Beyond your wall with Drogger

ドロガーで壁を越えよう

DG-PRO1 対応アプリ更新

高精度GNSS DG-PRO1で非常に高い位置精度を得ることができるようになりました。それに合わせより使いやすくするための新たな改善と、以前から準備のために進めてきた内容と合わせてご紹介します。

この記事の内容はアプリバージョン 1.2.84にすべて含まれています。 

サーキット情報

GPSでのラップやセクター計測を行うにはサーキットのフィニッシュラインやセクター区切りラインが必要です。

そこで、サーキット情報を編集するための機能が大幅に強化されました。サーキットは自由に追加・編集が可能です。駐車場などもコースとして登録可能です。

サーキットの編集

編集方法などの詳細は以下の記事で

drogger.hatenadiary.jp

セクター

高精度・高更新レートのGPSによって、コースを任意の位置で区切って正確なセクタータイムを計測できます。

セクタータイム

ショートカット検出

カートコースなどでコースをショートカットした際に、それがベストラップとして検出されてしまうことがあります。ショートカットによってセクターが検出されなかった場合、その周を無効な周としてベストラップから除外されるようにしました。

従来の速度による無効な周の検出と合わせて、高い精度で無効な周を検出できます。

下図のグレー文字のタイムは無効な周です。

無効な周の検出

トレース図のフルスクリーンと位置補正

きれいなトレースをフルスクリーンで見られるようにしました。地図アイコンをタップすると
小 -> 中 -> フル -> なし
と順にサイズを変更できます。

フルスクリーンのトレーズ図

GPSは衛星配置や電波状況で、刻々と変化する位置ズレがあります。走行ラインの違いなどを見る際はこのズレを補正して見やすくできるようにしました。

トレース図を長押しすると、位置補正モードになります。

位置補正モード

GPSスピードを使ったタイム差表示

カラーバーによるタイム差表示にはスピードセンサーが必要でしたが、その制限を取り払いDG-PRO1によるスピード計測でもタイム差表示を可能にしました。

タイム差表示については以下の記事で

drogger.hatenadiary.jp

DG-PRO1インジケータ

DG-PRO1は内蔵GPSに置き換えて使用しますが、置き換えが行われているかどうか判るようにメータ中央にインジケータを設けました。正常に利用が開始されると文字がグレーからグリーンに変わります。

 
DG-PRO1インジケータ

一目で動作していうかどうかを確認できます。

DROGGER-GPSの自動起動

DG-PRO1をコントロールし位置情報サービスを提供するアプリがDROGGER-GPSです。DroggerがReadyになると自動でDROGGER-GPSサービスを起動します。

これにより一度設定すれば、いつも通りDroggerを起動するだけでDG-PRO1が使用できます。あとは、走行前に前記インジケータがグリーンかどうかを確認するだけです。

[設定]-[Drogger-GPSの自動起動]をOFFにすることで、自動起動しないようにもできます。


Enjoy with DG-PRO1!

DG-POR1の詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

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DG-PRO1 車両への取付

DG-PRO1をバイクにどうやってつけたらいの?といった質問をよく受けますのでサンプルを紹介します。

サンプルはNSR50のメータステーに樹脂板で作ったステーで貼り付けています。

ポイントは金属やカーボンなどから3cmは離し、ケーブルを下にしてほぼ垂直に取り付けることです。DG-POR1は上部にアンテナがあります。アンテナ周りを3cm、ケーブル出口は1cm以上を目安にしてください。

写真のステーはアクリル板を立ち上げて金属のメーターステーから離すと同時に垂直になるよう角度をつけています。ほぼ理想の形です。

走行後にDG-PRO1で感度良く計測できていたかは、セクタータイム表示画面で確認できます。

セクタータイムの表示と精度確認

  1. データ一覧から目的のデータをタップします。
  2. ラップ一覧が表示されたら、ボタンをタップします。 セクタータイムが表示されます。(セクターの指定が無い場合はSect1~Sect4はゼロです)
  3. 一番右の列 ACC がその周の平均精度の数値です。

ACCは、数値が小さいほど高精度です。衛星の配置などにもよりますが精度が良いと0.5前後の数値になります。上記で紹介したステーと位置で概ね0.5 ~ 0.6でした。

