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ドロガーで壁を越えよう

ジオイド 2024 日本とその周辺の対応

2025年4月1日より標高計算に使用されるジオイドモデルが、「2011日本のジオイド」に替えて「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」に変更になることが国土地理院よりアナウンスされています。

参考 国土地理院 地殻変動や累積誤差を含まない標高基準が完成

ビズステーションでは関連するソフトウェア Drogger Processor・Drogger-GPS・ 受信機F/Wの対応を行いましたのでその詳細をお知らせします。

尚、この内容を2025/3月末に弊社より直接ご購入いただいたユーザー様にはメールにて再度ご案内する予定です。

ジオイド 2024のパラメータファイル

新しい2024ジオイドモデルのパラメータファイルはジオイドの値だけでなく、以下の点も異なっています。

  • 対応する地域
  • データフォーマット

このため2024ジオイドモデルに対応したソフトウェアが必要です。

ユーザー様で必要なアクション

国土地理院では、「2025/04/01に最新のパラメータファイルを公開する」としています。弊社では 当日早朝に各プログラム用のデータを配信いたしますが、ユーザー様のアクションと時間が前後してしまう恐れがあります。
以下に対応状況を記載いたしますので、このページを再読み込みいただいき対応状況をご確認ください。

-- 現在弊社ソフトで配信されているジオイド 2024のパラメータファイルバージョン --
2024年3月27日 試行版

試行版ではない正式版への対応が確認できましたら以下を行ってください。

  1. Drogger Processorを最新に更新します。
  2. Drogger-GPSアプリを最新に更新し、インターネットが利用可能な状態でアプリを起動します。
  3. SDカード付受信機でジオイド変換をされたい場合は、F/WがVer 4.3.2以降か確認し、それ以前の場合はF/Wを更新します。 Drogger-GPSで受信機に接続し最新のパラメータファイルをインストールします。

Drogger Processor

プロジェクトオプションでジオイドモデルの選択が可能

Drogger Processorでは、プロジェクトごとに使用するジオイドモデルが記録されます。切替時期をまたぐ測量作業に対応するため、 Ver 1.0.3.145以降ではプロジェクトオプションで選択可能にしました。

2024年 12現在では「ジオイド 2024」は測量には使用できないため選択肢にありませんが、2025/4/1以降は「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」が選択肢に加わり選択可能になります。

新規プロジェクトでジオイドモデルを指定する

新規プロジェクトを作成する際に、ジオイドモデルと平面直角座標を指定するようにしました。

プロジェクトを作成すると、プロジェクト名の入力の後に下図のダイアログが表示されます。
(こちらも、2025/4/1以降は「ジオイド 2024 日本とその周辺対応」が選択肢に加わり選択可能になります。)

Drogger Processorは、既に試行版のジオイド 2024のパラメータファイルを含めて配信しています。 2025年3月末時点でパラメータファイルに変更がなければそのまま計算可能になります。変更があった場合は、Drogger Processorを更新いただくことで正式なパラメータファイルがインストールされます。

Drogger-GPS

Drogger-GPSではジオイドは観測値の保存時にリアルタイムに使用するため、適用するジオイドモデルはシステム日付に基づいて自動決定されます。

Ver 2.16.283以降では内部では起動のたびに常に以下のように処理されます。

  1. アプリ起動時に設定の「日本のジオイドを使うがON」かどうかを確認します。
  2. ONの場合、日付から必要なジオイドパラメータの有無を確認します。
  3. ない場合、弊社サイトから自動ダウンロードします。
    (ダウンロード進行ダイアログを表示します)
  4. ダウンロード出来た場合は、最新のジオイドモデルを使用します。
  5. ダウンロードできない場合は、ジオイド変換を行いません。受信機デフォルトのジオイド(EGM 96)のままで記録します。

現在のジオイドモデルは、[設定]>[座標系と表示]>[日本のジオイドを使う]で確認することができます。
日本のジオイドを使うは一度ONにしますと、ONでロックされ変更されないようにグレーアウトされます。ON・OFFのスイッチ状態などは正しく表示します。

Drogger-GPSがダウンロードするジオイド 2024のパラメータファイルはまだ配置されていません。正式版がリリースされた時点で配置されます。

SDカードスロットのついた受信機 F/W

SDカードスロットのついた受信機ではジオイドパラメータファイルをSDカードにインストールすることで、NMEA GGAの標高を日本のジオイドに変換できます。

  • インストールできるパラメータファイルは1つだけです。
  • Ver 4.3.2以降のF/Wは「ジオイド 2024」も含めパラメータファイルのバージョンなどを自動認識します。
  • パラメータファイルに基づいて変換を行います。

F/WをVer 4.3.2以降に更新いただき、2025/4/1以降にDrogger-GPSで受信機に接続し最新のパラメータファイルをインストールすることで対応できます。

ジオイドパラメータファイル出典

国土地理院コンテンツ利用規約に基づきジオイドパラメータファイル出典を明記します。

Drogger Processor・Drooger-GPS・受信機 F/W で使用するジオイドパラメータファイルは、国土地理院の以下のデータを独自のバイナリーフォーマットに変換したものです。

日本のジオイド 2011 Ver 2.2

データ 公開日 URL
日本のジオイド 2011 (Ver.2.2)] 22023年6月2日 https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_reference.html

ジオイド 2024 日本とその周辺の対応

データ 公開日 URL
ジオイド2024 日本とその周辺(試行版) 2024年3月27日 https://www.gsi.go.jp/buturisokuchi/grageo_reference.html

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