゆっくりと移動している際の方位です。

車両の場合低速時にそんなに急に向きを変えることができないはずですが、GNSSの示す生データの方位は精度に応じてグラグラし不安定で実態に対して過敏になっています。

また、低速で左右に車両が揺れるような場合、進行方向の移動より横方向の移動が大きくなることも出て来ます。

そこで実際の方位の変化を示すようにレスポンスの良いローパスフィルター*3を実装しました。このフィルターにより実際の方位変化に近いものにすることができました。このフィルターは10km/h以下で方位に対しのみ機能します。

左右揺れに対して非常に有効なことを実験した動画です。


Drogger-GPS RTKと方位ローパスフィルター

前記のコンパス出力もこのフィルターを通ります。そのため、静止時から動き始めもスムーズに方位が変化していきます。車では急な方向転換はありませんが、ウォーキング用途などでは止まった状態から急に違う方へ歩いたりします。そのような時でもレスポンス良くとてもスムーズに変化します。

グランドプレーン

ここでのグランドプレーンとは、アンテナの下に地面と平行に置く金属板のことです。山や建物からの反射波の影響を低減させます。DG-PRO1はさまざまな用途で利用されるため、決まったグランドプレーンの提案は難しいため行ってきませんでした。

AgriBus-NAVIで利用される方はトラクターの屋根等に比較的グランドプレーンの設置がやり易いのではないかと思います。実際、高精度での計測はグランドプレーンがとても重要でこれ次第と言っても過言はありません。別のGNSSかと思うくらいの違いが出ます。

簡単に手にはいることから100円Shop Seriaでなべの蓋や丸形の金属容器をいくつか用意しました。

色々な形状・材質で実験していますが、実はグランドプレーンの模索は現在進行中です。

材質ではスチール・ステンレス・アルミ、形状では平面・ボール形、厚みでは0.3mm~2mmほどまで様々です。ベストは模索中ですが、いずれにしてもどれも、平面の中央に置くことで間違いなく効果がありました。

取付の方向とグランドプレーンとの隙間は平面の場合ほぼ変わりありませんでしたのでいち早くお伝えしておきたいと思います。

項目 内容
取付向き ケーブルを上に向け垂直
グランドプレーン直径 11cm ~ 16cm
グランドプレーンとの隙間 5~10mm
位置 DG-PRO1を円の中心に置く

この写真のものは、厚さ0.3mmのアルミ板(ホームセンターで購入)を直径11cmにハサミでカットしました。ステーは2mm厚のアクリル板をカットしはんだごてで温めて90°に曲げたものです。

直径は11cmあれば非常に効果があり、さらに16cmになるとわずかながらより効果が大きくなりました。

ケーブルの取り出し方向と、グランドプレーンからの隙間は従来お伝えしてきた内容と異なってしまっていますが、地面と平行なグランドプレーンとしての金属とそうでない付近の金属の違いがありますのでご容赦ください。

ケーブルの取り出し方向は、天地が反対でも問題有りませんが、ケーブル取り出しを上にした方が効果が大きくなりました。

効果実験

AgriBus-NAVIでのフィルター効果の実験風景です。当社にはトラクターも農地もありませんので、手押し台車にDG-PRO1を載せてのテストです。取付位置も低く回りに建物がありGNSSの環境としてはあまり良いところではありませんが、その方がふらつきが大きくテストには好都合かと思います。*4

結果はフィルターなしに比べてとてもスムーズにラインをトレースすることができるようになりました。方向転換時もスムーズに方位が変わります。 バックした際は画面が回転することなく位置のみ後退します。

AgriBus-NAVIには「進行方向平滑化時間」という設定があります。こちらも様々な設定で実験ししました。その結果、より良いレスポンスとローパス性能を追求し、ローパスフィルターを実装するにいたりました。AgriBus-NAVIは様々なGNSSに対応する必要がありますが、Drogger-GPSはDG-PRO1に特化できますのでベストチューニングになっています。

機能の無い従来の状態と、LSS+11cmグランドプレーン有りで比較した動画です。


DG PRO1 LSS + 11cmグランドプレーン

尚、ローパスフィルターを有効にした場合、「進行方向平滑化時間」の設定は0 msecでOKです。

まとめ

AgriBus-NAVIでDG-PRO1をお使いの方はアプリを更新いただき、LSS関連の設定を有効にしてください。 また、ぜひグランドプレーンを設置してみてください。

双方の効果で非常に安定して使いやすくなるかと思います。

実験担当者(大宮路)曰く、「LSS+グランドプレーンはすごくいいです。結構感動的ですよ!」とのことで実際のトラクターでの使用感をお聞きしたいところです。

DG-PRO1で快適なお仕事を!