下図は少し取付方法が異なっているため少し悪く、0.71 ~ 0.76位になっています。これくらいですと、0.5~ 0.6と使用上ほとんどわからないくらいの差です。

このACC値を目安により良い取り付けの参考にしていただけたらと思います。

樹脂板ステーの作成

それでは最初に紹介した 樹脂板ステーの作り方を紹介します。 サンプルはアクリルで作りましたが、PETのほうが柔軟性があって割れにくくなりますので可能ならPET板をお勧めします。

準備

以下の道具と材料を準備します。

  • PET板 (またはアクリル板) 2mm厚 100 x 100mm
  • 瞬間接着剤
  • 強力両面テープ
  • 板用のカッター
  • 10mmドリル
  • 丸やすり
  • はんだごて

実際に使用したアクリル板は以下のものです。

加工

  1. 樹脂板を以下の寸法で2枚カットします。
    強度を上げるために2枚カットし後で貼り合わせます。

  2. はんだごてで折り曲げ線の位置を良く温めます。簡単に曲がるようになったら(メータステーの角度に合わせて)60°~80°曲げます。

  3. 瞬間接着剤で貼り合わせます。

  4. ケーブルを通す10mmの穴を明けます。コネクターより大きくないと通りませんので10mmで開けてから、丸やすりで横方向に広げコネクターが通るようにします。

  5. 両面テープでDG-PRO1を貼り付けます。(写真は裏から品番が見えるように少し上にずらして貼っています。)

あとは、メーターステーに両面テープで貼り付けて完成です。

これは特定の車両のものですが、異なる車両の方も参考にしていただけたらと思います。

Enjoy with DG-PRO1!

DG-POR1の詳細は

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Drogger GPS 発売!

https://www.bizstation.jp/ja/drogger/img/gps.png

高性能 u-blox M8エンジン搭載
最大更新レート18Hz
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防水・防塵ヘビーデューティー仕様


Droggerのための高精度・高更新レートのGNSS(GPS)DG-PRO1がいよいよ発売です。 DG-PRO1(ディジープロワン)略してプロワンです。

細かな説明は後にして、実際にどのような軌跡を記録するか、NSF100にて走行したデータをご覧ください。

茂原ツインサーキット西コース

堺カートランド

白糸スピードランド

桶川スポーツランド

トレース図は拡大できます。拡大するとこのような感じになります。

白糸7コーナー

桶川4,5コーナー

DG-PRO1

https://www.bizstation.jp/ja/drogger/img/DGPRO1_ex_small.png

本体寸法・重量(W×D×H)48.5 × 50 × 10.8mm 42g

Drogger + DG-PRO1

DG-PRO1はDroggerと同じようにBluetoothでスマホと接続し、内蔵GPSに代えて高精度・高更新レートの位置情報を提供します。 Drogger はその情報を記録していきます。内蔵GPSに比べて圧倒的な精度と更新レートです。

セクタータイム

DG-PRO1の最大のメリットはセクタータイムの計測です。自由にセクター 1~4に区切ってタイムを表示できます。さらに、セクターごとのベストを合計した、ベストラップもすぐに見ることができます。

セクターベストのラップタイムが良いと、実際にそのタイムを出せる可能性を感じ、とても楽しくなります。

セクタータイム表示

ラップタイム

精度

ラップタイムの計測精度は、カートコース等での実測で0 ~ 0.05秒程度の誤差*1です。赤外線や磁気のラップセンサーの0.01以下の精度には劣りますが、コースの設備や準備が不要なためどこでも簡単に計測が可能です。

赤外線や磁気ラップセンサーのバックアップ

さらに、DroggerはGPSでのラップ計測を赤外線や磁気のラップセンサーのバックアップ用として使用できます。

例えば、何かの事情で磁気が反応しなかった周があったとします。たまたまその周がベストが出たはずとしたら非常に残念でしょう。そんなときは、データのパラメータをGPSラップセンサーに切り替えましょう。後からGPSで計測したラップタイムを確認できます。

普段は、精度の良い赤外線や磁気で、困ったときは GPSのデータでレスキューが簡単にできます。DG-PRO1ならレスキューしたラップタイムも高精度です。

スピード

DG-PRO1は、スピードも高精度に計測できます。他のライダーが使用する他社製GPSラップタイマーとの最高速比較もし易くなります。

コーナーのスピードはGPSの場合、その仕組上やや苦手です。 ホイールでのスピードセンサーは直線もコーナーも高精度に行えます。

Droggerは後でデータのパラメータを変えることでスピードセンサーとGPSスピードの両方を確認することができます。

参考までに、フロントに付けたスピードセンサーを、[設定]-[入力]でリアホイールスピードとして登録すると、GPSスピードとスピードセンサーのグラフを同時に比較することができます。

ライン取り

DG-PRO1は単独測位としては非常に高精度ですがそれでも電波状況や衛星は位置などの要因でズレが生じます。ただ短い時間であればそのずれはほぼ同じ方向になります。絶対位置のライン確認は難しいですが周回ごとのライン違いは分かるレベルにあります。

Android内蔵GPSとは比べ物にならない圧倒的にきれいなラインを描きます。

DG-PRO1を使う

具体的にどのようにDG-PRO1を使用するのかご紹介します。

電源

1つの電源ライン(USB 12V共に可)をDroggerとDG-PRO1の両方に供給する電源分岐ケーブルSW001を用意しました。

モバイルバッテリーの場合は、消費電流が増える分、連続使用時間が短くなりますが、満充電であれば朝から夕方までは概ね使用可能です。

https://www.bizstation.jp/a/drogger/img/dg_separate.png
電源分岐ケーブル SW001

アプリ

アプリは『Drogger-GPS』という名前のアプリです。Google Playより無償ダウンロードできます。

このアプリで以下のことが行えます。

  • 衛星情報の確認
  • GPSの各種設定
  • Bluetooth接続管理
  • 内蔵GPSに代わる位置情報更新

アプリはバックグランドで動作するため一度設定を行えばあとはほとんど意識する必要はありません。

Droggerとの連携

Droggerは、「Drogger-GPS」を自動的に起動します。それにより、いつものようにDroggerを使用していただくだけです。DG-PRO1の位置情報が利用されると、メータ中央のDG-PRO1インジケータがグリーンに変わります。

Droggerの設定は特に何も変える必要はありません。もし、ラップ計測をGPS優先で行いたのであれば、[設定]-[ラップタイム]-[GPS Lapセンサーを優先する]をONにします。

取付

DG-PRO1はアンテナを内蔵しています。GPSにとってアンテナは命で、感度が良くなる場所に取り付ける必要があります。

このアンテナは付近の金属など電気を通すものを嫌います。それらから最低3cmできれば5cm程離れた場所に設置します。取付ステーも金属はNGです。樹脂製のステーを使用してください。
カーボン製のカウルやステーも導電性のため金属と同様です。

DG-PRO1は防水・防塵仕様です。雨天や洗車も気にせず、そのまま使用できます。

Dogger以外での利用

DG-PRO1はDrogger専用ではありません。『Drogger-GPS』アプリを使えば、Googleマップなど、GPSを利用するほとんどのAndroidアプリでDG-PRO1の位置情報を利用できます。 ドライブやツーリングのナビゲーション、自転車、釣りに登山など様々なAndroidアプリがあります。 DG-PRO1は内蔵GPSに代わってそれらのアプリに劇的に高精度・高更新レートの位置情報を提供します。


Special thanks to
DG-PRO1を開発するにあたり、テストしてくれたライダー! (敬称略)
佐々木 崇弘
鈴木 崇生
吉田 慎弥
寺井 誠一郎


DG-PRO1の詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/gps_index.html

*1:正しく測位出来ている場合

Drogger 茂原ツインサーキット西コース 設定

先日、茂原ツインサーキット西コースを走行しきました。とても楽しいコースでした。

このコースはマグネットが2個埋まっています。 それぞれ、ゴールライン手前オレンジ線上とバックストレート中央です。

マグネットが2個以上の場合、最初のマグネットで計測を行います。そのため茂原西ではどうしてもバックストレートでのラップ計測になります。 タイム自体は正確ですが計測ポイントが公式タイムとはだいぶ離れてしまうため、予選が終わってみると多少違う結果になってしまいます。