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*1:動画は部屋の中なので 黄色のNO POSマークで位置はFIXしていませんが方位はきちんと受け取って表示してくれました

*2:自動で計測する方法も考えましたが、ウォーキングなどで使う場合は計算すると逆におかしなことになりますのでこのような仕様です

*3:ゆっくりとした(ロー)真の変化のみを通す(パス)フィルター

*4:写真は実験の一部の風景です

DG-PRO1(RW)をRaceChronoで使う

 

今回はDG-PRO1DG-PRO1RWをフィンランドRaceChrono Oy製RaceChronoで使う方法です。

尚、新しい DG-POR1SやDG-PRO1RWSなどS付モデルの場合はより新しい記事をご覧ください。

はじめに

まず、製品に同梱された取扱説明書にしたがって、Drogger-GPSアプリのインストールと設定を行います。これが正しく行われていないと、以降の説明通りに動作しません。

RaceChronoはOSからLocation情報を取得して動作します。RaceChronoは新規にインストールした状態から変更するところはありません。デフォルトのままでOKです。デフォルトで[内蔵GPS受信機]がオンになった状態です。

Bluetoothデバイスを直接指定する事も可能になっていますが、指定は不要です。Drogger-GPSで設定した更新レートでRaceChronoを使って計測できます。

Drogger-GPSを説明書の通りに設定しておいてください。

使い方

  1. DG-PRO1に電源を接続し、電源が入っているのを確認します。

  2. Drogger-GPSを起動して [Start]をタップします。

  3. RaceChronoを起動します。(Drogger-GPSはバックグラウンドでOSの位置情報を更新し続けます。)

ちなみに、Androidの設定で位置情報をOFFにしても構いません。内蔵GPSは置き換えられて使用されないためです。(Android 11以降は位置情報は必ずONでなければなりません。)

RaceChronoを自動起動させる

上記使い方の3番を自動で行うこともできます。

  1. Drogger-GPSの設定を開きます。

  2. [起動と外部アプリ]-[Bluetooth接続後に起動するアプリ]で[RaceChrono]を選択します。

[Start]をタップしBluetoothの接続が完了するとRaceChronoが自動で起動するようになります。

これで、Drogger-GPSからワンタップでRaceChronoが使えるようになりました。

DG-PRO1(RW)で楽しい走行を!

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DG-PRO1(RW)をGPSLapsで使う

 

今回はDG-PRO1DG-PRO1RWをs.krtkさん製GPSLapsで使う方法です。

GPSLapsはOSからLocation情報を取得して動作します。GPSLapsは新規にインストールした状態から変更するところはありません。デフォルトのままでOKです。(GPSLapsのバージョンによってはBluetoothデバイス]がデフォルト有効になっているようです。この場合はGPSLapsの設定にてOFFにしてください]

Bluetoothデバイスを直接指定する事も可能になっていますが、指定は不要です。Drogger-GPSで設定した更新レートでGPSLapsを使って計測できます。

Drogger-GPSを説明書の通りに設定してください。

使い方

  1. DG-PRO1(RW)に電源を接続し、電源が入っているのを確認します。

  2. Drogger-GPSを起動して [Start]をタップします。

  3. 接続が完了したらGPSLapsを起動します。(Drogger-GPSはバックグラウンドでOSの位置情報を更新し続けます。)

GPSLapsを自動起動させる

上記使い方の3番を自動で行うこともできます。

  1. Drogger-GPSの設定を開きます。

  2. [起動と外部アプリ]-[Bluetooth接続後に起動するアプリ]で[GPSLaps]を選択します。

[Start]をタップしBluetoothの接続が完了するとGPSLapsが自動で起動するようになります。

これで、 Drogger-GPSからワンタップでGPSLapsが使えるようになりました。

DG-PRO1(RW)で楽しいサーキット走行を!

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DG-PRO1(RW)をLAP+Cで使う

 

今回はDG-PRO1またはDG-PRO1RWをdp3さん製LAP+Cで使う方法です。

追記 (2019/08/01)

LAP+Cは直接Bluetooth接続するため、DG-PRO1RWをRTKモードで動作させることはできません。LAP+CにRTKの補正データを送受信するしくみがないためです。

通常のGPSを利用するAndroidアプリはOSからLocation情報を取得して動作します。しかし、LAP+Cは外部レシーバーに直接Bluetooth接続などして位置情報を得るアプリです。外部レシーバーとの通信にはGPSレシーバの標準メッセージ(NMEA)を使用します。

DG-PRO1(RW)はデフォルトではNMEAメッセージは使用しませんが、 Drogger-GPS Version 1.6.30以降を使うことでDG-PRO1(RW)からNMEAメッセージを出力するよう設定することができます。 尚、DG-PRO1(RW)の設定情報は電源を切ると失われますので、LAP+Cで接続する前にDrogger-GPSで設定済にしてから起動するようにします。

Drogger-GPSの設定

以下の設定を行うことでDG-PRO1(RW)のNEMA有効化とアプリの終了、LAP+Cの自動起動がワンタップ行われるようになります。

  1. Drogger-GPSの設定を開きます。
  2. 右上の...メニューをタップし、[デフォルトに戻す]をタップします。
  3. [起動と外部アプリ]-[NMEAと外部アプリ]-[NMEAを有効にして終了]をONにします。

  1. [起動と外部アプリ]-[Bluetooth接続後に起動するアプリ]で[LAP+C]を選択します。

使い方

LAP+Cについては新規にインストールした状態から変更するところはありません。デフォルトのままでOKです。

DG-PRO1(RW)をLAP+Cで使う場合は必ず以下の手順で行ってください。

  1. DG-PRO1(RW)に電源を接続し、BlueのLEDが点滅しているのを確認します。
  2. Drogger-GPSを起動して [Start]をタップします。
  3. Bluetoothの接続が完了するとLAP+Cが自動で起動します。 起動後Drogger-GPSはBluetoothを切断して自動で終了します。 ここからはLAP+Cでの操作です。
  4. [SPP(747Pro等)探索開始]をタップします。