そこで、GPSによるマグネット検出チェックを使って、ゴールライン手前で検出する方法をご紹介します。

これは、茂原ツインサーキットに限らず複数個のマグネットがあるコースや誤検出があるコースで有効です。

アプリの更新

アプリは最新の Ver 78が必要です。事前にアプリの更新を行ってください。

認識されたコースにマグネットラインを引く

まず、GPSによるマグネット位置チェックには、コースにマグネット位置を示すラインを引く必要があります。

茂原西コースには無かったため、最新のアップデートに含めました。

f:id:bizstation:20181127171121p:plain

他のコースでマグネットラインがない場合でも、ご自身で設定可能です。以下の記事を参考にマグネットラインを引いてください。 drogger.hatenadiary.jp

実際にサーキットでDroggerをReadyにして、メータ画面にあるサーキット名が設定した名前になっているか確認してください。今回のサーキットは『茂原西コース』です。「茂原ツインサーキット」は大きいほうのコースですのでお間違いなく。

GPS検出チェックを有効にする

[設定]-[ラップタイム]-[ GPS検出チェックを使う]をONにします。この設定はデータを見る際にも必要ですのでご注意ください。

マグネット数の設定

GPS検出チェックを有効にした場合は、マグネット数の設定は無視されます。

OFFの場合は有効ですのでON/OFF両方うまく表示したい場合は正しい数を設定しておくと良いと思います。茂原西コースの場合は「2」とします。

最小セクタータイム

これは検出時間の最小値です。マグネット2個の場合は、マグネットとマグネットの間の時間ですので茂原西コースの場合は、13秒以下にしてください。

最後に

GPS検出チェックはGPSの精度に依存します。AndroidのGPSでも動作確認はいたしましたが、機種や取り付け位置によっては問題があるかも知れません。今回のテストは京セラ DIGNO 503KCにて行っています。

まもなく、発売になりますDG-PRO1(Drogger GPS)は非常に高精度ですので、GPS検出チェックも正確に行ってくれます。

協力

かわいちゃんR
いつもありがとうございます。

Enjoy! with Drogger

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

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HRC グランドチャンピオンシップ 対応

今回は、DroggerのHRC グランドチャンピオンシップレースへの対応についてです。

HRC グランドチャンピオンシップレースは以下のものです。

  • CBR250RR Dream Cup
  • CBR250R Dream Cup
  • HRC GROM Cup

NSF100 HRCトロフィーにつきましては少し異なりますので最後の章をご覧ください。

これらのマシンレギュレーション - 追加の装備に以下の記述があります。*1

自動ラップ計時デバイスを追加することができる。ただし、公式計時方式、及び装備を妨げてはならない。

アナログ式を含むデータ収集器、データ収集に使用される部品の取り付けは、一般に入手できる簡易なものに限って認められる。(例:デジスパイスなどのGPS型データーロガー) ただし独立して機能しなければならず、電源及びデータ取得等、いずれの場合もデバイスを車両自体のシステムに接続してはならない。取り付け方法は安易に脱落しないように確実に固定しなければならない。

尚、この他にHRC NSF250R Challenge cup がありますが、これの場合、ほぼ制限されるものがありません。(タコメータのみ純正指定ですので、表示をスピードメーターに変更してください)

Droggerの設定

タコメータをスピードメータに変更

車体システムと接続するものにエンジン回転数の信号があります。これは接続できないため回転数をロギングすることはできません。他社のラップシステムなどで、ハイテンションコードに巻き付けて回転数を検出するものがありますが、これも接続の一種とのことで事実上エンジン回転数を取る方法はありません

そのため、タコメータの表示は不要です。そこでスピードセンサーやGPSのスピードをアナログ風メーターで表示することができるようにしました。(アプリの最新バージョン Ver76以降が必要です。)
[設定]-[メインメータ]-[形式]でスピードメーターを選択します。 f:id:bizstation:20181114165420p:plain

自動ログOFF時間

エンジンが動作していると、自動ログOFFはされません。しかしエンジン回転数が取れませんので、LAP検出の時間で管理されます。少なくとも1周のタイム以上でないと走行中にOFFになってしまいます。5分程度に設定してください。

[設定]-[自動ログOFF時間]で時間(分)を設定します。

LAP検出

磁気ラップ検出

鈴鹿、もてぎいずれのコースもハーフコースの場合があります。メインストレートを含まないコースの場合、マグネットはショートカット上にあります。

特に設定変更はありません。

GPSラップ検出

メインストレートを含まないコースの場合はマイサーキットでフィニッシュラインを変更してください。 変更方法は以下をご覧ください。 drogger.hatenadiary.jp

取り外す必要のあるもの 

12V電源ケーブル・IGケーブル

車両から電源をとることはできませんので、電源はUSB5Vケーブルとモバイルバッテリーでご使用ください。

エンジン回転数を取ることはできませんので、IGケーブルは取り外してください

HRCデータコネクターハーネス

車両から、電源・エンジン回転数・スロットルポジションの取得はできません。HRCデータコネクターハーネスのカプラーを外してください

電源はUSB5Vケーブルとモバイルバッテリーでご使用ください。

水温・油温センサー

これらのセンサーに関する記述はありませんが、これらを付けるには車両のホースやボルトの変更が必要になるため取り付け不可です。

取り外さなくとも良いもの

磁気LAPセンサー・赤外線LAPセンサー・スピードセンサー・ストロークセンサー・気温センサー

これらは、P-LAPなどのセンサーと同様に考えられますので問題ないかと思います。(データ収集に使用され、簡易に取り付けできる部品・一般に入手できる・かつ車体のシステムへの接続なし)

本体ユニットとスマホは、データ収集器・簡易に取り付けできる・一般に入手できる・かつ車体のシステムへの接続なしですので問題ないかと思います。 スマホは確実に固定されつつ、簡単に取付・取外しできるようにしましょう。

HRCトロフィーレギュレーション

前述のレギュレーション引用は、HRCトロフィーは含まれません。 HRCトロフィーは以下のようになっています。

■自動ラップ計時デバイス(P-LAP等)
(但し、独立して機能し、テレメトリーシステム、データロガー、各種メーター等の機能を備えるものは不可。)(2018年までは有効)
■独立して機能するGPS型データロガー (2019年より)
※電源及びデータ取得等、いずれの場合もデバイスを車両自体のシステムに接続してはならない。

この内容につきまして他のクラスと異なる旨、HRCの担当者様に問い合わせさせていただきました。

本来であれば他のクラスと同様にされたいとのことで、来年度2019からは統一されるそうです。本年度2018年はこの通りとのことです。

現状のレギュレーションはデータロガーとメーターの定義が曖昧です。厳しく取るとP-LAPでさえも、ラップを計測するメーター*2であり、ラップタイムを保存(ロギング)しています。 しかし、「自動ラップ計時デバイスで、電源及びデータ取得を車両自体のシステムに接続しなければ良い」とすればGROM等と同じとも取れます。2018年の大会に出場される方は車検時にご確認いただけたらと思います。

追記 2019/03/6
予定通り、HRCトロフィーレギュレーションのデータロガー部分が2019年より変更になりました。 「(但し、独立して機能し、テレメトリーシステム、データロガー、各種メーター等の機能を備えるものは不可。)」が削除され、「■独立して機能するGPS型データロガー」が追加されています。
メーター、データロガーNGがなくなりましたので、自動ラップ計時デバイスであるDroggerはタコメータ信号は取れませんが、モバイルバッテリーでGPSやラップ計測が可能です。

Enjoy HRC Grand Championship with Drogger!

Droggerの詳細は https://www.bizstation.jp/ja/drogger/

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*1:HRCトロフィーは除く

*2:計器

Drogger To Edit Circuit information

We are planning to sell high precision GPS in December 2018. We can now display the sector time in Drogger. You will be able to edit information of circuit. In addition, circuit information to respond to globalization has been separated into a country-by-country basis.

To Select a country

A circuit will be automatically detected if it is registered, Detection source is circuit information for each country. First , a country has been selected correctly.

  1. Start Drogger.
  2. Tap the meter screen and swipe down.
  3. Tap the setting icon in action bar. Select the [Circuit].
  4. Tap the [Select country], and select the country where you want to use. f:id:bizstation:20181107112518p:plain

My Circuit

My Circuit is used when there is no target circuit in the circuit information of the App, or when you want to change the contents. My Circuit will be used in preference to the circuit of the application provides. It will also be used to automatic recognition.

Editing of circuit is Google Maps using. Therefore, please be sure to be able to connect to the Internet.

To display My circuit

  1. Select the [Circuit] from the setting.
  2. Tap the [My circuit]. f:id:bizstation:20181107180114p:plain

When you open My Circuit, circuits that you've ran in the past will be automatically added to the list. Tap a circuit name in the list to display the Google map of the course location.