  1. [DROGGER-GPS]をタップします。

  1. [接続完了]になればOKです。

これで、LAP+CからDG-PRO1(RW)に接続できました。

Androidの設定で位置情報をOFFにしても構いません。内蔵GPSは使用されないためです。

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DG-PRO1(RW)をLocus Mapで使う

 

今回はDG-PRO1(RW)をオフラインマップのLocus Mapで使う方法です。

Locus Mapは特に特別な設定は不要です。しかし、Locus MapのGPSの設定項目は多く、ユーザーは混乱しがちです。

そこで、DG-PRO1(RW)でLocus Mapを使う際のお勧め設定をご紹介します。

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概要

Locus Mapの外部GPS Bluetooth接続機能は使用しない

Locus Mapに外部GPSにBluetooth接続する機能がありますが、これは使用しません。

Drogger-GPSでBluetooth接続する

一般的なカーナビアプリなどど同様に、Drogger-GPSでBluetooth接続し、Locus MapはMock Provider経由で位置情報を取得します。

Locus Mapの設定

Locus Mapの設定方法を画像で示します。日本語と英語の画像の双方を並べておきます。 枠で示した通りに設定してください。

Drogger-GPSの設定

新規にインストールした状態から変更するところは1箇所のみです。あとはデフォルトのままでOKです。

自動再接続などは利用方法に応じて設定してください。

使い方

  1. DG-PRO1(RW)に電源を接続し、電源が入っているのを確認します。
  2. Drogger-GPSを起動して[Start]をタップします。
  3. 接続できると、Locus Mapが起動します。

これで、Drogger-GPSからLocus Mapに位置情報が送られます。 Androidの設定で位置情報をOFFにしても構いません。内蔵GPSは使用されないためです。

DG-PRO1(RW)で楽しいアウトドアスポーツを!

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Drogger セクターバーとタイム差表示

f:id:bizstation:20190319140613p:plain 久しぶりのDroggerです。今までも、スピードセンサーを使ったタイム差表示があったのですが、セクター単位での表示要望が多かったので新しくセクター方式に変更いたしました。

セクターバーは、従来と同じ色によるタイム差も表現しています。また、ラップタイムの下にベストラップとのタイム差も数値で表示するようになりました。

まずは実際の表示をご覧ください。文字での説明が出ますので最後まで見ていただけたらと思います。


Drogger セクターバーとタイム差表示

MotoGPライクな表示なのですが色は異なっています。MotoGPでは赤が速いのですが、色のグラデーションでタイム差を表現するため悩みましたがまずは従来と同じで緑が速いタイムです。

Drogger |モータースポーツ用データロガー | 防水・防塵
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ラップタイム・回転数・サスペンションストローク・A/F・スロットルポジション・水温・油温・電圧など8チャンネルの入力可能な高機能データロガー...
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必要なもの

Droggerアプリ

動画のアプリはDroggerです。Droggerを使うにはセンサーユニットSL001が必要と思われていることが多いのですが、実際は無くてもアプリだけでタイム計測が可能です。

セクターバーが表示できるのは Version 1.3.94以降です。古い場合は最新にしてください。

DG-PRO1

内蔵GPSでもセクタータイムは計測できますが、大きな国際コース(鈴鹿、富士スピードウェイ、もてぎ など)でない限り実用的ではありません。DG-PRO1であればどんなコースでも100分台の誤差での計測が可能です。

f:id:bizstation:20190319133534j:plain
DG-PRO1

セクター区切り

セクタータイムを計測するには事前にコースにセクターラインが必要です。初めてのサーキットでも一度走行すると軌跡が取れますので、実際の走行図からセクターを指定すると簡単です。

セクター追加の方法は、アプリガイドのマップ上にセクターラインを追加するをご覧ください。

使い方

アプリの設定に「セクターバーの表示」という項目がありますので、有効にします。

あとは、実際に走行するだけです。2周目のセクター1を通過するとタイム差とセクターバーが表示されます。 タイム差はベストラップと現在の周の各セクターのタイム差の合計です。

セクターバーの色

セクターバーの色とタイム差を説明します。

意味
タイム差なし
0.25秒以上速い
0.25秒以上遅い

0- 0.25秒の間は、黄色からのグラデーション色になります。 f:id:bizstation:20180702191415p:plain

さいごに

セクターバーがあると、予選などで現在のタイム状況がすぐにわかります。このラップを決めるのか、次のラップに照準を合わせるといった作戦をラップ中にたてることができます。

Droggerとセクターバーでスーパーラップを!

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