To add a new circuit

  1. Tap the +(Plus) mark in the action bar.
  2. Circuit list of App will be displayed. (Depending on the selected country may not have circuit of App)
  3. If there is the circuit of purpose in the list, select it.
  4. If it is not, Enter the circuit name or circuit address to [New circuit name or address] of the bottom of the screen,.
  5. Tap the search button. Once the circuit is found on Google Map, longitude and latitude are automatically entered.You can also check longitude and latitude by yourself and enter.
  6. When you can entered three values, Tap the [OK].

f:id:bizstation:20181108124045p:plain

Circuit name that you enter Google Maps must be a facility name that can be searched. If not find, Message of "Could not found xxx on Google map" will display. You can search by entering an address and change the name later.

Related Links
Find or enter latitude & longitude - Computer - Google Maps Help

Description of circuit information

Circuit information has the following items.

Name Type Description
Finish line Required Goal line
GPS line Optional Line for detects lap with low precision GPS, such as Android built-in GPS. If there is no GPS line, Or a high accuracy GPS is used, Finish Line will be used.
Magnet line Optional The line where the magnet is buried.This prevents false detection of the magnetic wrap sensor.

When detecting lap with low precision GPS, accuracy will be better if the straight distance is taken longer.

To edit detect line of the circuit

Add or change line

  1. Tap a circuit you want to edit from the list.
  2. Once the map is displayed, Long press(Long tap) anywhere on the map.
  3. Tap [EDIT LINES ..] in the action bar , and select a line type of you want to add. f:id:bizstation:20181107180005p:plain
  4. Tap a middle point of the edit line. The red mark indicating the position is displayed.
  5. In the traveling direction, tap the point away a few meters. The recognized line is indicated by a white line. In the case was not you wanted, Tap the [Reset] and return to Step 4 and try again. If there is no problem tap the [OK]. f:id:bizstation:20181107175947p:plain

In this step, it will be added or updated in the selected line.

it is also possible to specify the position from the actual driving data. For adding sector, It is more convenient than this way .

Delete line

  1. Tap the circuit you want to edit from the list.
  2. Once the map is displayed, Long press(Long tap) anywhere on the map.
  3. Tap [REMOVELINES ..] in the action bar , and select a line type of you will be delete.

Specify line information by value

If you want to sector lines to same values in Drogger users, You can make it exactly the same value.. Also, it is possible to change the circuit name.

  1. Long press the circuit you want to edit from the list.
  2. Tap "..." on the action bar and tap [Edit values].
  3. Longitude, latitude and direction of each line is displayed.
  4. Enter each value and tap save icon f:id:bizstation:20181107130954p:plain on the action bar.

To delete a circuit

  1. Long press the circuit you want to edit from the list.
  2. Tap the trash icon in the action bar.

This deletion only be from My circuit, never App's circuit is deleted.

Enjoy with Drogger!

Drogger サーキット情報の編集

高精度GPSユニットの発売(2018/12月予定)に合わせて、Droggerでセクタータイムを計測表示できるようになりました。また、それの元になるサーキットの情報を細かく編集できるようになりました。さらに、国際化に対応すべくサーキット情報が国ごとに分離されました。

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国の選択

サーキットは登録済であれば自動検出されますが、検出元になるのは国ごとのサーキット情報です。まず国が正しく選択されている必要があります。

  1. Droggerを起動します。
  2. メータースクリーンを一度タップしてから下にスワイプします。
  3. アクションバーの設定をタップします。
  4. [サーキット]を選択します。
  5. [国の選択]をタップし、使用する場所の国を選択します。 f:id:bizstation:20181107112518p:plain

マイサーキット

マイサーキットは、目的のサーキットが、アプリ提供のサーキット情報に無い場合や内容を変更したい場合に使用します。
マイサーキットに加えられたサーキットの情報は、アプリ提供のサーキットに優先して使用されます。また、自動認識の対象にもなります。

サーキットの編集はGoogleマップを使用しながら進めます。そのため、必ずWiFiが使用可能な場所でインターネットに接続できる状態で行ってください。 インターネットに接続できない場合はコース図が表示できません。

また、通信速度が低速な場合、地図が表示されるまでに非常に時間がかかる場合があります。


マイサーキットを表示する

  1. 設定から[サーキット]を選択します。
  2. [マイサーキット]をタップします。 f:id:bizstation:20181107113122p:plain

マイサーキットを開くと過去に走行したことのあるサーキットは自動で一覧に追加されます。
一覧からサーキット名をタップすると、そのコースの場所のGoogleマップが表示されます。

ここからはマイサーキット]の使い方について説明します。

新しい サーキットを追加する

  1. アクションバーの+マークをタップします。
  2. アプリ提供のサーキット一覧が表示されます。(選択された国によってはアプリ提供のサーキットが全くない場合もあります)
  3. 一覧に目的のサーキットがある場合はそれを選択します。
  4. 無い場合は、画面下の[New circuit name or address]にサーキット名かサーキット住所を入力し[検索]をタップします。
  5. Googleマップにそのサーキットが見つかると、経度と緯度が自動的に入力されます。経度と緯度を自分で確認して入力することもできます。
  6. 3つの値を入力したら、[OK]をタップします。

f:id:bizstation:20181108125336p:plain

入力するサーキット名はGoogleマップで検索可能な施設名である必要があります。見つからない場合は、「Could not found xxx on Google map」と表示されます。住所を入力して検索し、後で名前を変更することができます。

関連リンク
緯度と経度の確認、入力 - パソコン - マップ ヘルプ

サーキット情報の説明

サーキット情報には以下のものがあります。

名前  必須/任意  内容
Finish line 必須 ゴールライン
GPS line 任意 Android内蔵GPSなど低精度のGPSでラップを検出するライン。GPS lineが未指定か高精度GPSの場合はFinish Lineが使用されます。
Magnet line 任意 磁気ラップセンサーの誤検出防止するためにマグネットが埋設された場所を示すライン

低精度なGPSでラップを検出する場合、直線距離を長く取った方が精度が良くなります。そのためGPS lineはカートコースなどで小さなコースで直線を長く取るためにストレートエンドなどに設けます。

サーキットのラインを編集する

ラインの追加または変更

  1. 一覧から編集するサーキットをタップします。
  2. 地図が表示されたら、地図の任意の場所を長押しします。
  3. アクションバーの[ラインの編集...]をタップし、追加したいラインの種類を選択します。 f:id:bizstation:20181107123751p:plain
  4. 地図を拡大するなどしてコース上のラインの位置を表示し、ラインの中央の点をタップします。位置を示す赤色のマークが付きます。 f:id:bizstation:20181107124351p:plain
  5. 進行方向に数メートル離れた中央の点をタップします。認識されたラインが白線で示されます。
  6. 思い通りでなかった場合は[Reset]をタップして手順4に戻ってやり直してください。
  7. 問題なければ[OK]をタップします。

これで、選択したラインが追加または更新されます。

捕捉ですが、セクターラインの編集は、ラップリストから実際の走行データから位置を指定することも可能です。セクターの追加はこの方法の方が便利です。 詳しくはアプリガイド マップ上にセクターラインを追加するをご覧ください。

ラインの削除

  1. 一覧から編集するサーキットをタップします。
  2. 地図が表示されたら、地図の任意の場所を長押しします。
  3. アクションバーの[ラインの削除...]をタップし、削除したいラインの種類を選択します。(Finishラインは削除できません。) (セクターはすべてのセクターが削除されます)

ラインを数値で入力する

セクターラインの位置を仲間で同じ値にしたい場合は、数値で入力することで完全に同じにすることができます。 また、サーキット名の変更も可能です。

  1. 一覧から編集するサーキットを長押しします。
  2. アクションバーの...をタップし[値の編集]をタップします。
  3. 各ラインの緯度・経度・方向が表示されます。
  4. 各値を入力しアクションバーのf:id:bizstation:20181107130954p:plainをタップします。

サーキットを削除する

  1. 一覧から編集するサーキットを長押しします。
  2. アクションバーのゴミ箱をタップします。

この削除はマイサーキットからされるだけで、アプリ提供のサーキットが削除されることはありません。

高精度GPS

いよいよ高精度GPSユニットが出来上がります。このGPSと組わせると、駐車場や広場・河川敷など走行が許されればどこでもサーキットとして認識し計測が可能になります。

Enjoy with Drogger!